Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


君がため…七草取ろうとしたけれど



君がため 春の野に出でて 若菜つむ
     
わが衣手に 雪は降りつつ

                光孝天皇


今日は七草です。今日のYahooのホームページにも中央部分に出ていたので、みなさんご存知かと思います。

今ではスーパーでパックに入って売っているので、目先の変わった野菜のように思われている七草ですが、実は野原に生えている草も入ってるとは、小さい子は知らないだろうな。
昔は冬に野菜が少なかったので、貴重なビタミン源でした。

正月最初の子の日に若菜を食べると、災いや病気にかからないと信じられてきました。
現在の七草がゆのもとになっています。

家でも昔は母が七草をわざわざスーパーから買ってきて、七草がゆを作ってくれたものでしたが、今ではめっきり作らなくなりました。

でも本当に七草をやるなら、店で買わずに自分で取ってくるのが一番いいですよね。
教養としてか、子供のころ七草を暗記させられたことがあります。

セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ

このうち、自分の近所で採れるものといえば、ハコベくらいなものです。
スズナはカブ、スズシロは大根のこと。
セリは水辺にしか生えないし、ゴギョウとかホトケノザって見たことねーよ、大根とカブ、前の年から育てろって無理~とかありませんでした? 俺だけですか…そうですか。

とにかく、自力では採取できないものばかりです。だからこそ、ありがたみがあるんでしょうか。

で、冒頭の和歌ですが、百人一首です。
とくに古典や百人一首に詳しいわけではないのですが、子供のころ読んだ百人一首の本で、その歌と内容が印象深かったので、毎年七草になると思いだしてしまうものです。

ちなみに歌の内容は、
 初春、ぼくが野原であなた(恋人)にあげようと七草を摘んでいるときに、雪が降って来てたくさん袖に降りかかりました。という意味です。
この歌を若菜に添えて、プレゼントしたと言われています。当時の貴族は、プレゼントに和歌を添えるのがならわしだったそうです。歌のセンスがださいと、もてませんでした。

この歌は、内容が優しいのと、情景がふしぎと頭に浮かぶので、ずっと覚えていたんだと思います。
そんなわけで、光孝天皇にならって、今日は若菜摘みルックにしてみました。
手にしているのは、若菜摘みのかご…じゃなくて、青ガチャの栗拾いのかごですが(笑)

アバター
2011/01/07 21:01
ふゆさんごさん、コメント感謝です。

今年はもらいもので七草が手に入り、食べることができました。
旬のものを食べると、日本人でよかった~とか思いますw
たしかに、都会に限らず、民家の近くでは野草は摘むのに抵抗がありますよね。犬とかが…ね^^;
アバター
2011/01/07 20:31
今日は七草粥の日だったんですね…
我が家は別メニューでしたww

昔の人は風流ですよね~✿
なかなかロマンチックです^^

春の七草…ナズナや御形はペンペン草と母子草で、春の野でよく見ますよ^^
都会の草原は…見つけてもちょっと摘みたくないですけどねww



月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.