Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


千文字道場7


千文字で文章力とストーリー力をみがく場所。

今回のお題は、「昔話のその後」です。
みんなが知ってる昔話のラストからその後を、千文字以内で書いてみます。

文体、内容、ジャンル(雰囲気)は自由です。


イカズチさん、アイデア提供ありがとうございました^^

※注意点

このお題は、すでにプロの作家が同じようなシチュエーションの作品を発表していることが多いです。
そのため、既存の作品とアイデアが似通ってしまう可能性が十分あります。
しかしながら、ここはアマの練習場であり、商業目的で発表するわけではないので、アイデアの被りはやむをえない、とします。
もし、「この作品はどっかで見たことある」とお気づきの方は、コメント頂けると幸いです。

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2013/06/01 11:03
なるほど、骨抜きですかww
それも良いですね~。前向きなストーリーで、読後感も良さそう。
私はつい、ドロドロしたイメージを抱いてしまいました。黒っていうから。退廃的なファンタジーを連想してしまうんです。根っからのオタク気質だからでしょうか^^;
中学生が好きなんですよね、アリ・プロジェクト的なゴシックの雰囲気。それを中二病といいますww
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2013/05/31 17:47
>王子を殺して私も死ぬみたいな

アハハw ちょっと違うかな。
王子の彼女を殺し、さらに王子をたぶらかして骨抜きにしちゃうんですよっとwwwww
とんでもないことやってますが、でもたぶん純愛ですw
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2013/05/21 08:37
あびにゃんこさん、コメント感謝です。

また懐かしいところにww

こちらもお読みいただきありがとうございました。
人魚姫は物議をかもし出すには十分なお題ですよね。子供のころトラウマになった作品です。
あびにゃんこさんの書いた黒人魚、きっと耽美な感じで破滅な姫なのかなと思いました。
なんかそれも良いですね。王子を殺して私も死ぬみたいな(w)
書き手によってテーマも魅力的になったりならなかったりしますよね。そこは実力なんだと思います。
私も精進あるのみです。

モンハン小説は消したり逃げたりしませんので、いつでもどうぞです^^
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2013/05/20 17:16
ちょっと次に書こうと思っているものの参考にとモンハンの第1話探してて
ついここではまってしまいましたwwwww
初期の千文字道場なんですね。おもしろかったです^^
人魚姫は私も別バージョン書いたことがあったので興味深かったw
私のは「ブラック人魚姫」と呼ばれましたです(^^;

ちとモンハンは出直しますっwww
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2011/04/29 12:41
みなさん、サークル化へのコメントありがとうございます。

ええ~?サークルなんて別にいらんですよ、といったご意見がなくてほっとしてますww

それでは、「小説道場」として発足して良いでしょうか?
さっそく作っちゃいますよ~。

>けんけんさん

参加希望の方がおりましたら、ぜひお誘いください^^
個人的には、なるべくこの千文字道場の雰囲気でいきたいので、多少厳しい人様の意見でも、前向きに受け止めて下さる方ならぜんぜんオッケーです(^∇^)
某ラ研みたいな、活気ある場所になったらいいですね。とはいえ、俺も皆さんもそうしょっちゅうは作品発表出来ないと思いますが、そこはサークルが潰れない程度に活発にしましょうw

>イカズチさん

いえいえ、俺はそのへん全然良いですよ。このコーナーは日記じゃなくて掲示板みたいな場所ですから^^
俺なども、人様のブログコメで長文で語るクセがあります(苦笑)
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2011/04/29 12:07
こんにちは~。
サークルの件、メンバー以外も閲覧可能なら中の雰囲気が分かって気楽に参加できるかもしれませんね。
参加脱退自由なら、挨拶不要でもその際の連絡用のトピックはあった方が分かりやすいかも?
(今回のお題に投稿したいので参加した~その後抜けます~的な)

いずれにせよ蒼雪さんのお時間に差し障りの無いようにお好きにしてもらえればいいかと。

もしサークル発足になったら、自分が今参加してて存続の危機を迎えてる少人数サークルから
こちらのサークルを紹介してあげたい人が数人いるのですが(笑)。

>イカズチさん
自分も今回参加してみて、他人様のブログで長文で語ってる自分に気づいて我に返ったことあります(笑)。
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2011/04/29 02:49
イカズチです。

アイマール様
お帰りなさいです。
感想ありがとう御座います。

『国選』ってこの間までテレビでやっていたドラマの影響があるんですね。
ストーリー以外にも主役の演技も面白かったなぁ。
押しかけでやってくる弁護人なので『国選』としましたが、考えたら流しの弁護士の押し売りって……。

確かに法廷部分を広げて弁護人の個性を前面に出せば中篇でも可能だと思います。
実際、法廷部分はかなり描写も台詞も削りましたから。
以前に『口先だけ異様に達者な女子高生が、妖怪や物の怪相手に論破だけで対決していく』と言うお話をアイデアだけ考えたのですが、今回の『雪女なう』はその一編のアイデアだけ流用したものです。
書かなかったのはeroになりにくかったからなんですけどね。


実はこのように『蒼雪さんのブログに拙作のお礼を書き込む』事に若干の抵抗があり、その為にサークル化の話を出した部分もあります。
この点は皆様いかがでしょ?
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2011/04/29 00:25
サークル化の話が持ち上がってたんですね。
サークルって、1ヵ月に1回?くらい記事を更新しないと、強制的に廃部にされちゃうん
ですよねぇ…。
私が(鉄っさんが)入ってるサークルも、みなさん忙しくて放置してたら、お知らせ来た
らしいですよ。管理人さんに。
だから慌ててトピ更新しました。www
まあ、常に誰かがトピ立てしてたら問題ないんですけどね。

>サークル掲示板のURLを表示するように義務づける
確かにこれはかなり有効な感じですね。
たま~に私も、そういうサークルから読み逃げに行きますもん。
でも仕事してると時間がないから、入部まではなかなか…。^^;
ただサークルの方が、圧倒的に記事探しやすいことだけは確かですね。
ブログも書庫分けが自分でできれば、悩まないで済むんですけどねぇ…。
そういう新機能、一応ニコタは着手してるみたいですけど。いつになるやら?^^;
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2011/04/29 00:09
>イカズチさん
【雪女なう】の感想です。^^
国選対人外恋愛弁護士って…。国選ってのが何かイヤ。www
アイデアが雪女にぴったりですね~!
約束破った、破らないのやりとりが、裁判にぴったりですもんねぇ。www
ホント、法廷で争えばいいのに。小泉八雲の話でも。 ( ̄m ̄*)プッ
法廷ドラマバージョンでも読んでみたいです、この話。
後で中編バージョン書くってのも有りですよね。
かなりウケると思いますよ~。こういうジャンルって人気ありますもん。

>『お付き合いしたい、別れたくない』から根掘り葉掘り聞くのはおかしい
私はこれ、おかしいと思わなかったです。
どっちかっていうと、あ~、分かる分かるって感じでした。
嫉妬深い人って、けっこう根掘り葉掘り聞きたがりますよ~。
…なぜそう言い切るのかって?
なぜなら私がそうだからでっす!www
付き合った相手にろくでもない過去があったら…って、めちゃめちゃ気になりますもん。
それに、平気でウソを吐ける人間かどうかってのも、試したくなるし。 ((-_-*))ウンウン!
だから冷の気持ち、私は分かりますよ~。
てかアナタ、そんなことしてるのって?
…しまった、書くんじゃなかった。^^;

オチの文章が見事です! 流れるような文章で、私も萌え~でした♪^^
なるほど、さら~っと書いた方がキレが良いんですねぇ。
私、オチの文章が苦手なんですよ。いつも何回も直してるんです…。
私もこういう切れのいいオチを目指してがんばります! R( ̄へ ̄*)
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2011/04/26 23:42
まぷこさん、井上さん、サークル化のコメントありがとうございます。

