世の中的には、レトルトカレーをレトルトのご飯の上に掛けて、コンビニのサラダセットを皿に盛って並べたのをカレーを作ったって堂々といえるものなのかね？
　でも、PCで、自称「自作」ってのはそういうものだったりする。

　それ以外にも「ディスクトップ」「インストロール」「グラボ」なんて単語が含まれる物の質はおおむね低い。
　必要十分条件をそれだけで満たすわけではないので、必ずしもそれらを含む文章を書く人間がでたらめしか書かないかというとそういうわけではないのだけど、首をかしげるような論理の展開や、誤字脱字誤用、デマの流布なんて代物には大抵どれかがヒットしている。
　なぜか？は「なぜ間違えるのか？」を考えれば概ね見えてくる。

　もっとも、それらの多くは、備忘録や個人的な私信が多く、何かの説明をしようという目的ではないことが多いというのも原因だと思うのだが、情報を検証した形跡が無いものがあるのには閉口する。いや、考えを書いた上で、間違ってるならそれは仕方が無い。でも考えた形跡が無いんじゃ得る物すらない。

　コミュニティーサイトの多くは情報としてのS/N比は低い。
　むしろ、中身よりは対話したという既成事実が意味を持つので、中身は出鱈目でも話をあわせるか、すごいですねぇくらいの世辞を言っておくのが社会生活を行う動物としては多分最適解だとは思う。（慇懃無礼にしか思えないので自分はやらないがねｗ）

　ここに挙げるものに他意はないんだが…たとえばこのサイトのパフォーマンスの目安をメモリ容量で示すとか、ずらっとサービス料金を並べて、自分でできればこれを払わずに済むので、「自作にしましょう」なんてのはもう妄言の世界だし、MBR部分の復旧に無条件にどこぞの偽善ディストリビューションで、install-mbrを実行とか、情報が古いにもほどがあったり、青画面が出たらお掃除しましょうとか、マジナイや迷信にもほどがある。「限定的にはそれらは真」であり得るのだが、「結論と論理がきちんと整合性を持ったものになっていない」のは説明とかTIPSとしては論外だ。有効なケースが読み取れなければ意味が無いだろう？

　メモリは「速くなる為のデバイスでは無い！」のはコンピューティングの基本だ。「足りない場合に極端に遅くなっている」という似て非なるものだということが分かっていれば、容量を基準にパフォーマンスに言及することは無いはず。

　メーカー謹製の商品だからってできない対処を探すほうが難しいだろう？多少の自由度に差があっても、組み立てだってサービスを受ければ費用は同じじゃないか。

　install-mbrが何を示すか？何処を書き換えるかを認識していれば、NTFSの署名を潰してトドメを刺すようなアドバイスもしないだろう？ましてや昨今のHDDリカバリなシステムは何処に起動の仕掛けが書いてあるかすら考えないのか？OSの確認もしないのか？これは純正ツールで上書きすることも含め、安易な作業は本気で復旧を困難にするのだけどなぁ。ましてや明らかにその先のフェーズやそれ以前のフェーズで駄目なのにマジナイのように実行させようとするのはどうなんだろう？

　青画面だって、表示された文字列すら見ずに対処したって無駄だろう？HDDが落とし穴だらけでさっき落ちて出られなくなりましたって内容が書いてあるのに掃除したり放熱しても意味が無い。PCとユーザの顔が真っ青になるときの共通項は「その時点でOSが処理を続行することが不可能な状況が生じた」ということだけで、原因までは同じとは限らない。

　突っ込むのはきっとネタにマジレス状態なのだろうが、それが場合によっては地雷な場合にはどうしたものかと思ってしまう。

　サポートコストは無視しちゃ駄目よって話をしたのにわざわざ寄せ集めで一台つくって早速トラブル発生とか言葉を紡ぐ価値が無いんだなぁという感想しか持ちようが無い。

　ああ…多分何もいわず何も読まなければいいんだよね。うん。
　基本的に自分の言葉で自分の血肉から紡いだものなら文句は無い。話に整合性があるなら「この辺違わね？」って話もできるだろうけど、結論と論理が乖離してちゃそいつも無理ってもんだ。
　誰かが真に受けて踏む地雷のリスクと、世間話として機嫌とっておくのとどちらが人としては正しいのだろうねぇ？いったところで、逃げや言い訳の台詞すらテンプレートだったりするのにも脱力感が漂うんだよなぁ。
　…こっちだってぼーっと挙動眺めてるだけの素人だっつーの！