支援活動再開
- カテゴリ:日記
- 2011/04/02 21:37:05
ヨシオは何処
一段落ついて、携帯が通じるようになってから、友達どうしの安否確認をしていたが、最後までヨシオとは連絡取れていなかった。
ヨシオの実家は港町で、今回の津波被害をもろに被ったところだから、誰もが「ヨシオは無事か」と真っ先に思った。
そのヨシオからは未だに連絡がない。
春休みなので実家に帰ったはずのヨシオの実家、映像情報で見た限りでは、多分この辺りと思ったところは、がれきの平野と化している。当然避難したはずだから、家と一緒に津波に飲まれることは無いにしても、この惨状を見たら、安全なところまで逃げられたか心配なんだ。
去年ヨシオの家にリエと一緒に送っていった時、近所の人たちと大歓迎をしてくれた家は消えてしまった。リエのおっぱいを揉んで、私の方にも手を出してきたエッチなおじさんも無事なんだろうか。
ネットで探せば避難所の名簿が見られたりするが、誰もヨシオの名前を見ていない。また地元新聞などでは死亡者で名前の分かった人も乗せていたりするが、それにも載ってない。
今回は行方不明者の方が数が多いので、死亡者リストになくても生きている確証は無いのだから。
ヨシコからは何度も電話が来る。恋人の消息を何とか掴みたいと必死の思いから現地に行きたいとのことだが、無事だとしても、どこの避難所にいるか分からないし、現地に行っても探しようもない。どこまで近づけるかも分からないし、ガソリンもない。
何らかの情報を待つしか無い。
支援活動第2段、ボランティア参加
そんな、解決してない問題もあるものの、支援活動の第2弾として、近くの被災地に行き、人力を必要としている人たちの手伝いをすることから始めることに。
これに参加するためには、自分で現地に行く事。寝泊まりも自分で確保(車の中しかない)。食料飲み物も自前で。と言う事なので、参加するのも厳しいか。
そしたら、日帰り支援のバスが出ているとのこと。
朝、これに乗って、夕方帰ってくる。持ち物も、昼食と飲み物。雨具と長靴、ゴム手袋とか、着替えなど最小限をリュックに入れていけば良い。
友人らと参加してみたが、近付くにつれ、道路の両側に寄せられたがれきの中に車が積もっていたり、船まであったりする。初めて参加した人達は戦々恐々として眺めている。写真や映像と違って、現実目の当たりにするとスゴイ戦慄がが走る。
でも、これはほんの入り口なのだ。この先、家の形のない景色が奥の方に広がっている。それが沿岸沿い何百キロも続いているんだ。
到着地点でスコップやゴミ処理袋を渡される。行く先は泥で汚れているので、自前の、膝まであるゴム長に履き替える。上には防水のヤッケを着て、脱いだダウンジャケットと、トレッキングシューズをリュックに入れる。
今日は、家の形の残っているところで家財やゴミの後片付けを手伝うんだ。
その家の持ち主がいるので、出来るだけその方の意向通りの作業を行うが、キリのない世界の様。
大きな家具を寄せたところに積もっている瓦礫と泥をゴミ袋に入れていく。直ぐに重くて持てない量になってしまう。それを一輪車に乗せて集積場に持って行く。
それを繰り返していくうちどんどん時間が経っていく。家の人は埋もれた中から思い出の品が出てくることもあるので、重機で片付ける訳にはいかないから、こうした人手が欲しい。でも、明らかに足りない。
この地域でボランティア数百人が群がっても3日で数十件の家しか手がつかない。その先ではガレキだけになった広大な景色が広がって、自衛隊の人達が片付け作業と捜査作業を行っている。
そこは私達ボランティアの出る幕はない。でもあまりにも広い。さらにその先の港には、自衛隊の輸送艦で、空母の様な形をした「おおすみ」が寄港したとのことで、上手くいけば見られるかと思ったりもしたが、それどころではない現実が目の前にある。
出来る事。それは、絶望的に見える中で目の前に有るものから黙々と片付けて行く事しかないノダ。
それでも、夕方近く引き上げる頃には、何らかの成果が見えて来る。毎日繰り返せば少しづつでも片付いて行く。長い道のりだ。
帰って来て、さすがに疲れた。明日も行く事になっているが、これが毎日だと、はっきり言って体力が持ちそうにない。1日おきとか、週に3日とかローテーションを考えないと。
自分の車に止まりこんで、あるいはキャンプをしながら1週間になる人とも会ったが偉いもんだと思った。
明日行って、体力と相談で今後の活動を見直さなければならないかもしれない。
でも、現状を見てしまった限りはこのまま何もしないで終わる事だけは絶対にしたくない。何かで役立つ事を見出して、役に立つ事をしたい。悔いを残して人生を送りたくないから。
ありがとうございます。
お一人づつお返しできなくて申し訳ないデス。
励ましの言葉有難いと思います。
そして皆様殆どの方々が、私の体を気遣ってくれて、心に染みました。