発足についてのヘルプは目を通しました。コインは余裕ありますので大丈夫です。
メンバーが最低4人いないと作れないのですが、そこは現時点で参加されているみなさんの人数で足りておりますので良いですよね。

ただ、おっしゃる通り、いつでも誰でも気楽には入れない、範囲がせばまるというのは俺も気になってました。
サークルってだけで、なんだか一見さんお断り!という感じがしますしね^^;

イカズチさんがサークルにこだわるのは、スレやコメント更新を見逃しやすい点と、いつでもすぐに書けるスレがないことを不便に思ってのことですよね?
千文字道場はここで続けて、小説サークルとして別に設けるのがいいのかな、と俺は考えてますが。

まぷこさんのご提案のように、
>お題を出した人がその旨を自分のブログに「自作小説」カテゴリで書いて、サークル掲示板のURLを表示するように義務づける
のもありだと俺も思います。

なんにせよ、サークルにするなら、俺はいつでも参加OKです。
サークル化しても、今まで通り、真面目に気楽に書いて、意見交換できればいいなと考えております。
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2011/04/26 21:28
♪サークル化の件 「自作小説」 なので、他のサークルと違い…

タウンを歩く人達などを、チャット機能で勧誘する事が出来ない為~ 

新規の方が増えにくい欠点があるかも? (* ̄O ̄)ノ
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2011/04/26 17:32
サークル化の件ですが、設立資金として1000コインが必要、という事はご存知でしょうか?

まあ、Pコインではないのでそれくらい支払うよ、というのであればいいんじゃないかと。


ただ、(ブログに比べて)通りすがりの人が入ってきにくいのは確かかと。


お題を出した人がその旨を自分のブログに「自作小説」カテゴリで書いて、サークル掲示板のURLを表示するように義務づける、とか?
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2011/04/25 08:20
けんけんさん、感想コメントありがとうございます。

そうなんです、読後感を良くしようという狙いはありました^^
ハリウッドの女性主人公コメディ映画、好きなんです。あんまり詳しくないですけどw
主人公の女性が、精神的に自立していて、前向きなのがいいですよね。
プリティウーマンしかり、プラダを着た悪魔は傑作。

よしよし…狙った的は外してないなw(^∇^)
感想ありがとうございます^^

>イカズチさん

千文字サークル化のお話なんですが、とくに皆さんからのご意見が来ておりませんね~^^;
サークル化しなくていいってことなんでしょうかね。
むしろ、サークルじゃないほうが書きやすいのかもしれませんね~。
そのほうが気持ち的にも気楽でしょうし。

もう少しご意見待ちますが、今月中に書き込みなかったら、これまで通りということでお願いします^^;
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2011/04/25 05:54
イカズチです。

けんけんさん、感想ありがとう御座います。

そうなんですよね~。
話全体から判断して削って行った為に、前半と後半で1:1のボリュームになってしまったのです。
本当は前半の方が説明と状況描写でかなりの厚みがあり、削るのに骨が折れたんですよ。
後半も王子の情けなさを強調し、姫をもっと活躍させたかったんですけど……。

同じ事は雪女にも言えまして。
わけのわからん弁護人が乱入した為にその説明で文字数が取られ……。
いや、まぁ、弁解なんですけど。
自分が『う~ん』と思った所は必ず看破されますね。
タメになるなぁ。
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2011/04/25 02:11
お久しぶりです。また感想書きに来ました~。
話題が変わってるみたいなのでさらっとだけ(笑)。

>蒼雪さん
【人魚姫後編】
現代女性読者にはこっちの展開の方が確実に受けるでしょうね。ハリウッドがリメイクしたらこんな感じになるんじゃないかと。
それも原作のあのどうしようもないラストがあってこそなのでアンデルセンの人魚姫ってやっぱり名作なんでしょうねー。
ラストが、たとえ今度も恋が叶わなかったとしても(叶いそうですが)強く逞しく生きていきそうな人魚姫を予感させてくれて読後感がいいです。救いがある(笑)。

>イカズチさん
【人魚姫after】
面白かったです。キャラ崩壊パート2ですね(笑)。
話が前半・後半で1:1の分量になってますけど、個人的には後半部分をもうちょっと読みたかったですね~。でも1000文字の制約の中である程度原作の説明入れなきゃならないし本当にこのお題難しいですね。

【雪女なう】
最後の告白部分が素敵ですね。
ただこのお題、やっぱり原作の説明ってある程度は必要なのでしょうね。
私は最初雪女のストーリーをほとんど忘れていた為、初見では「何が何だか」感がありました。思い出して読み返せば原作の方での雪女の約束の「穴」をおちょくった展開の面白さがわかりました。
本当に筆が早いですね、うらやましい。

またお題が出たら伺います。では~。
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2011/04/23 08:12
イカズチです。

サークルの主旨として
・参加、脱退自由
・お題トピックスを立てるのも自由
・投稿も自由
・感想を書く書かないも自由
・作品を読むだけでもOK
・挨拶不要

ただし
・サイトの宣伝、紹介、勧誘の禁止(ニコタサークル設立規約)
・わいせつ文章掲載の禁止(ニコタサークル設立規約)
・個人情報の公開、公開の要求禁止(ニコタサークル設立規約)
・プレゼント送り渡しや要求禁止
・その他、他のメンバーに迷惑な行為があった場合で管理人の厳重注意に従わない場合、強制退会の措置をとる事がある

として置けばどうでしょう?
管理人の負荷も軽減されるのではないでしょうか。

いずれにしても蒼雪さんがやるなら私は参加させて頂き、出来得る限り応援するつもりです。
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2011/04/22 21:57
というわけで、現在ご参加頂いてるみなさんのご意見を伺いたい次第です。

サークルを作ってそこで書くのがよいか、

このままの状態で、ときどき強化合宿みたいなコーナーでいくのがいいか、教えてください。

サークルの定義はイカズチさんがご提案している通りです。
みんなで読んだり書いたり意見を言い合ったり、そんな場であれば良いと思っています。

定例会とか、そういうのは無しの方向で。俺も含めてみなさん都合がありますしね^^;

ご意見をお聞かせ下されば幸いです。


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2011/04/22 05:50
イカズチです。

確かに現在の道場を大事に思って参加して下さっている方たちの意見を聞くのは大事ですね。
参加の可否だけではなく、個々の考えも伺えればサークル化する以上にメリットがあるやもしれません。
また、もしサークル化したとしても、『道場』=修練の場であると言う認識は持ち続けていたいものです。
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2011/04/21 22:08
ご提案の通りで良いと思います。アイデアありがとうございます。

あとは人数ですね^^;

今参加して下さってる常連さんがおりますけど、その方達が賛同してくだされば、すぐにでも作ります。

ここのスレで、みなさんの参加の意志や希望を伺いたいところです。
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2011/04/21 18:27
イカズチです。

参加自由、脱退も自由、お題トピックスを立てるのも自由で、読むだけでもOK。
参加しなくても中を覗けるようにする設定もあったと思います。
プレゼント交換のみ厳しく禁止しておけば良いかなと。
他に何かありますかね?
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2011/04/21 10:33
イカズチさん、ご提案感謝です。

なるほど、たしかにその不便はありますよね。
お気に入りに入れても、更新されて数日経つとわからなくなってしまいますし。

俺がサークルに気乗りしないのは、定期的に集まらないといけないとか、時間束縛されたくないからです。
皆さんもそうですが、こちらも仕事あるので^^;

でも、いつでも参加できて書けるスレッドを立てる、というご意見は賛成です。

そうなると、サークルの加入者以外の方は見られなくなってしまうのかな?
そのあたりちょっと気になりますが。こうして、現にサークルみたいな活動してますが、俺の所をのぞきにきた方も、ちょっと読んでみる人もいるだろうし…。

でもまあ、あって困るものでもないですよね。千文字道場の名で、サークル作ってみましょうか^^
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2011/04/21 05:32
イカズチです。

