Nicotto Town


厨二病もここまでだ!!!←は


~争いの無い世界~*裏切りと新たな敵Ⅲ*

玲「…ッ煉ー!!」
召喚族の里で、玲は妹の名を呼びながら探していた。
星姫に知らされ、探し始めて1時間は経つ。
刻々と時間が立つことにより、玲は焦りを感じていた。
ふと、月の言葉は頭に過る。


―――――『その子の傍から離れないほうがいいわよ』―――――


玲(そんな事言われずとも分かっていたのに…なのに…!)
玲は流れおちそうな涙を袖で拭い、名前を呼びながら再び探し始めた。

そのころ他の人たちは…
玲が探し始める1時間前から探していた。
それぞれが散らばり、名前を呼びながら探していた。
星姫「煉ちゃーん、いたら返事してくださーい」
辺りを見渡しながら名前を呼ぶ。
だが、煉の返事もなく辺りは静まり返っていた。

塑羅(召喚族の里の中で煉の気配はない…一体どういうことかしら…)
一方塑羅は、煉の気配を探りながら召喚族の里の中を探し回っていた。
召喚族の人を見かけては、煉の事を聞いたりなどをしていた。

慧璃(煉ちゃんの返事もないし…気配もない…。まるで、煉ちゃんがこの世に存在しないみたい…)
慧璃は、名前を呼びつつ気配で探っていた。
だが星姫と同じ、返事もなく召喚族の里の中でも気配がない。
慧璃(もしかして…ううん、そんなことは無いと思うし、まず直接本人に…)
慧璃は何か思い当たる節があるみたいだが、そんなはずはないと自分に言い聞かせ、再び探し始める。


玲「煉ー!!」
玲は一旦立ち止り、走りながら叫んでいたため呼吸を整えていた。
そうしている間に30分は経過した。
探し始めから感じていた違和感が、どんどん膨らんでいく。
その事がとても気になるが、今は煉を探すのが先決だった。
玲(落ち着いて…順を追ったら…)
呼吸を整えながら、ミッション前から何時までいたか、自分は何時まで煉を見たかを思い出す。
玲(煉が一人になるから…大ババ様に…)
すると、急に何かを思い出したかの様に叫ぶ。
玲「そうだ、大ババ様の家に煉を預けたんだ!」
そういうと、玲は急いで大ババ様の家に向かった。


大ババ様「煉なら…3時ごろには家に居なかった…」
家に付き、煉の事を聞くと大ババ様は玲に事実を告げ辛そうにしつつも言った。
玲「そん…な…」
ギリッと歯を噛みしめ、握り拳を作ると大ババ様の家を後にした。

大ババ様の家から少し離れたところで、玲はとある処に行こうと考えた。
玲「月…あいつなら何か知ってるかもしれない…」
あの時言った月の言葉。それをまるで前々から予言していたかのようだった。
その事を言った位なら、きっと何か知っていると思った玲は、召喚族の里から少し離れた丘で月の元へテレポートする。


玲「月ー、いるんでしょう?聞きたい事があるんだけど」
月「いきなり入ってきては何なのよ…」
ズカズカと急に上がりこんだ玲を見て、月は少々呆れ顔で言う。
玲「その聞きたい事って言うのは…」
月「『妹の居場所はどこか知らない?』かしら?」
玲「…!」
図星だったようで、玲の顔が少しだけひきつる。
その様子を見て月はこう告げた。
月「生憎、ここには来てないわ」
玲「そう…」
少しだけ肩を下ろし、部屋を出て行こうとした。
玲「…邪魔、したわね。聞くことは聞いたし、もう帰るわ…」
玲は元気の無い声で月にそう言った後、部屋を出て行こうとする。
月「…待ちなさい」
不意に声を掛けられ、玲は振り向いた。
月「ここには来てないと言ったけど、妹がどうなったかなんて言ってないわよ」
玲「何か知ってるの!?」
月「…まあね」
頬杖をつきながら答えた。
月「その子は…攫われたのよ」
玲「えっ…!?」
月から新事実を聞かされた玲は、驚きを隠せないまま目を大きく見開いた。
月「そいつの居場所は召喚族の里から北に300キロ先の所よ。…少し、喋りすぎたみたいね」
玲「ど、どうして!?」
月「どうしてなのかは自分で行って自分の目で確かめるのよ。分かったならさっさと行きなさい」
ピラピラと左手を振ると、玲は眼をそらして言った。
玲「…有難う」
玲はそう言ってテレポートでその場を去る。
シーンとした部屋で、右手で頬杖をついたまま何かのデータを開く。
すると、いきなり家来が現れて訪ねた。
家来「…宜しかったのですか、姫様」
月「いいのよ。しょげてるライバルの顔見たら、教えたくなったのよ」
家来「…左様ですか」
月「家来の中から一人、玲の後を付けさせて。何かあったら、すぐ知らせるように」
家来「…御意」
フッとテレポートで家来はその部屋から去って行った。
月は、データを見つめながら呟いた。
月「あまり…しょげた顔をするんじゃないわよ…」


―――――――――――迫りくる  黒い魔の手が
                   玲たちの後を  忍びよる――――――――――

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~続く
なんか気分的に書きたくなったから続きを更新b

次に更新するのは…明日かなぁ((((蹴


文字数やばいんで、
感想待ってますノシ

#日記広場:自作小説

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2011/03/15 18:00
>妹紅なのかー♡姉さん
結構時間かかったんだなww
「家ぇえいーい」ってww

いやいや悪い奴ww
今回な何らかの成り行きで(ぇ)ああいう事にw
美浪は出番少ない&影が薄い(キリッ
次ぐらいにまた出そうかと←

そうか、キャラ全員の過去は大体(今書いてる奴じゃなくて)最後らへんに全部書くぜbb
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2011/03/15 16:08
最初から全部読んだー!!w
家ぇえーい((ヤメ

月って悪い奴だけど、良い奴なんだね(゚д゚)!
個人的に美波ちゃん好きだw
たまに出てくるってのが良いbb

あと、塑羅の過去とか気になr((
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2011/02/28 22:22
>妹紅なのかー♡姉さん
そりゃあ小説だからなww
どうして攫われたかは次か次の次位n((((
実は言うとこれ一番最初っから話しが続いているんだが^p^

出来れば『友達にならない理由』から見てくれww
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2011/02/28 22:12
おおー、難しい漢字がたくさn((ぇ
そして、妹が何故攫われたのか続きが気になるw
けど、Ⅰから読むべきだったかしら??

今度、学校が2時間で終わる時とかに読んでおくねw



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