豆まきの思い出
- カテゴリ:日記
- 2011/02/03 09:50:32
子供の頃は(子供の頃の話ばかり書いてるな)、節分になると落花生をまいていた。
なぜ落花生なのか。子供心に不服でならなかった。
豆まきといえば、大豆。いり豆と決まっている。
殻つき落花生なんて、まいてもカッコ悪いし、ごつごつした形状のため、大豆と違ってパラパラ飛ばないので、まいた気にならない。
当時団地に住んでいた俺は、鬼は外の場面で、落花生をいくつかベランダからおもてに放り投げさせられた。なんか違う、と子供心に感じていた。
ベランダから夜の闇へ消えていく落花生のゆくえを、不安に思いながら案じていたことを思い出す。
今思えば、母はいり豆を床にばらまかれた場合のわずらわしさを軽減したかったのだろう。
いり豆は小さいから、家具の下などに入り込みやすいし。
そこで、殻つき落花生の出番である。
殻つきなら、床を汚さないし、大豆より大きいので回収しやすい。
それに、拾い終わった後はそのまま殻を割って食べることができる(こっちの理由が大きい気がする)。
落花生とは別に、ついでにおやつとして、鬼の面付きのでん六豆が買われていた。
でん六豆…昔はあんまり好きじゃなかったけど、今では日本一おいしい豆だと思っている。
香ばしく炒った豆に、砂糖がコーティングされている、あれだ。なかなかうまい。
俺が成長するにつれて、豆まきの行事も家ではやらなくなったけど、節分になると決まって思い出してしまう。
そしてまた、年の数だけ食べる豆を思う時、当時読んだ童話も一緒に思い出されてくるのだ。
「泣いた赤おに」と、あともうひとつ。この名前を忘れた話が印象深かった。
節分に、鬼を除ける柊と豆を買うことができない青年(?)が、気分だけでも節分をと、豆をまいたふりをして「鬼は外福は内」と言う。
だが、鬼ばかり責められてかわいそうだ、という理由から、「鬼は内福も内」と言って、豆まきごっこをする。
すると、あちこちの家で豆をぶつけられて痛めつけられていた鬼が、その家にやってくるのである。
鬼に驚いた青年は、しかし、ひとりで寂しかったので鬼を歓迎する。鬼も、家に入れてくれたお礼に、なんか良いことを彼にしたと思う。(たしか、仲間の鬼にこの家には入らないように言って、結果、その家には福しか舞い込んでこず、青年は幸せになったという落ち)
なんて名前だったのかなあ、この話は。民話じゃなくて創作なことは確かだと思う。
でも、清濁あわせ飲むというか、発想が斬新で奥が深い話だと思う。
人生は…また人生語っちゃうけど、…鬼と福、両方必ずあるものだからね。
そうだったのですか…。了解です。
なんだか真面目なお話。教えて下さってありがとうございます^^
俺もチャットはいまだに苦手です。かなり緊張してしまいます。
みなさんがbonoさんの記事を楽しみにしているというプレッシャー、あると思います。
でもみんな面白いと思って読んでますので、励みにもなるのではないでしょうか。うまく言えなくてすみません^^;
むむ、俺もこうしたメッセージを書き込める伝言板みたいなのも作っておくべきでしょうか…。^^;
ごめん・・・・
私はブログを書く=ニコの感覚なんです。
偶然、ブログがブレイクして2年。
初めはチャットなんてできませんでした。
アイテムもネタが多いからね。
確か、この鬼は内の話は、絵本だった記憶があります。名前…まだ思い出せない^^;
学校の図書室で借りて読んだと思うので、それなりに有名な作家さんの作品だったかと。
イカズチさんもお読みになっていてうれしいなあw
うんうん、陰陽思想は実に世界の真相を突いている気がします。どっちか片方しか認めないというのはあり得ないし、あってはならないですよね。
人って過ちを必ず犯すものだし。どこかでそれを許してやらないと、無理だらけの世界になりますよね。
とはいえ、誰しも良いことだけ起こってほしいので、無病息災を願わずにはいられないんですけどね^^;
例によって訪問とコメントのお礼に伺いました。
なかなかに興味深いお話ですね。
このお話は私もどこかで読んだ記憶があります。
どこだったかなぁ……。
鮮明に『絵』が浮ぶところを見ると、絵本かマンガの類だったような?