ふと思ったのですが、過去分の千文字道場に投稿しようとしてもブログの中ではなかなか見つかり辛くなっているのではないでしょうか。
新しい訪問者の方も『小説を書きたい』と言う思いがあっても気付かない事もあったりするかも。
参加フリー、承認不要、管理責任なしのサークル化とかどうです?
蒼雪さんがサークルに対して否定的なのはわかっているんですが、極限まで管理負担を減らすと言う事で。
いや、ホントに単なる思い付きなのです。
御意見を頂ければ幸いです。
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2011/04/18 05:24
イカズチです。

蒼雪様、感想ありがとう御座います。

いえいえ、体力なぞ、最近衰える一方で。
証拠に新作の長編がまったく進捗しておらず、困ったモンです。
『面白い』と思ったアイデアだけ書き出してほったらかしなんですよ。
で、また次のアイデアだけ書き出すと言う。
ある程度まで書かないと一つの作品に集中できないのかもしれません。
考えれば「見えち」も「丸々」もそうだったかも……。

確かに冷の心情からすると『お付き合いしたい、別れたくない』から根掘り葉掘り聞くのはおかしいですね。
いい訳になりますが、これは書き始めで吉雄が振られるラストにする為の布石だったのです。
それと私の中の雪女のイメージが小泉八雲でなく『恐怖』と言うホラーコミックに収録されている短編の印象が強いからかもしれません。
この雪女がまた……。
機会が有ったらお読み下さい。
面白いですよ。

その昔、テレビのバラエティーで恋愛の問題を法廷形式で審議すると言うものがありまして、興味深く見ていたのですが、お話に出てくるような弁護士が居たら面白いでしょうね。
本当は裁判官も検察官も出して
「検察側、罪状を」
「はい、被告、只野吉雄は××××年××月××日、被害者、冷との間に成立していた情報の守秘を故意を持って漏洩し……罪状、守秘義務違反、雪女族刑法第××の××によって死刑に相当する」
「意義あり!」
みたいな異界法廷ドラマみたいのも書きたかったんですけどね。
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2011/04/17 10:00
イカズチさん、投稿ありがとうございます。

そのフットワークの軽さ、書く体力、見習いたいです。格闘系の部活をやってたんでしたっけ?
アイマールさんも格闘好きだし、体育会系の人は文学の体力も持ち合わせているってことでしょうか。
丹田の気力がすごいのかな。俺も体鍛えた方がいいかもしれないwww

「雪女なう」感想です。
これまた意外な展開で面白いですww
ちょっとしたコントを思わせます。いきなりやってくる妖怪界の弁護人、有無を言わせぬ展開ですね。
オラオラオラ~!と、たたみかけるテンポが逆に心地よいですw

雪女の矛盾、ありますよね~。でも、彼女たちにしてみたら、本人でさえ「事実を口に出す」ことがオキテ違反なのでしょう。
だったら最初にそう言えよ、と突っ込みたくなりますが、人間に化けて姿を現した雪女=別の存在になってますから、っていう強引な理屈なんでしょうね。
原典でも、主人公の男は妻があの時の雪女だと知らずに喋ってるので、つまり他人に話したと同意義なんですね。
とはいえ、昔の人も小説作法とか細かいこと気にせずに言い伝えたんでしょうけど^^;

あ~、でもその考えに基づくと、この作品の「根掘り葉掘り聞いた」って説明が無理あるかな。
ずっと吉雄と一緒にいたいなら、冷は離れようとしないでしょう。
むしろ、その話題は避けて通るはずです。ここが読んでいて「おや?」と思いました。

でも、ラストは良かったです!

>「えっ、でも私、雪女……」
「冷は冷だよ。それに」
吉雄がひんやりした手を握り締め
「君は僕の初恋の人だったんだね」
と言うと、雪のような白い頬を染めて冷はうつむいたのであった。

ここ、よく書けてますね~^^
恋愛描写うまいなあ、イカズチさん。
ものすごく技巧をこらした文章ではないのですが、こういう風にさらっと素直に純情が伝わると、読み手は萌えます。俺が萌えましたww

でも、ふられるパターンも見てみたかったりして(笑)





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2011/04/17 06:22
イカズチです。

はいはい、調子に乗って三作目。
今回は和物で『雪女』です。

と、言うかメインの雪女より突然現れる『対人外恋愛弁護人』の方がインパクト強いですね。
大体、この『雪女』と言う話は「んんっ?」っと疑問符を掲げる部分が多く。
・何の為の約束?
・本人に話したのに約束を破った事になるの?
・聞かなかった事にするわけにはいかないの?
・残された子供が可哀想じゃん
など『何とかせいやァ』に枚挙にいとまが無いお話と感じていました。
私がその場に居たらこう話を付けてやるのになぁと思ったのがこのお話の原点です。

にしても吉雄君、千文字のお蔭で救われましたねぇ。
あと百文字あったら、冷に
「ごめん。やっぱ無理」
とイカズチ君よろしく振られるラストにしてやったのに。
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2011/04/17 06:12
【雪女なう】
「喋ったのね」
ひと気の無い夕方の教室で同級生、冷の表情が険しいものへと変わった。
「昔話だよ。幼稚園の頃」
吉雄がスキー場で取り残され、不思議な女の子に助けられた、それだけの話だった。
「約束したのに……」
目に涙を溜め冷は震えていた。
「あなたの告白は嬉しいけど、秘密を喋った以上」
「だってそれは」
冷が昔の事を根掘り葉掘り聞いたからである。お蔭でもう消えかけていた思い出がついポロッっと出てしまったのだ。
確かにあの白い女の子は
『私の事は他の誰にも言わないで』
と言っていたが。
「私があの時の雪娘。掟によりあなたの命を奪わねばならない」
「えっ」
驚く吉雄の前で冷の姿が人外の妖へと変貌して行く。

その時
「ちょ~っと待ったァ!」
眼鏡にスーツ姿の男が教室に踊り込んで来た。
「あの」
「私は国選対人外恋愛弁護士。恋愛弱者の味方です」
「いや『恋愛弱者』って」
「対人外恋愛弁護機関は数年前、人外恋愛トラブル多発を鑑みた国家指導の元、設立されました。吉雄君、君の弁護を担当します」
「俺って恋愛弱者なんですか?」
「法廷召還ッ!」
吉雄のこだわりを一切聞き入れず、弁護士は腕を振り上げる。
途端に周囲は一変し、気が付くと二人は法廷に立っていた。

「被告人、吉雄氏が話をしたのは雪女本人に対してであり、『他の人物』に秘密を漏洩した訳では無く、契約した秘密遵守を破棄した訳ではありません」
裁判は進み最終弁論である。吉雄は未だに自体が飲み込めないで唖然としているが。
「言わばこれは当人への確認であり、雪女族の『掟』を適用するには当たらないと言うのが弁護人の主張です」
『判決、只野吉雄は無罪』
低い声がすると同時にあたりは元の教室へと戻った。

「今のナンだったの?」
「え、冷もわからないの?」
「うん。妖気は感じたけど……私にもわからない組織があるのかも」
二人は黙ったまましばらく立ち尽くしていた。
「あ、そうだ。僕は『無罪』だそうだから返事を聞かせて。雪野冷さん、僕とお付き合いして下さい」
「えっ、でも私、雪女……」
「冷は冷だよ。それに」
吉雄がひんやりした手を握り締め
「君は僕の初恋の人だったんだね」
と言うと、雪のような白い頬を染めて冷はうつむいたのであった。
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2011/04/16 14:59
アイマールさんの作品は、いつもエネルギッシュで羨ましいかぎりですw

書きたいものがてんこもり、良いじゃないですか~^^
いろんなことに興味を持って、しかも萌えて書けるのは、書き手の強みですよ。

俺なんぞは、最近どうも計算して書こうとしてしまうので、かえって実のない内容になってんじゃないかとか、悩みも多いです^^;

