Nicotto Town



十三人の刺客

先週、雨で断念した「十三人の刺客」を観にいきました。(10月末まで有効の、タダ券があったこともあり。で、観終わったら、うちに帰って、CS観戦ですね。)

普段、歴史小説を好み、藤沢周平原作の映画化は見逃さない私。「のぼうの城」も、映画化、映画化と言っていて、やっとか。と楽しみにしています。

※ 余談ですが、藤沢文学最高傑作の「蝉しぐれ」。映画は完全な駄作でした。NHKのドラマはよかった。

さて、「十三人の刺客」、テレビから伝わる前評判は高かったが、果たして。。。

結論は、面白かった。よかった。そして怖かった。。。

内容は、日本人好みで、シンプル。展開は観る人を裏切らず。(どんでん返しなし)

ネタばれと言うほどの事ではないと思うので、私の思うところを言うと。

「七人の侍」と「忠臣蔵」の要素を足したもの。故に、日本人の感性を裏切らず。

なぜ、七人の侍かといえば、

・リーダーの人柄で、すぐれたメンバが集まり。
・知恵を絞って、大群の敵に立ち向かう。
・が、一人、一人、戦いの中で倒れていく。
・道化者が活躍。(七人の侍では、三船敏郎の菊千代。こちらではさて。。。)
・あと、宿場に誘い込んで、敵を分断するところが、オマージュにも思えます。

で、なぜ忠臣蔵かといえば

・権力を持った、絶対的な悪が相手。(こちらは、吉良上野介なんか足元にも及ばず)
・それでも、切れ者の家老が、葛藤を抱えつつも、受けて立つ(千坂兵部、色部又四郎みたいに)
・この家老が、主人公の知己であり、ライバル。その駆け引きも見所。(大石と千坂みたいに)

ということで、展開には引き込まれてしまいました。

刺客の人たちは、半分が若手。松方さんだけが、やけに殺陣が軽やかで、「太秦」感があったものの、他は、エロ男爵すら、泥臭く、必死な感じが、高い緊張感をかもし出していたし、

脇役がよかった。贅沢です。内野聖陽、平幹二朗、松本幸四郎。特に幸四郎は、辛過ぎる。。。岸辺一徳は、ここでは言えませんが、「必死剣 鳥刺し」の家老役とは全く異なり、しかも、あんなことまで。。。

そして、何より、この映画をすごいものにしたのは

吾郎ちゃん。

ハンパないです。マジ怖いよ。本人が言っていた「この映画が公開されたら、僕はみんなに嫌われる」は、まさにそのとおり。

この映画、PG12だけど、僕が親や学校の先生なら、前半の暴君ぶりを示すエピソードは、中高生にも見せたくないなぁ。

でも、あんな暴君、そして犠牲者は、歴史の影にたくさんいたんでしょうね。中国では、始皇帝、項羽、西太后とか。

最後に、本願を達成しても、気分爽快に終わらぬあたりも、評価したいところです。

大人の方は、御覧あれ。

なお、役所さんの次の映画、「最後の忠臣蔵」も、予告編を見る限り、期待大です。

#日記広場:映画

アバター
2010/10/23 00:16
同感!公開初日に観ました。
1シーンが強烈に記憶に残っています
アバター
2010/10/18 11:01
GWに見た予告編の吾郎ちゃん見てなんとなくそんな気はしましたが。。。
そうなのか~(。-∀-)ニヒ♪
殺陣なんかも気になる所です♪♪
アバター
2010/10/18 07:35
え~~><気になるぅ~~><
PG12なんですね~・・・
ごろ~ちゃんそんなに怖いんですか><
ごろ~ちゃん好きだからやめとこっかな~・・・



Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.