風の陣 裂心編
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/11/17 22:29:50
以前も書きました高橋克彦の小説です。
5部完結です。
裂心編を読むにあたって、先の4編も読み直してから裂心編にとりかかりました。
で、裂心編を3度読み返してみて、感想は、???でした。
ネタばれっぽいですが
主人公が、嶋足から鮮麻呂に変わっている。
まあ、それはいいとして、嶋足はどこへ行った?
「火怨」で天鈴が言った「蝦夷にとっては口にするこのも憚れる名となったが」の顛末もなし。
「火怨」の裏話としては、なるほど、なのですが、う~ん、かなりの不完全燃焼。
(”裏話”の意味は、ジェフリー・アーチャーの「ケインとアベル」と「ロスノフスキ家の娘」の関係みたいに、ひとつのイベントを別の立場から描いている)
完結編ゆえ、私のモヤモヤ感は結して解決されないのか。。。
う~ん、先の4編とは、別物として読むしかないな。むしろ「火怨」のイントロかな。。。
でも、嶋足の方は??????