小説書くのに技法は必須なんですが、計画的に計算してドラマチックな場面を挿入してみるというのは、それこそ小手先なんではないかと思っています。

みんな、書きたいと純粋にストーリーを思いついた瞬間って、読む人のことを考えもしないでしょう?
ただひたすら、書きたいと思うはずです。ある場面だったり、物語、キャラとか。

で、いざ誰かに読ませようとなった時に、ひとりよがりになってないかな、とか、読みずらくならないように調整する…そういうのが理想ですよね。

なので、アイマールさんのように詰め込んじゃう人は、削り方さえマスターすれば、とても良い作品づくりができますよ^^

ああ~、俺も心の底から書きたい作品を書きたいなあ~(^∇^;)
あっ、もちろん千文字お題の小説作り、楽しいですよ!w

アバター
2011/04/16 06:47
イカズチです。

メアリー・スーと言うとアレですね。
スタートレックの二次作品でほぼ完璧超人のキャラクターでご都合主義の代名詞と言われた。
官能系のお話にも美男がモテ捲くり何人もの美女と関係するストーリーが多いですが、これも一種のデウスエキスマキナ。
非難しているわけではありません。
何処からがメアリー・スーでどこまでがメアリー・スーで無いかは読み手の判断に委ねられるものです。
お話はある程度ご都合主義的な展開が無いとつまりませんから。
料理の塩と一緒で『塩梅』を弁える事が重要なのだと私は思います。

ちなみに私も複数の美女と関係する男のお話を書きますが、主人公を美男にはしません。
読者様が感情移入し易くする理由もありますが、なにより『顔もいい、性格もいい、その上スポーツ万能で秀才で金持ち……ふざけんなァ!』と言うド嫉妬の部分が大きいからですね。
人間ちっちェ。

しかし、今回の道場、輪をかけて凄い盛況ですね。
レスの数が限界突破するんじゃないですか?
アバター
2011/04/15 22:23
皆様、このたびは頭のわっる~いワタクシめに貴重な助言、ありがとうございました♪
m( _ _ )m ハハ~!
…薄々気付いてはいたんだけど、要するにアレなんですよね、私って。
『欲張り過ぎ!』
いろんなことやりたい病なんです~…。^^;
もうちょっと書きたいことの絞り込みしますです、ハイ…。^^;

指摘に傷付くっていうより、こっちの方が近くないです?
『穴があったら入りたい!!』
って感覚…。^^;
誤字、脱字程度ならともかく、ストーリーの矛盾点を自分で発見できないって、ホントに恥ずかしい
ですからねぇ。
かなりどぎつい羞恥プレイって感じで…。お又おっ広げどころの恥ずかしさじゃない…。^^;
きっとイカズチさんがご指摘した方も、『穴があったら入りたい』状態だったんですよ~。
傷付いたってより。
私には分かる…。 (T ▽ T;|||)ウンウン…
創作作品を人目に晒すって、まるでドM調教を自分から受けてる気分ですよね~。
恥ずかしい私をもっと見て~、みたいな。
私、どっちかっていうとSなのに…。とほほだわ…。^^;

創作活動してる人なら分かってくれると思うんですけど、裸見られるより頭の中見られる方が
よっぽど恥ずかしくないです~?www
脳内妄想凄すぎて…。頭の中だけは覗かれたくない!^^;
悟りの怪とか、人の心読める能力のある人には絶対遭遇したくないです~。www

ちなみに私はキャラはただの駒だと思ってる派なんで、ウ○コも漏らすし、ゲ○も吐きます♪
自慢げに言いなさんな。www
アバター
2011/04/15 16:34
>主人公の負の部分が全く描写されない・・・

ハーレクインロマンスとか、きれい派BLは、まさにそこを厳守らしいです^^;
あんまり人間くさく書くと、泥臭いと言われてしまう。
しかし、カッコよく書きつつ人間味も出さないといけない。その方面の作家さんも、そういった分野では達人ですよね。

メアリー・スーは、俺も昔そうだったです。自分の願望を作品で叶えていると、他から何か言われた時に傷ついちゃうんですよね。理由は、けんけんさんが仰られている通りです。

アラ、見えてきますよね~。
出したものは引っ込められないのでつらいところですが、自分でわかるのは上達した証ということで、それはオッケーですよねw
アバター
2011/04/15 16:21
ああ、先回り>これだけ自分で言ったからいじめないでねっ、ねっ! みたいな(笑)。
でも自作品って時間が経過するほどに粗が見えてきてつい書いちゃいますね;;
特に1000文字という制約は顕著にそれが見えて本当に勉強になりました。

指摘に傷つく人は、作品や主要な人物への自己投影が大きすぎて、
作品への指摘が自分への攻撃や侮辱に感じてしまうんじゃないですかねー。
偏見かもしれませんがやはり思春期の書き手に多い気がします。
二次創作じゃなくてもメアリー・スー的な。

誰しも多少の投影はあるにしても、作者が客観的にストーリーや人物を突き放して見られなければ話は面白くならないと私は思います。
主人公の負の部分が全く描写されない、綺麗な不幸にしか遭わない(エグイ状態の伴わない不治の病など)、出てくる人物みんな美男美女(ジャンルによってはそれは不文律なのかもしれないので一概に悪と言い切れませんが)
主人公がウ●コ漏らす描写が、多分↑の作者には書けませんよ。いや、必要なきゃいいんですけど(笑)。

>井上さおりさん
感想ありがとうございます。
そういう捉え方もあるんですねー、やっぱり第三者から感想をいただくことで
自分自身も新たな見方を発見して向上していけるような気がします。
さおりさんは何だか独自の空気や感性をお持ちみたいですね^^
それって書き手としてすごい強みですよ、うらやまし~。


すみません、また長々語ってしましました。
また来週皆さんの作品の感想も書きにこちらにきます。
アバター
2011/04/15 11:49
イカズチさんの投稿の指摘の話…まあ、これはいた仕方ないことかと^^;

小説やイラストなどを発表する人は、自己顕示欲も強いけれど傷つきやすさも人一倍、と言われていますからね。

プロでさえ、担当さんとああだこうだと試行錯誤しながら、作品を作っています。何もかも自分の100%を出しきっているわけじゃありません。必ず、誰かの意見が入って作られています。
ゲームのシナリオや、音楽、マンガ、商品として出回るすべてがそうです。

でも、アマでは変に自分の作品にプライドがある人は、よその意見を受け付けない人が多いです。
そのため、悪意がない指摘すら受け止めきれず、心が折れたりします。
そこでやめてしまう人は、厳しいですがそこまでということで…。分野は違えど、文章の世界も格闘技と同じだと俺は思ってます。打たれ弱い人は伸びません。人の意見を取り入れない人も、それなら公然に発表しないでくれと言いたい。

なので、この企画も「道場」と名付けたんです。
俺も完璧主義な上にまだまだ打たれ弱いところがあるので、先回りして意見を封じたりします。
自分から欠点を述べてみたりとかね。俺とけんけんさん、似た者同士かも?^^;
しかし、自分で欠点を見つけ、さらに他の方から気付かなかった点を指摘されるということは、大変に身になっています。
今後とも、おべっかのない真摯な感想、ご意見を求めております。よろしくお願いします^^
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2011/04/15 06:10
イカズチです。

私も『誤字・脱字』をよくやらかしますが気になった文字は色を変えて後で推敲時に調べる事にしています。
無意識にやらかした部分は何度推敲しても気が付かなかったらオシマイですねぇ。
指摘されて慌てて直すのを幾度も経験しました。

それよりも怖いのはストーリーの矛盾です。
これは致命的になりますから。
『女はこう考えない』『この状況でこの行動はおかしいだろう』ならまだ良いのですが……(良かぁないか)
以前、死んだ人物がなにげに登場する、元恋人の娘と同じ年齢で恋仲になる、と言うお話を投稿サイトで読んだ事がありまして。
反面教師的に心に残っているストーリーでした。

