切ない切ない^p^
- カテゴリ:自作小説
- 2010/12/04 14:06:20
たまに切ないのが書きたくなる私^p^
記憶喪失ネタです。
N×Sでどーぞ!
N:「はぁっ・・・はぁっ・・・。」
汗だくになりながら俺は病院まで走った。
自分がこんなに人のために頑張れるなんて思いもしなかった。
だって、翔ちゃんが倒れてしまったんだから。
久しぶりのオフの日、翔ちゃんは雑誌の取材で俺は休みだった。
雑誌の取材が終わったら2人で過ごそうね、なんてのんきな事言ってたのに。
電話がかかってきて仕事終わったのかな、なんてうきうきしながら電話にでる。
電話から聞こえてきたのは愛しい愛しい恋人の声なんかじゃなくてパニックしすぎて泣きそうな相葉さんの声。
翔ちゃんが倒れた。
その事実だけ聞いた俺はすぐに電話を切って病院に直行した。
わけが分からなくて、泣きそうになって、翔ちゃんの無事だけを祈った。
病室に入るとメンバーと翔ちゃんが元気そうに話してて、安心してへなへなと座り込んでしまった。
A:「あ、にのぉ!」
O:「翔くんたいした事なかったよ。」
M:「よかったなぁ。」
元気そうな翔ちゃんをみて本当に安心して翔ちゃんに話しかけた。
N:「ったく、心配かけて・・・体はもう大丈夫なんですか?」
俺の大好きな笑顔で返答が返ってくる、そう思っていたのに翔ちゃんの瞳は不安と恐怖の色で揺らいでいた。
N:「・・・・?翔ちゃん?」
S:「あの・・・すいません。どちら様でしょうか?」
N:「え?」
翔ちゃんが冗談を言った。そう信じたいのに俺の心は不安と焦りでいっぱいになった。
A:「え!?翔ちゃん・・・何いってんの?」
S:「え・・・?皆の知り合い?」
O:「うそでしょ?ほんとにニノのこと知らないの?」
S:「ニノっていうの・・・?え・・・?会った事あるっけ?」
その言葉が俺の心にぐさりと刺さった。
N:「え?翔ちゃん、ふざけないでよ!!」
俺は思わず大声をあげて翔ちゃんを怖がらせてしまった。
ビクッとして俺を見る目はいつもの俺を見る目じゃない。警戒して、おびえている目だ。
O:「ニノ!落ち着いて。」
大野さんに呼ばれて俺は我にかえった。
O:「とにかく、俺は先生呼んでくるから。」
大野さんが病室をでていったあと病室は一気に静まり返った。
A:「あ、あは・・・翔ちゃん、冗談でしょ?」
M:「相葉ちゃん!翔くんが冗談に見えるか?」
A:「で・・・でも、何で恋人のニノを忘れるなんて・・・!?」
N:「相葉さん!今それを言わないで下さい!!」
信じたくないけど、記憶がなくなっている翔ちゃんの前でそんなこと言ったら混乱してしまうに決まってる。でも・・・なんで俺だけ?
気まずい空気が流れる中、大野さんと先生がやってきた。
先:「残念ながら・・・二宮さんの記憶だけ完全になくなっています。」
医師が翔ちゃんのいない部屋で俺だけにその事実を告げた。
N:「何で・・・俺だけなんですか・・・?」
先:「原因はよく分かりません・・・。本当に申し訳ありません。」
N:「改善は・・・するんですか?」
先:「今の所よく分かりませんが、二宮さんと会っていく中で記憶が改善されていく。そういう可能性も十分にあります。」
先生の話を聞いて、俺はある決心をした。
普通のメンバーとして、翔ちゃんと接する。
つまり、恋人であるということは隠しておく。
俺と恋人だって今の状態で言っても翔ちゃんがパニックを起こしてさらに思い出せなくなっちゃうから。
本当に辛いけど、翔ちゃんのためなら。
思い気分のまま病室に戻るとメンバーはいなくて、翔ちゃん一人が窓の外を眺めていた。
メンバーは今日はずせない仕事があったから仕方のないことだろう。
俺は気持ちを隠して翔ちゃんに明るく話しかけた。
N:「しょーうちゃんっ!!」
S:「うわ!・・・えぇと・・・二宮・・さん?」
ズキリ、と心が痛んだ。「さん」をつけられただけで翔ちゃんに拒絶された気がしたからだ。
N:「ほら、翔ちゃんが好きなシュークリームかってきたよ?あと俺はニノでいいから。」
S:「あ・・ありがとうございます。」
むしゃむしゃと2人でシュークリームを食べた。こうしていると、翔ちゃんが記憶喪失なんて考えられなかった。
するとずっと黙っていた翔ちゃんが口を開いた。
S:「俺と・・・二宮さ・・ニノの関係ってなんなんですか?」
恋人って胸を張って言いたかったけど俺は作り笑顔でうそをついた。
N:「ん?えっとね、同じ嵐のメンバー。関係なんてそれだけだよ?」
S:「そ・・・うですか。」
嘘だよ。本当は今すぐ抱きしめたい。恋人だって、自信持って言いたい。
キスだってしたい。2人で過ごしたい。
いろんなことを思っていると突然翔ちゃんが驚いたような顔をして俺の顔をみた。
S:「にの?・・・どうして泣いてるんですか?」
N:「え・・・?」
気づくと涙が何粒も頬を伝って落ちていた。
字数たんないので次のやつに書きます!!
いいよ_!この話さいこお
髪色いいね!
うちも、そんな髪色がいいなあ