Nicotto Town


妄想系音楽論


The Wagon

Dinosaur Jr. 「Green Mind」から

青空の下、風を真正面から受けながら頭に流れるのはこの曲のギターソロ。長ったらしいソロは弾かないけれど、感情のおもむくまま、弾きたいように弾いている(ように聞こえる)J Mascisのギターソロを聴いて感じるのは、ただ一言、「自由」です。
自由とは、おそらく本当に自由なときに意識するものではなくて、ある程度制約がある中で感じるものなわけですが、ちょっとだけストレスを感じながら、そのストレスが風に乗ってふっと意識から消えていく瞬間、このギターソロはほんとうに気持ちよく、頭の中を流れていくのです。こんなギターソロを、爆音で、力任せに弾き倒す自分をイメージしながら、そんなJ マスシスの姿に憧れながら、また戦う勇気をもらうのだと思います。
やる気のなさそうなヴォーカルと、でも実は左手が腱鞘炎になるほどギターを弾いているJという人を思いながら、やっぱりロックンロールという音楽は不滅だと、思うのです。

このアルバムはメジャー・レーベルと契約した第1作で、そこからバンドが少しずつ疎遠になっていく…ということを考えると、少し物悲しくもあるのですが、やっぱりこのアルバムから好きになった自分にとっては思い入れの深い1枚です。ジャズマスター→ビッグ・マフ→マーシャル最強。

http://www.youtube.com/watch?v=l-PP7vpnYTA
↑うそくさいクレイ・アートですが、原案はJ。どこまでも不思議な才能。

http://www.youtube.com/watch?v=ThFIz4qV-vU
↑当時のライブ。ギターソロから始まる。ベースはすでにマイク・ジョンソン。

アバター
2010/11/20 16:59
このアルバム、ジャケも良いんですよね。
何だかザラザラした感じが出てて。
アバター
2010/11/19 13:43
私が持っているのもこのアルバムです*
あとはシングルコレクションのやつだったかな?

まぁ「このアルバムがいいよ」とすすめられたからですがね笑



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