ちなみにそのお話に指摘を記入したら何も返信されないまま消されちゃいました。
傷つけちゃったのかなぁ。
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2011/04/14 15:42
けんけんさん、大丈夫です。みなさん、ご理解してる上で脳内変換してますからww

わずかなミスも見逃さないんですね~。パーフェクト主義?その姿勢、素晴らしい限りです^^

俺も、どうにもアホな返還…じゃなかった、変換した時は、投稿したコメントを削除して書きなおしたりしますけどねw
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2011/04/14 15:22
あ、一か所字数を時数と……。
恥ずかしいので自分で申告しておきます。
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2011/04/14 15:15
>イカズチさん、コメントありがとうございます。
……ああ、読まれた(笑)。読書慣れしたイカズチさんという「読み手」に、
あらすじ描写で迷ってたことをしっかり読まれた~~~(笑)。

本当は入れずに書きたかったんですが、たいていの昔話同様、鶴の恩返しも話に数パターンあるようで、鶴を助けたのが老夫婦だったりやもめのお爺さんだったり母と息子の二人暮らしだったりで、つうも養女になったり妻になったり一晩泊めてもらっただけだったりなどWiki見るとありました(笑)。

読み手の方の頭にどのパターンが浮かぶかわからず、
今回は与平パターンですということを冒頭で知らせたくて
苦肉の策として~~と、与平は語りました~という描写で入れてみました。

本当はこういう説明描写自体、地の文にも台詞にも極力入れたくないのですが;;
例えば「やあ! わしはオー○ド博士! この世界でポ○モンを研究している権威じゃよ!」
って、本人に言わせず話の展開の中でさらりと読み手にわかってもらえるようにしたいんです……が今回は時数の関係で終盤猟師にめいっぱい語らせてしまいました。実際の世界なら、ヒーローもののバトル時の必殺技大音声発声くらい不自然ですけどね(笑)。
まあ、リアルとリアリティも違う物でしょうけど……。

それと、空白改行ですが
私は普段Vertical Editerというフリーソフトで文章書いてるんですが、
そのソフトは改行は文字数にカウントしないんですよね(一文字スペースだけ)。
それでいつもわかりやすいようにバシバシ改行してまして、1000文字ぎりぎりで書き上げてこちらのコメント欄にペーストしたら、字数オーバー!? なんでやっっ!? となりまして
理由がわからなかったので、最初「与平どん」成功後を「与平さん」としてたのを敬称略にして、エリンよろしく削れる主語は極力削りました。

染みついた癖になってた改行の方を削る発想が単に無かっただけです……。
次のお題によってはギッチギチに詰めて出すかもしれません(笑)。
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2011/04/14 06:14
イカズチです。

蒼雪さんの仰る通り、ストーリーで魅せるか、描写で魅せるかを選択してお話を書くのは必要ですね。
ただ、自分の書き方を固定するのでは無く、このお話はストーリー、このアイデアは場面描写と毎回選択して書くのが良いのかなと。
(お前はそうしてんのかよ、と言われると……)
道場ですものね。
長編のお話を書いていても箇所毎に重点を置く方向性が見えて練習になると思います。
引き続き私も勉強させてきます。
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2011/04/13 21:10
アイマールさん、コメント感謝です。
投稿ありがとうございます。そちらでアップされてるんですね。後ほど拝読しますね~^^

うん、たぶんアイマールさんの場合は、書きたい事をつめこみすぎているんですよね^^;
俺も、この人魚姫の後篇を書く際に、姉姫がどうやって魔女と交渉したのかとか、陸に揚がった時のエピソードとか書きたかったんですよ。
しかし、それだと、一番読み手に見せたい見せ場~王子との対峙を描写できなくなるので、このようにシーンピックアップしたんです。

わずか千文字ですので、この範囲内で起承転結つけると、どうしてもあらすじになりますので、イカズチさんたちのように、おおむね筋だけ見せてストーリーそのものを楽しんで読ませるか、
あるいは俺みたいに、どうしてこの2人がこういう状況下にあるか、という説明を必要最低限にして、シーンだけで魅せるか、
どっちか方向性を選ぶといいかもしれません^^;
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2011/04/13 21:01
私も昨日、がんばってみたんですけど~…。
またしても千文字の高い壁に阻まれました…。 (T ▽ T;|||)シクシク…
もう何でだろう? どうしても2千文字になっちゃうんですよ~。
シーンを詰め込みすぎなのか、言葉数が多すぎなのか…。
もう、何だか訳ワカメ状態です。
ああ、今回も撃沈の予感が…。
一応失敗作として、自分の記事にはUPしてみました…。
耳なし芳一がどうしても書きたかったんですぅ。耳なし芳一、好きなんですぅ。

『空白改行』…。
そんな、雲の上の話…。 凹○||| コテッ…
私なんかハゲ散らかしの血尿出まくりで、文字数やりくりでもまだ足りないくらいだから、
不可能ですぅ。
どうしても文字が削れましぇ~ん。
簡素な文章の書き方、どなたか教えてくださいませ…。 (T ▽ T;|||)シクシク…
だから、それを自分で掴む場だというのに。www
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2011/04/13 06:43
イカズチです。

一日inをお休みしたら凄い盛況になっていてびっくりしました。

けんけんさん、ようこそ~。
鶴の恩返しできましたか。
正統派の和モノに『やられた』感が一杯。

読んで思い出したのは『動物ドキュメントで餌となる子鹿と捕食するライオン。視点を変えれば受け取り方はまったく異なってくる』というものです。
盗まれる側からするとキャッツアイも極悪盗っ人ですし、『ひでぶ』側からするとケンシロウもタダの人殺しになりかねません。
(またジャンプかよ……)
勉強(あるいは自分自身への警告)になるお話でした。


個人的に気になる点と言えば、冒頭が『鶴の恩返し』ストーリーを説明しようとして戸惑っているように読み取れたのですが、いかがですか?
今回のお題『昔話のその後』では昔話自体のお話を解説すべきか否かで私も書き出しを迷ったのですが、「とても収まんネェ」とばっさり。
ただ、あえて決めずにお題を出すのも個人の力量を問う道場の主旨なのでしょう。


『空白改行は気にせず続けることとしまして』空白改行もカウントされるんで私にはできましぇん。
毎回、本当に何処を削るかでハゲる思いしてますもん。
こんだけ改行して千文字にこのストーリーを収められるのは、私からすれば驚愕の一言です。


『自分自身で気づいた反省点や補足』でしょ、でしょ。
千文字の制限で書いて見て、今まで気が付かなかった点が見えてくるんですよ。
ホント勉強になるんですよね
『こっそり』などと言わず、一緒に楽しみましょう。
『楽しみながら向上』って……どっかのネット塾か。
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2011/04/12 22:32
けんけんさん、レス感謝です。

けんけんさんも、ご自分の作品を多角的に見て、自分で批判できる方なんですね。
今回の作品にちりばめられたこだわりのほど、レスにて理解いたしました。

末の子供の名前に「トメ」と名づけたくだり、俺も読んだ時、なんとなく薄々と「止まる」の意味として感じてはいたんですよ。
解説を読んで、改めて栄えている与平の家が終わる、そんな予感をはらんだ名前であるとわかりますね。
ここまでの文章を書く方なので、なんかあるな、とは思ってました。なので、ご自身では小手先と謙遜してらっしゃいますが、話を豊かにする技術として、そういった意味合いは必要だと思います。

もちろん、「獲物を取られて人生破滅した猟師が、横取りして成功した与平に復讐する」というストーリーが見せ所なんで、子供の名前はある意味なくても良い部分ではあります。
しかしながら、そういったニュアンス、伏線めいた香り付けは、物語の色どり、雰囲気作りとして重要です。だから、これはこれで決して無駄ではないですよ。
無駄というのは、「その部分を削らないと、本当に必要な描写を入れられないでしょう」という文章ですよね。
でもこの作品だと特にそういった無駄がないため、この子供の名前の部分もあってしかるべきだと思います。
あの、俺もこの部分はちょっと気になっただけで、あまり深く考えないで質問と意見しました。
決して、俺の意見が100%正解じゃないですので、けんけんさんのそこへのこだわり、意志が聞けて良かったです^^

