拙い言葉がおぼつく夜に
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/12/07 18:22:06
夢中で
家を飛び出して
裸足の足が蹴る大地には
冬の到来を感じさせる
霜柱が聳える
とめどなく溢れ出し
止まらない涙を
拭うことも忘れて
ただ 駆けていく
目的地なんて なくて
あるとするならば
貴方の腕の中
何も 考えたくなくて
ここがどこかなんて
分からないくらい
遠くへ行けたらいい
ただ それだけを心に持つ
泣きたくて
苦しくて
辛すぎて
もう 何もいらない
もう 誰も信じない
自分自身すら
信じてあげられない自分に
何もかもが
分からなくなる
音をたてて
崩れ落ちていく足元
誰かを 傷つけることが
なくなるのならば
自分が 傷つかなくて
すむのならば
いっそ このまま
地獄へ
堕ちてしまおうか
会いたい
逢いたい
アイタイ
心の奥底に 眠る想い
アナタニ アイタイ
駆け出した夜
足を止めて
見上げた夜空には
満点の星が輝いていた
星の瞬きに
頬を伝う
一筋の涙
アナタヲ アイシテイル

























