Nicotto Town


夢と空と雲


心の思い出 ~サカノボレ20年~ パート3

こんなやり取りは初めてだった。

こんなに笑って、こんなにはしゃいだのは…



「・・・さん…か・・・さん…母さん…母さん!!」

ハッ

銀の声で目が覚めた。

「母さん大丈夫…?」

「えぇ、平気…ごめんね、母さん思い出浸ってて…」

「いや、母さんが無事なあ良いんだよ。」

無事って…大袈裟ねぇ…

「でも母さん、思い出に浸ってたということは、
 この写真に何か思い出でもあったの?」

「えぇ、最高の思い出がね。鮮明に覚えてるわよ。
 20年も前だけど…だって心の思い出だもの。」




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