おっと、それと俺の作品での間違い、ご指摘ありがとうございました。
言葉を操る者として、そのあたりもっと気をつけないといけませんね。
良く調べずに書いた俺の怠慢でした^^;
今後とも、お気づきの点ありましたらどんどんご指摘・ご意見ください。
また次の作品、お待ちしております^^

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2011/04/12 20:57
>蒼雪さん
感想ありがとうございました。
今回初めてこの千文字道場に参加してみて思ったのは
普段自分がいかに「ドヤ顔」で無駄な小手先の文章テクを
不必要に散りばめていたかということでした^^;
短編は正に句読点も含め一文字一文字が真剣勝負ですね。
本当に今回勉強になりました。次のお題にも是非参加させて頂きたいと思います。
空白改行は気にせず続けることとしまして(笑)。

内容についてですが

誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」
(JASRAC様へ これは必要最低限範囲の引用です)

この歌のフレーズがずっと心に残っていまして、
いつかこれを自分なりに表現できないかと思っていましたら
今回このお題に行き着きました。

実際の昔話本編でも、鶴を逃がされ(実際は狐や狸などの獣を狙ってたんでしょうけど)食い扶持を奪われた猟師の側のことは全く触れられてませんよね、
いやー、はらわた煮えくり返ってたと思いますよ、猟師。

子供の名前については、終盤の悲惨感を引き立たせるために
ギャグテイストの話だとミスリードしたかったのです。

トメは避妊法の確立してなっかた昔、どんどん子供が出来てもう勘弁してよ~という「打ち止め」の気持ちを込めて昭和一桁くらいまでよく末っ子に付けられていた名前だと聞きまして。それで、名前を羅列して最後にトメと。

ただ、それが無くても読み手にラストの予想がつかなかったとしたら、全くの無駄です(笑)。
「読書慣れ」した読み手さんには『ああ、こういう幸せの連続は最後の不幸フラグだな』と読まれてしまうのではという邪推から入れた文章です。
……読めば読むほどここだけ浮いてて邪魔ですね;

あとは終盤、青年・壮年となっているであろう与平の息子たちが一人の老いた猟師に対抗できなかったという不自然さもあるとは思いますが、
刃物持った○○にいざ出くわすと、人間性別問わず身がすくんで動けなくなるらしいのでまあそこは……。

長々と釈明してしまいましたが、
今後も精進致しますので、これからもどうぞ宜しくお願いします。
今日は書き込みここまでにしておきます……;
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2011/04/12 20:33
>蒼雪さん
早速の感想を下さりありがとうございます。そちらの返答はまた後程(超遅筆です)。

【思いを言葉に】
おそらく「アンチ人魚姫(物語としての)」な人々の
思いをこれぞ!という言葉にして下さった作品だと思います。

この王子の哀れな今を見て、読者は内心ザマアミロ!と
溜飲を下げることと思います。
そうして中盤の記述で人魚姫は無駄死にではなかった、
すれ違いはあれどちゃんと愛されていたと、読者が知ることで
姉姫同様王子を許す気持ちになり……

なんとなくカタルシス、ですかね~田中康夫ぽく言いますと(笑)。

一点だけ気になったのは、冒頭の「罪が報われる」の表現で、
「報い」という名詞では罪の報い、悪行の報い、などの悪い意味があると思うのですが、
「報われる」となると努力が報われた、などの良い意味で使うか、
例えば、犯人の罪が裁かれて「遺族が報われた」などと使うのが自然かと思いました。

重箱の隅つつきですみません……;

文章やこの短文での世界観の作り方、とてもお上手だと思いました。
これからも勉強させていただきます。
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2011/04/12 20:09
>井上さおりさん

はじめまして。読ませていただきました。
さおりさん、あっ、あなたは顔文字ファンタジスタですかっ。

正直に申しますと最初の(。-∀-)つ↗ ポイッ!のときは
小説なのに……と違和感を感じてしまったのですが
最後にはもうこのたたみかける世界観のとりこでした。
おそるべしさおりマジック……。

でも実際内容は数百年経って価値観の大変換した現代への皮肉などもありつつ
なかなか深いお話なんですよね。
そしてその価値観変換は現代のほうが急速ですね、
携帯が普及しだして10年そこらでシルバー携帯はダサイものになった……。
ちょい前まで携帯と言えば黒か銀くらいしかなかったのにぃ~。
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2011/04/12 20:02
>イカズチさん

こちらでははじめまして。
マッチ売りの少女……西洋人にしては自己主張もなく運命にあらがわず
儚く散っていく少女が……と頭に描いて読み進めていると、

『ってか』『やっべェ!』

「キャラ崩壊」て普通は悪い意味で使われる言葉ですが、
ここでは逆に面白味になってますね、いいですね、現代っ子少女(笑)。

『え、ええ』『マッ……チは~』

後半のこのダブル・ミーニングの展開も面白かったです。
実際は西洋人だから日本語では喋ってないとかそういうのはナシです(笑)。

確かに、固い結束や掟のありそうな少年ギャング団(?)に
少女が一度の火付けで頭に迎えられることの唐突感は若干ありましたが、
最後の少女の成長後のエピソードの痛快さで帳消しでした。

いやーお上手です。これからもこっそり勉強させていただきます。
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2011/04/12 10:55
アイマールさん、井上さん、感想ありがとうございます。

人魚姫のその後~(俺流)でした。いろいろ考えてみたんですが、人魚姫の取った行動って、ある意味ベスト、これ以上ないんですよね。恋愛ってそう自分の思い通りにはならないじゃないですか。^^;

王子が人魚姫だと正体を分かってなお、王子は彼女を愛せたか?
王子を命がけで助けた=そのまま姫を愛することにつながるか?

これを数日間、えんえんと考え続けておりました。
2つめの「後篇」では、人魚姫が性格チェンジしています。井上さんのご指摘では、ちょっと急すぎた印象があったみたいですね。そこは表現不足だったみたいですね^^;
もう少し文字数あったら、引っ込み思案だった姫がここまで積極的になれた理由、心理を掘り下げられたんですけど…。
あえて解説させてもらうなら、この積極的になった姫は、また、歩くとやたら痛くなる人間の足をもらって、しゃべれないまま王子の元へ赴きます。
しかし、「ただそばにいられるだけでいい」から、「なんとしても自分に振り向かせる」と努力する女性になっています。
そのあと王子とどうなったかは、…俺の考えでは、やっぱり振られてしまうんですが、それでも前よりは悔いの残らない人生だったと、姫もふっきれて天国へいく、と。そんなオチがあったりします^^;
これが良いか悪いかは、意見が分かれそうだな。俺は良いと思うんだけどな。悔いの残らない人生が一番じゃないでしょうか(^∇^;)

アイマールさん、映画詳しいですね~。スプラッシュ、俺は見たことないんですが、あらすじググってきました。良い話だなあ。機会があったら、見てみたいと思います^^






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2011/04/12 10:35
けんけんさん、初めまして。千文字道場ご参加ありがとうございます^^
今後も精進の場として、楽しく切磋琢磨して頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

さっそく、感想です。
鶴の恩返しのその後ですね。端正で無駄のない文章、構成力、展開、ともにレベルが高く、すんなりラストまで読むことができました。千文字初参加とは思えない技術力、感服しました。
ご自身で、段落替えの空白改行は見ずらいと指摘していますが、全然そんなことないですよ。
むしろ、1文ごとのつながりをしっかりと認識するために、俺もよくやっています。練習の場なので、そのへんは気になさらなくてよいのでは。
空白空けないで書いてるのは、俺の場合、スペースすら1文字食ってしまうからです^^;

