詩「消せない」
- カテゴリ:小説/詩
- 2008/11/03 00:16:16
気が付けば海に来ていた
海原から吹いて来る強い風に
しっかりと足を踏ん張って
自分の哀しみがどこから来てるのか
そんなことさえ見失っていた時に
寄せては返す
波の波紋は
僕の哀しみとは別のところにある
なのにどうしてこんなにも
見ているだけでこんなにも
胸が苦しいほど切ないのだろう
海岸沿いに咲いていた花は
僕の手で摘み取られたときには
それはすでにもう死に向かっていて
だからこそ切ないほどに美しくて
僕はそれを波間に向かって投げた
無性に何かを傷つけたい気分で
この焦燥を
この怒りを
この憐憫を
この いとおしさを
なんと呼べばいいか分からない
愛されていても
こんなにも強く愛されていても
絶望的な孤独感に包まれる夜がまたやって来る
どうしても拭えない
その闇の深さを
消せない
と叫んでみる?
(。-ω-)ゥーム・・・
ようするに、究極、人間は孤独ってことかな。
たしかに、愛してる人だって、意識のなかまで入ってこれないからね。
愛は不確かなものだし。
よっぱらいは、その闇の深さをお酒でまぎらしてるだけかもね。
また、お酒かいって。。。。