そして、そのおかげで、今回の活動2は体力不足で向かなかったという事が分りました。
皆様のご忠告に従い、無理な事を続けるべきではない事に早めにたどり着きました。
このうえは、体力でなくても出来る支援活動を行います。
その3として見えてきたものがありますので、
計画を立て実行したいと思います。
応援して下さい。
ただ、これから夏になることを考えると、撤去も早くしてしまいたいし。
難しい問題ですよね。
それでも、ご自身が第一である事は間違いないですよ(怪我したり、体壊して「被害者」になってしまってはねぇ…)。
ヨシオ氏は携帯無くしているのかも知れませんね。
今、ケータイ無いと電話番号も分からないし…
こちらは若干の被害があったとはいえ東北に比べたら微々たるものですから、現地の惨状を目の当たりにしていながら頑張ってらっしゃるれいさんに何を言っても陳腐なものになってしまう気がします。
食料品などでしか力になれませんが、北の大地からも応援します。
各自治体でボランティアを募集してかなりの人が入っているとも
聞いていますが、現場ではまだまだ人手が足りないのですね、
でも、まずは自分の体を優先してください。
いろんな活動があります。
無理はされません様に。。。。
厳しい条件の中でのボランティア,唯々頭が下がります。
ヨシオくんのこと,案じられますね。
私も沿岸部に住む2名と連絡が付かずじまいです・・・。
1人は別の町の避難所に・・・という報は入ったのですが,以後音信が途絶えました。
今日も4月とは思われないくらい寒さが厳しいです。
どうぞ無理をされませんよう・・・。
今は、自分をも大切にしないと長くはこの活動は出来ませんからね。
もう悲しい思いをするお友達を増やしたくないから。
無事でいてくれますように。
ボランティアの件は、現場に行ったからこその想いだと思います。
ただ、れいさんが倒れたら心配する人がたくさんいることも忘れないでね。
れいさんのその大切な想いを活動に生かし続けるためにも自分の心と身体の疲れを癒す時間も作ってください。
今でも十分に頑張ってるんだからね。
だから、けっして無茶はしないでね。
どこかで避難されてますように(>_<)クポー…
れいさんを好きな人は彼氏さんだけではないクポよ。
私や、ここに居るニコタの方たちもです。
だから倒れるとかしてほしくないです(゚うェ´゚)ウッ
休める時はしっかり休んで下さいね。。
そのうち連絡があるかも知れないし!
映像で見る光景より肉眼で立体にみる光景は、凄まじいんやろね(>_<)
思い出の品やとか色々あるやろうし
結構デリケートな問題もあるから、ただ片付けたら良いってもんじゃないから
余計に時間が掛かるよね!
自分が体調崩したらもともこもないんやから、無理しないようにね。
ホント偉いよね!
普通やったらデートに行ったり、色々楽しい時やのに(-_-;)
ご心配頂いて、感謝デス。
明日が終わったらこれからどうするか考えます。
zenxさん
今でも現地に入ると唖然としましたが、
3日目だと道もない本当のがれきの平原だったのでしょう。
そのシーンは見ていなかった方が幸いだったかもしれませんね。
現地に入って殆どの人がショックを受けたと思います。
今でも、信じられない光景ですから。
レイさん
ヨシオの事は皆で案じてます。
無事でいてくれると良いんですが。
セクハラおじさんもかわいそうで、
再開できる事を祈ってます。
れい
お前が体調崩すことがないようにね
緊張の糸で、体の疲労に鈍感にならないように
早めに休息しながらね
震災3日目に支援活動に参加しました。
人手が全く無かったので最前線で生存者の捜査をしましたが、、、。
犠牲者のご遺体がそこかしこによこたわっておりました。
あまりの凄惨さにそれ以降、現地に行って支援活動したのは1回だけです。
最近は周辺でサポートをする様にしています。
気を付けて活動して下さいね、自分のケアも必要ですよ。
ヨシオ君の無事の連絡が早くきたらいいですね
セクハラおじさんは檻の中なのでは?(^^;
アドバイスありがとうございます。
明日も参加して、体力との相談で
ローテーションを考えます。
無理なく、長く続けられるよう考えます。
千里の道も一歩からです。
実際、災害の現場では訓練を受けてないボランティアのできることは
限られてきます。
でも、その小さな力でも被災した人々にとってはとてつもなく
大きな力なのです。
自分の身体に負担をかけ、倒れてしまっては本末転倒です。
ご自分の体力と相談し、できる限りの支援をするだけでいいと思います。
被災前の状態に回復するには長い年月がかかるでしょう。
だから、今は被災した人の心の支えになってください。
埋もれた中から思い出の品が見つかるだけでも
その人にとってはありがたいのです。
無理だけはしないようにしてください。