子供の名前の羅列ですが、最後にトメを入れるこだわりとかあったんでしょうか^^;
ストーリー的には、子供の名前はなくてもいいですよね。でもちゃんと字数収まってるのですごいです。

最後に「めでたしめでたし」は、確かにない方が良いですね。因果応報的とはいえ、ちょっと後味悪いオチなので、復讐を正当化してしまいますから…^^;

作品内容としては、ラストまで予想がつかない展開に引き込まれました。オチも、なるほどと納得するとともにぞっとさせられます。ブラックな内容として成功していますね~。すごいです^^
アメリカンストーリーみたいに成功した与平に復讐する猟師、王道ではありますが、面白いと思います^^

俺はプロレタリア苦手で、たぶん殆ど読んでないので、その匂いとかはわかりませんが、アイマールさんが仰るなら間違いないんだろうなw
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2011/04/12 05:05
♪イカズチさん、マーメイドDX☆ (゜▽゜)/ おもしろいです♡ 対価交換は、良いアイディアだわさ!
魔女が人魚姫の声で、『ヒッヒッヒッ』ってのが、ポイントですね☆ (。・ω・)ノ゛ 魔女の出番、増えた。
声と引き換えに足。純粋な心と引き換えに、育つデラックスな体とズ太い神経♡ (≧ω≦。) プププッ
私ならば… 魔女の体になった人魚姫&人魚姫の体になった魔女に、しちゃいますね。 (・ω・)/

♪蒼雪さん、【人魚姫後篇】は~ 時をかける人魚姫だわねw ( ´艸`) 時間、戻しちゃった♡
まぁ~ これなら何度でもリセット効くから、ハッピーエンドに辿り着けそぉ~だわねw ( ̄∀ ̄)
それにしても… 人魚姫の性格が急変しすぎな感じが? (・∀・) 前編と繋がりますかにゃ。

♪けんけんさん、初めまして! o(`▽´)o 【鶴の恩返しのその後】、これは深い作品ですね♡
大自然の営みに介入した、愚かな人間達の哀れな末路を描いたストーリー! (+・`ω´・)
って、勝手に私が思い込んでしまいました。 ( *ω* `)ゝ 間違ってたら許して下さいませ。
最後の画は八つ裂きにされた人間を、鶴が餌にするとか如何ですかね? (*゜O゜)ノ 食物連鎖☆

♪アイマールさん、この金の斧ってさぁ~ 100%純金なのか不明だし、木こりの末路も謎なのね。
私なりの解釈では、タダ珍しいと言うだけの価値だと思って居ります。 o(・ω・´o) 鑑定してケロw
仮に金メッキされた斧が、現在あったとしても… ┐( ̄ー ̄)┌ ふぅ~ん?って感じだわ☆
あと、主人公さおりの携帯は防水加工か?& シルバーの携帯って、じじクサイ…?について~
この話は、未来の話なのにゃ~w v(*'-^*) ぶいっ 私は銀も好きだよぉ♡
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2011/04/12 00:00
>アイマールさん
早速の感想を下さり、ブログの方にもお越し頂きましてありがとうございます。
私はただ今皆さんの投稿を読んで感想の内容を構想中ですが、今日中は無理そうです。
実はむちゃくちゃ遅筆なんですよ……。

今回のお題で皆さんがポジティブな、救いのある方向で終わる作品を多く投稿なさってるのを読んで、
じゃあ自分はドス暗~いノーフューチャーな気分に皆さんを持っていこうという嫌がらせ精神が働きました。
プロレタリア文学ぽかったですか、なるほど……。
私自身は、その当時のプロレタリア文士たちが命がけの「本気」だった歴史背景、
現在の共産主義実験の失敗の云々~も含めて、あまりプロレタリア文学を好んでないと
自分では思っていたんですがもしかして同族憎悪だったのかも……^^;

怪奇文学は好きなんですよ。特に江戸川乱歩に代表されるような、
子供に童話でも聞かせるような柔らかな調子で語られるえげつない話などが好物でして。

感想ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
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2011/04/11 21:43
>イカズチさん
【人魚姫after】、人魚姫・デラックスって…。怖いですよ~!www
イヤ、でもこのくらいの図太さが欲しかったです、アンデルセンには。
やっぱ、デンマーク人なのにマイナス思考はダメ。www
もっとラウドルップ兄弟みたいに図太くないと。…って、何の話?www
私もこの王子、ノシ付けてくれてやりまるよ~。
こういう鈍い男は嫌~い。 ( ̄m ̄*)ププ
ま、人魚姫も問題だらけですけどね。
言葉も筆談もダメなら、夜這いくらい行けよぅ。www
それにしても、童話をいじくり回すのって面白いですね~。
今回の千文字道場、読み手側でめちゃ楽しんでます、私。www

>蒼雪さん
【人魚姫後篇】、神様がナイスです♪
そそ、こんな後ろ向き人魚には、お説教が必要です! R( ̄へ ̄*)
でもアンデルセンの人魚姫ってたいがいな性格だから、何べんやり直させても進展遅そう
じゃないです~?^^;
エンドレスで同じこと繰り返しそう、この人魚…。
映画バタフライエフェクトみたいに。www
でもこっちの話はダリル・ハンナとトム・ハンクスが出てた昔の映画、スプラッシュっぽくて、
ちょっとハッピーエンドの匂いがしますね。
元の人魚姫よりイラっと来ないから、精神衛生上良いです。www

>けんけんさん
初めまして、拝見させていただきました♪^^
何かプロレタリアの香りプンプンな作品ですねぇ。…実はこういうお話も好きなんです。^m^
昭和初期頃までの、貧乏でどうしようもない庶民の生活を描いた作品って、つい読んじゃう
んですよ。
で、暗~い気分に浸った後、革命起こさねば~って、1人で盛り上がるのが楽しいです。www
どんな読み方…。^^;
ちょっと八つ墓村っぽい感じもしました。あの雰囲気好きなんです。
このお話、悲しいですねぇ…。 (T T;|||)
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2011/04/11 21:14
み、皆様、早~いですねぃ…。
私、完全に出遅れております…。^^;
ぜんっぜん浮かばないです、今回のネタ。
せっかく浮かんだ赤ずきんネタも、訳の分からない吸血鬼もののシリーズに作り替えちゃうし。
あ"あ"、勿体ない…。^^;

>イカズチさん
イカズチさんの1作目 「マッチ売りの少女」、やられた~って感じです!www
義賊とか革命ものにすんごい弱いんです、私~。
ホラ、出遅れるから、先にやられちゃった。www
>アンデルセンが『マッチ売りの少女』を発表したのが1848年。
>絵画『民衆を導く自由の女神』の描くフランス革命が1830年ですから時間が逆行~
全然大丈夫ですよ。後でアンデルセンが史実をもとに書いたってことにすれば、逆に
説得力あると思います。うんうん。 (^m^*)ムフフ♪
確かに救いようがないんですよね~、マッチ売りの少女って。^^;
でもおかげで胸がすっとしまし~た♪www

>井上さん
物の価値観が壊れてる現代人…、確かに!www
井上さん、風刺上手いですよね~、相変わらず! ソンケーの眼差し…♪
あと、セリフの中に出てくる絵文字が相変わらずGoo~です♪
井上ワールド炸裂ですねぇ。やっぱ井上さんの小説はこれが無いと! うんうん!
絵文字小説ってジャンル、一般化して欲しいですよね、そろそろ。ホントに。www
ところで…、シルバーの携帯って、じじクサイんすか…?
私、思いっきりシルバーの携帯なんでつけど…。^^;
あと、主人公さおりの携帯はちゃんと防水加工っすか?www
データ消えてそうなのにぶっちぎりで合コン…。やっぱり現代人は価値観壊れてるかも。www

