悲惨な事になった。

血迷ったコウタが、ドンぺリでシャンパンシャワーをやらかしたおかげで、バカラのグラスが2個と、６畳サイズのペルシャ絨毯が犠牲になってしまった。

で、男共２人が帰ったので、残ったのは何時もの女３人組と、男は煮え切らない草食男のヨシオ君１人になった。

床のガラスや、絨毯の片づけなんかで急に酔いが回ってきた感じ。ヨシオ君はイスに座って、テーブルにあるドンぺリを眺めている。

「ヨシオ、それ残ってたら飲みなよ。」「半分近く残ってるから皆で飲もうよ。」とヨシオが誘ったが、私たちは見ているから。

噴き出したドンぺリの口を咥えたコウタはあふれた液体を激しく吹いた時、鼻からもかなり噴き出たように見えたし、むせてゲロッたときは、瓶の口越しだったから、そんなもの飲む気がしない。

「私達いつも飲んでるからいいよ。ヨシオ一人で飲みなよ。」「うわ、ドンぺリ独り占めか。なんか悪いな。」知らぬが仏とはこのことか「いいよ、私達はこっちを飲むから。」と言いながら白ワインの栓を抜いた。ワインはシャブリのグランクリュ、もうヤケクソだから。

さて、落ち着いたと思ったのもつかの間、今度はヨシオの様子が、なんかかなりへべれけになって、舌がもつれている。元々酒は強くないのに。

酒の弱い人間にシャンパンは危険な酒だ。炭酸が強いからアルコールをあまり感じなくて、そのくせ度数はいっぱしなので、弱い人間は直ぐに酔っぱらってしまう。それにヨシオとしてはその前から結構飲んでいたわけだし。

案の定、トイレに入ったら出てこない。こういう時、トイレが２つあると便利だね。初めて有難味が分かった。

「どうする？」「下手に動かして気持ち悪くなられても困るから、暫くはトイレの住人ってことね。」「もうこんな時間だし、リエとエリカはここに泊まっていくとしても、ヨシオはどうしよう。」

とか何とか言ってる内にヨシオがトイレから無事生還･･･でも無いか。

これはマズイ。目はうつろ、足下もおぼつかなくて、ソファに座ろうとしたらしいが、床に尻餅をついてしまった。絨毯が無くなっているから、直接フローリングの床なので痛いだろうが、感覚がないのか、その場で横になった。その尻がじっとり濡れている。

「ナンダこれは！まさか漏らしたんじゃないの？」すると見に来たリエが「いや、これは、男なら前がぬれるから、これはおしっこじゃない。」キッパリ答えられると「ナルホド、ではこれはナンジャ。」

当然ヨシオにも聞こえているから、ぼそぼそと言い訳をするには、用が済んだ後気持ち悪くなってパンツはいてから便座に座ってうつらうつらしているとき、おしり洗浄ボタンを押してしまったらしい。

それにしても、何とかしなくては。シャァナイから、フトンを持ってきておしりにバスタオルが来るように敷いて毛布を掛ければと思っていたら、リエがヨシオのパンツを脱がせにかかっている。

このまま寝られてもフトンが汚れるかも知れないので、私も抵抗するヨシオの上半身をつかんで手伝った。

手こずったものの、ヨシオの下半身露出に成功。そのヨシオは、這ってフトンに行くと毛布を被ったが、その間私達の目は殆ど一点に集中していた。

それで、脱がせたパンツ（上履きの方）はハンガーに掛け、エアコンの風の当たるところに吊るし、下履きパンツはエリカが手洗いしてくれたけど、直ぐには乾かないから。そしたら、取り敢えず私のパンツ（下履き）を履かせようとリエが言い出し、勝手に寝室に入って物色し始めた。

「れい、もっと地味なのはないの？」そう言われても殆どがレースとかがついてるし、シンプルでも浅履きが殆どだから、ましてＴバックなんかはけるわけはないし、結局サイズ的に使えそうなものはピンクでフリル付きだけど、これしかない。他のはどこかが（多分）はみ出てしまうから。

はじめはいやだったけど、これを履いたヨシオが見たくてワクワクしてきた。

で、ヨシオの所に行くと、寝てるョ。

エリカが食卓の椅子に座って見下ろしながら、今度はウイスキーを飲んでいる。しょうがないから私達も飲み始めたが、「どうする？このままだとこいつも泊まっていくことになるよね。」「うーん。一応男だからね。多分何もできないと思うけど。」なんて話していると、また酔いがまわってくる。

リエが例の上目遣いの表情を見せた。この後は例のおっぱい攻撃が始まるのを知っているから、エリカと身構えると、今回はいつもと違って、じっとヨシオを見つめている。

そして、とんでもないことを口走った。「ねえ、みんなでヨシオを犯しちゃおうよ。」

と、突然何を言い出すのだ。

ヨシオのところに行くと、相手は女ではないので、おっぱい攻撃ではなく○○○攻撃を始めた。

ここからはR18になるので該当しない方は読んではいけません。

つづく。