Nicotto Town


永遠などない、それこそ永遠


マンガやアニメの規制って

 最近ニュースで流れるマンガやアニメの規制ですが、ネットで調べていると何かマンガやアニメを見下した発言が多いようです。
 それでも感情論ではなくちゃんとした理屈で相手を言い負かす事ができなければ規制はなくならないだろうと考えていました。 
 ですが、今日読んだ小説のあとがきで作者さんが書いてた事を読んでもう我慢の限界が来ました。
 
※ここから先は感情論が多いです。単なる愚痴です。マンガとかアニメとか下らないと思ってる人は見ないほうがいいです。





 
規制されてるのは、今はまだマンガとアニメだけですが、この条例を決めた人はラノベだとかゲームだとかまでひっくるめて馬鹿にしてる発言が多いです。
 さらに馬鹿にしているのに、馬鹿にしているものを『存在そのものが悪』とでも言うかのように見向きもしていない。
 将来はラノベでそこそこ売れる作品がかけるようになりたいなーと思っていて、はっきり言ってしまえばいつかはプロになる事を夢見る自分にとっては、将来の夢を否定されたも同然です。
 まあ自分だけのことならばまだいいでしょう。ですが漫画家になりたいと思っている子供達は割と多いと思います。少なくとも自分の周りではそうでした。それにゲーム関係の仕事も人気が高いと聞きます。大人が、子供達の夢を肯定するべき大人が、それを否定するのはどうなのでしょうか?
 確かに自分でも見ていて嫌になる作品もあります。まあそういったものは少しだけ見て後は見ないようにしますけど。
 ですが逆に、とても良い気分になる作品。それこそ価値観が大きく変わった作品、涙が止まらなくなるほど感動した作品があるのも事実です。
 そんな良い作品までバカにしないで欲しい、誰かにとってはリサイクル不可能なゴミ以下の価値しかなくても、誰かにとっては自分を救ってくれた命の恩人も同然の価値のある作品だってあるはずなんですから。
 実際に自分も、中学の時にラノベに興味をもっていなかったら自殺してかもしれません。 それでも、どれだけ大切な物を否定されようとも感情論だけはやめようとしていました。感情だけで発言していたら、それこそ相手がそれをネタに無茶苦茶な発言をし、興味の無い人間はそれを正しい物だと信じ、オタクは世界のゴミだ! みたいな流れになってしまうでしょう。だから感情論だけはだめだと思ってきました。
 ですが今日読んだラノベのあとがきで、ある作者さんがこんな事を書いていたんです。要約すると、それは

『どんな辛い事があっても自殺だけはやめて。そんなに辛いのなら逃げ出したっていい。
 それに友達との馬鹿騒ぎとか、恋愛とか、映画とか、漫画とか、小説とか、楽しい物なら
 たくさんあるんだから。だから楽しい物を見つけて。
 それに僕の小説読んでよ。頑張って面白い話を書くから。
 もしも僕の小説を読んで、一瞬でも辛い事を忘れられたのなら、僕はとても幸せです』
 
こんな感じの事を書いていました。
 これを読んだ瞬間に、もう泣いてしまいました。
 大人が馬鹿にする物の作者の中には、こんな『いい人』がいるんだなって改めて再確認できて、自分はとても嬉しくて、それで泣いてしまいました。
 自分の作品で誰かが少しでも辛い事を忘れられたら、自分はそれだけで幸せ。これは自分が目指していた物語の作者としての理想の形そのものでした。
 こんな『いい人』まで馬鹿にされて、自分の理想の考え方を否定されて黙ってられるほどに自分は大人しくはありませんでした。


 はっきりと言おう。ふざけるのもいい加減にしろと。
 自分が正義だとでも思っているのか? 気持ち悪い。
 自分の価値観が絶対に正しいと思うな。
 子供の夢を否定するのが大人か?
 『いい人』まで馬鹿にするのが正しいのか?
 それが大人の、それこそ東京都を代表する人間のやることか?
 僕自身だって自分が絶対に正しいとは思っていない。『自分の価値観が絶対に正しいと思うな』と書いた以上、僕は自分が絶対に正しいとは思っていない。
 感情論になったら間違いだとも思っている。
 だけど今回の都知事達の発言は、僕を救ってくれたものを否定した。僕が理想とするものを否定した。
 もう許容できる範囲ではない。許す許さないではない。存在する事を認めない。
 同じ空気を吸い、同じ言葉を喋り、同じ国に住む。それら全部が恥ずかしい。
 自分を全否定したも同然の人間と同じようにしか生きられないのが恥ずかしい。
 だから一つだけ同じにはならない。
 都知事達が僕の大切な物を見向きもしないで全否定するのならば、僕は何故規制しようとしたのかを理解しようとしながら規制に反対しよう。
 同じことをしてたまるものか。
 僕は絶対に反対する。





 まあ、こんな所でしか発言できない臆病者の戯言なんですけどね……

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