『人生は鬼と福、両方必ずあるもの』
と言う部分を読んで、『易』の思想にあるタイチーマークを思い出しました。
あの黒と白の勾玉が合わさって円になってる奴ですね。
あれは陰と陽のバランスこそが大事で、陰を悪しきモノとして全て排除する事の愚かしさを現したものだとか。
無理に片方を全面否定すると精神も環境もそれは異常な状態だそうです。
恐るべし中国四千年の歴史。
なんか、全国で落花生をまくのがふつうみたいですよwみなさん考えること一緒です。
店でも、大豆と並んで落花生や柿の種、でん六豆とチョコピーナツが並んでいます。豆ならなんでもいいみたいですw
「おにたの帽子」、子供の頃読みました。これも、家が貧しくて柊と豆を変えない家の話なんですよね。
実はさっきまでこの話を忘れていて、検索して、昔読んだことを思い出しました。
すごく切ないお話です。
節分って、鬼を追い払わなくていいんじゃないかと本気で思いなおしました^^;
↓あらすじです。
http://www.nhk.or.jp/kokugo23/16/story.html
落花生じゃあまり節分の雰囲気が出ないのは分かりますが、
お母さんもなかなかのアイディアですねww
名前は忘れてしまいましたが、小さい頃はなんとか八幡宮というところに行き、
お相撲さんが上から投げてくる大豆などを眺めていた思い出がありますww
「おにたの帽子」っていう話を小学校の時にやりました(●´艸`)
内容は忘れましたが、いわさきちひろさんの絵が印象に残りました^^(笑)
これも確か豆まきとか節分系の話だったかと・・・・
そうですよね^^ 良いことも悪いことも、両方あるのが人生ってもんです…(しみじみ)
その日落ち込んでもうだめだ~って思っていても、明日には気分も晴れることもあるかもしれないし。
悪いこと経験して、人間、成長するものですしね。
そういう意味では、「鬼は内」ってあえて言うのもいいですよね。やさしい鬼なら入ってきてもいいですw
投げるの2,3個って…w
確かに気持ちというか、雰囲気は大事ですよねw
家の中に投げないで~っていうお母さんの言い分もわかるから面白いですよね^^
掃除しきれなかった豆に虫が寄ってきたらいやですもんね^^;
適当でも、一応ちゃんとやろうっていう気持ちが良いですね。「節分~?豆が散らかるからダメ!」とか言われたら、子供心にトラウマ残りそうな気がします^^;
ふゆさんごさんの家では、お父さんが豆をまく係だったんですね。なんだか古式ゆかしい気がします^^
確かに、昔はこういった行事は、一家の長がやっていたと思います。父親が鬼の役をするのは、時代の変化があってからかな~。
節分もそうですが、こういった昔から続く行事をやらなくなるのは、なんだか寂しいですね^^;
子供は、季節の行事から何かしら学んだり、思い出作ったりするんだなあと、改めて思いました。
でん六豆、ずっとなくならずにいてほしいです^^
山形県に本社があるでん六豆…。あのマスコットは可愛いと思います^^
まっめ~はでん六♪ ってCM、昔はよくテレビで流れていた気がしますが、最近はめったに見かけません。
砂糖かかった豆は甘くておいしいですよねw
ここでのコメントを集計すると、全国各地で落花生をまく家が多いみたいですね。
やっぱり掃除とか、あと大豆よりピーナツのほうが食べておいしいとか、そんな理由からきてるのかな。
感じることが出来るのかも知れませんね^^
恵方巻きにオマケでついてる、小袋のを投げてた気がします。
「鬼は~外」で、1・2個。「福は~内」で、1・2個。
んで、残ったのをちょこっと食べる。
効果あるの?って子供心に思ってましたが、「要は気持ちなのよw」と母親が。
しかも「家の中に投げないで外に投げて」って母親が~。
適当だなあ、っていつも思ってました(笑)
うちは豆まきはいつも父の仕事で、他は誰もしたことないです…
父が蒔かなくなって久しいので…もう誰も蒔きませんね…
でん六豆…懐かしいですね^^
子どもの頃良く食べてました^^
あの豆は美味しいのう///
甘くて好きだ♪
∑(゚Д゚;)落花生www
でも、確かに利点が多いな...
言われてみればb
ゆみさんも落花生派でしたか^^
みなさん、拾って食べるんですね~。うちだけじゃなかったww
やっぱり掃除とか考えちゃいますよね。家具の奥底でほこりかぶって豆が眠っている様子も、ちょっとあれですしね^^;
記事に書いたけど、でん六豆、俺も最近食べてないな~。今度買ってこようかなw
bonoさんも落花生で豆まきしてたんですね^^
ピーナッツはおいしいですよねw
でも昔は殻を割るのが苦手でした。パカッと二つに割れれば面白いんですが、たまにひょうたん部分の片方だけちぎれたりして、失敗したなあ。
見てきました~。いや~、なかなかスリリングな展開でした。鬼の面をかぶって泣きながらひとり豆をまくおじいさんのくだりでは、もしやおじいさんが鬼になっちゃうのではと心配になりました^^;
でも、最後は良いお話でよかったです。
「鬼は内」って言うあたりが、確かに似てました。なんか、とくに教訓があるでもなく…、鬼が財宝をもってくるなら、鬼は外って言わなくてもいいんじゃないか?と節分のテーマを根底から揺るがすような内容でした(笑)
そういえば、京都のあるお寺では、節分の法会に「鬼は内」って言うところがあった気がします。鬼も自分の身から出たもの、悪い心も許して浄化しよう、みたいな考えからきていたような。
それにしても、似たような話って多いんですね~。この昔話も、「岩手県」って出てるけど、民話創作はその土地でふつうにやってますしね。昔話創作。ぴかさんのおっしゃる通り、これもオリジナルっぽいですね。
リンク貼り付けありがとうございました~^^
そちらも落花生をまいていたんですか^^
俺の家だけだと昔は思ってましたw
でも、スーパーのチラシ見たら、節分にってふつうに落花生や柿の種を載せてます。柿の種まく人はいないと思うけど。
あとで豆まきはふつう大豆って知った口ですかw俺と同じですねw
paluさんのところは飴やチョコもまいていたんですね。子供のための行事って感じですね。ほほえましいです^^
今は我が家では落花生で豆まき
だって拾って食べるから…
掃除も楽だし^^
でん六豆は食べたことないので今度食べてみよう^^
我が家も途中から
落花生になった。
美味しいから満足だった。
でも落花生好きだったので、満足でしたけど^^;
でん六豆も食べましたねぇー、懐かしいなw
蒼雪さんのとはちょっと違うけど、「節分の鬼」っていうのがありましたよ。
http://www.youtube.com/watch?v=QQ4r1aSfOXs
これはまんが日本昔話のオリジナルみたいです。
こちらのほうでは結構普通に・・チョコとかアメとかもww
少し大人になってから、「へぇ~大豆なんてまくんだ?」なんて思った記憶が・・(*^m^)
その童話は初めて聞きました。
なんかちょっとせつないけどいいお話だね^^