尖閣諸島問題などで反日デモがさわがしい中国ですが、
彼らの日本への侮蔑語に「日本鬼子」というのがあります。

これは最大級の侮辱語らしいのですが
これに対し日本の２ちゃんで「日本鬼子（ひのもとおにこ）」という
萌えキャラをつくって、「日本鬼子」で検索すると
萌えキャラがトップに来るようにしようぜ！という企画が進行中らしい。

なんというか…日本らしい対抗手段と言っておきましょう。
で、そのイラストなどがどんどん投稿されているようなのですが
その目論見を知った中国オタクたちの反応が以下です。

「日本鬼子」中国オタクへ侵攻開始
http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51593329.html
文中リンクのまとめサイトに行くと鬼子ちゃんのキャライラストが見られます。
投票によって決定稿が決まるようです。

こういった茶化すという行為は江戸の昔から日本人の
バランス感覚に染み込んでいるようです。
アジア・朝鮮史研究家の古田博司氏がこういった茶化すことを
「ティーゼーション」よ呼び、江戸時代もガチガチの朱子学が
入って来たとき等に瞬く間に落語に使われてネタにされてしまうなど
日本人の持つ大切な特質としています。

明治から戦後にかけて失われかけたティーゼーションが
２ちゃんねらー等に受け継がれているという見方もしています。

今回の「日本鬼子萌えキャラ企画」が図らずも古田氏の言葉を
実感できるきっかけをくれました。

面白いものです。