光車よ、まわれ!
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/11/13 00:03:15
1973年に初版として刊行されたファンタジー小説です。
幻の名著として聞いた事があったのですが、最近手に入れたので読んでみました。
はじまりは、ある雨の朝。
登校した一郎は、周囲の様子がいつもと違うことに気づく。
奇怪な事件が続出する中、神秘的な美少女・龍子らとともに、
不思議な力を宿すという≪光車≫を探すことになるのだが----。
≪光車≫とは何か。一郎たちは「敵」に打ち勝つことができるのか。
魂を強烈に揺さぶる不朽の名作が、待望の文庫版で登場。(Amazonより)
登校した一郎は、周囲の様子がいつもと違うことに気づく。
奇怪な事件が続出する中、神秘的な美少女・龍子らとともに、
不思議な力を宿すという≪光車≫を探すことになるのだが----。
≪光車≫とは何か。一郎たちは「敵」に打ち勝つことができるのか。
魂を強烈に揺さぶる不朽の名作が、待望の文庫版で登場。(Amazonより)
物語の舞台は、おそらく1970年代の東京。個人的には中目黒あたり?を想像して読んでいます。高台があったり、商店街や小学校のある住宅地の中を川が流れていたりしているので。
子供が主人公のファンタジーですが、どちらかというと、ダークファンタジーな感じがします。主人公に力を貸してくれる人が死んだり、仲間だった友達もあっさりと殺され、敵に組する家族も出て来る・・・。
廃工場の秘密基地。夜の図書館。。。子供達の活躍の舞台も魅力的です。
現代の日本(昭和40〜50年代ですが)を舞台とした数少ない本格ファンタジーですので、日本独特の湿気を感じる幻想世界を味わって頂けたら、と思います。