>蒼雪さん
【思いを言葉に】、ちょっとギリシャ悲劇ものっぽいですねぇ。
オイディプス王の話の終わり方に似てます~。 切なくて妙に好きです、こういうの。
でも、私も人魚姫にイラ~っときますけど。www
子供の頃から人魚姫だけは天敵なんですよ。
ホントにイライラする、人魚にも王子様にも!www
何でしょうね、あの西洋人にあるまじきマイナス思考作品は?www
もっとこう、デンマーク人って先制攻撃っぽい性格してそうなんですけどねぇ。
サッカーの戦術のイメージからすると。 ( ̄m ̄*)ププ
アンデルセン、ちょっと気弱すぎ。www
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2011/04/11 19:54
自分自身で気づいた反省点や補足等

・自ブログで癖になっていた、「段落替えの空白」替わりの改行は読み辛い空間を作る。
・最後に「トメ」と書きたかったばかりに子供の名前の羅列に文字数を食う。
・話の最後に『猟師の敵討ち』~めでたしめでたし~ と、入れたかったけど
 文字数が足りず、しかもそれは流石に悪趣味なので入れなくてよかったと思う。

どうぞ宜しくお願いします。
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2011/04/11 19:35
【鶴の恩返しのその後】

与平の噂は瞬く間に村中に伝わりました。

哀れな鶴を助けてから、家に居ついた娘のつうが日に日に痩せ細っていくのが心配で、約束を破って機織りするところを覗いてしまったこと、その後の顛末 ――

与平は悔恨と慕情交じりに、涙々に皆に語ったのでした。

それまで冴えない小作人だった与平の名前は以来、慈悲と純粋・質朴の代名詞になって人々の口に上るようになったのです。

噂を聞いて慕ってきた中で一番若くて美人な娘と与平は結婚しました。

夫婦にはすぐに可愛い子たちが生まれ、上から太郎に次郎に花子に三郎、幸子に正子に四郎にトメと名付けました。

その後も幸せは続きました。
つうが残した反物をじっくり調べましたところ、その製法を解明することに成功し、与平が売り出した『新機軸つる印謹製反物』はあっというまに大評判、一家は村一番の大金持ちとなったのです。

羽振りが良くなっても与平は決して驕らず、鶴を助けたあの日のように困っている人には手を差し伸べ、皆に正直に朴訥に接したので、彼の評判はいや増すばかりでした。

月日は流れ「村のご意見番・与平さん」の頭もすっかり白くなりました。

今日は末娘の披露宴、りっぱに巣立った上の子たちも今日は戻ってきて与平夫人と屋敷のほうで宴の準備に大忙しです。

式に先立って与平が、広場に全員集まった村人たちの前で挨拶します。

その時人だかりの中から、ぼろぼろの痩せこけた餓鬼のような男がふらりと現れ、与平の後ろからその首を切りつけました。

太い血管を切られた与平の首から高々と真っ赤な血が吹き上がり、村人たちも新郎もあまりのことに誰ひとり動けずしいんとなりました。

「鶴を逃がしたな!」

ぼろ男が叫びました。

「俺はお前が逃がした鶴の罠を仕掛けた猟師だ! あれが最後の頼みだった! あの鶴さえ仕留めていれば借金を返して一家は飢えずに済んだ!
 お前が逃がしたばっかりに、一家は離散、娘、女房まで苦界に堕ちた!
 お前はあの後鶴で一儲けしたらしいな、卑怯者の盗っ人与平! 俺は今日までお前の名を忘れたことはなかったぞ!!」

薄れる意識の中、最期に与平は屋敷に目をやりましたが、中では猟師に八つ裂きにされた妻と子たちが冷たくなっているばかりなのでありました。
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2011/04/11 19:27
はじめまして。けんけんと申します。
自ブログでのらりくらりと詩や小説を書いています。

先日、イカズチさんから蒼雪さんの千文字道場に投稿してみてはと
コメントを頂きましてお伺いしました。

交流の無い一見同然の身でぶしつけですが、早速こちらのお題で投稿させて頂きます。

「真摯な批評」を受ける覚悟は持ってこちらに参りました。
どうぞ今後とも宜しくお願いします。

……でもできたら批評するときは、おにぎり作ってくれたお母さんみたいな口調でして下さい。
嘘です、ごめんなさい。
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2011/04/11 15:57
【人魚姫後篇】

思い叶わず海の泡となった人魚姫は、天国で神様にお説教されていました。

「泣かぬホタルが身を焦がすってねェ…。けど、そうなったのは自業自得でもあるんだよ。このまま空気の精にしてやるつもりだったけど、やーめた」
「えっ?」
「時間、戻すから。もっかい王子と出会うところからやり直しんさい」
「そ、そんなことできるんですか?」
眉毛の濃い白髪頭の老人…神様はひっひっと笑いました。
「とんでもねえ。あたしゃ神様だよ」
オラ、行ってこいや~!
いきなりどすの利いた声で怒鳴ると、神様は姫の背中を蹴飛ばし、雲から突き落としました。
「きゃ~!」
まっさかさまに海へと落ちてゆく途中で、姫は気を失ってしまいました。

ざざ~ん…。
ゆったりと打ち寄せる波の音で、姫は目を覚ましました。
「…ここは?…あっ、王子様?」
傍らで気を失っている王子を見つけ、姫は目をぱちぱちさせました。
「そうだわ、時間を…。私、戻ってきたのね」
もう一度、ここからやり直せる。同じ過ちを繰り返さないように。ちょっと乱暴な神様でしたけど、姫は感謝せずにはおれませんでした。
(誰か来る)
ふいに、こちらへ近づく足音に、姫は驚いて逃げようとしました。でも、すぐに思い留まりました。
やってくるのは、あの王子の一目ぼれした隣国の姫です。ここで逃げたら、また元のもくあみです。姫は覚悟を決めました。
「あら?そちらに倒れているのは…?」
「来ないで~!」
隣国の姫が岩場に隠れるように倒れている王子を覗きこもうとした途端、姫は足ヒレで思いきり海の水をぶっかけてやりました。
「きゃ~!魚のお化けー!」
水をかけられたことよりもそっちの方に驚いて、にっくき恋敵は逃げて行きました。
「ううん…」
騒ぎのせいで、王子は目を覚ましました。
「はっ、そなたは?」
「私は…」
人魚の姿を見た王子は、驚きに目を丸くしていました。さっきの女みたいにお化けと言われるかもしれない。姫は怖くなりましたが、あえて目をそらしませんでした。
「ご無事で良かった。…ずっと、お慕いしておりました。あなたをお助けしたのは私です」
精一杯の告白でした。姫は満足でした。ありのままの姿と事実を伝えられたからです。
姫は、海へと飛び込みました。海の魔女に、人間の足をもらうために。
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2011/04/11 15:55
イカズチさんの人魚姫に触発されて、俺ももう一個考えてみました。
神様の声は志村けんで読んでくださると幸いです。遊びでなつかしギャグを入れてみました^^;
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2011/04/10 10:03
イカズチさん、投稿ありがとうございます。
いえいえ、俺の方からも読みたいとお頼みしたので、謝らなくていいですよ^^

【人魚姫after】拝読しました。いや~面白かったですよ!
あの可憐な少女が、まさか、ねえ…(o_ _)ノ彡☆
大いに笑わせてもらいましたwww

仰る通り、「あらがわない」ことが、苛立ちの最大の原因ですね。
でも彼女たちの性格、立場になってみたらなかなか、英雄的な行動というのは難しいと思います。
俺も大人しい性格で損したことあるんで、けっこうわかるんですよ、この2人のヒロインの行動とか^^;
アンデルセンは童話作家ですが、教訓とかは別に考えないで、ただ作品として書いてますよね。
それに、当時の女性の地位とかをリアルに描くとなると、やっぱこうならざるをえないわけですし。
仰る通り、彼女たち一人の力では、どうにもできないことなんですよね~…。

でも、今回のテーマはアンソロジーなので、こういうのを求めておりました。
マツコさん、好きなんですよww
あんなふうに豪快にものを言えるようになるまで、あの人はどのくらい努力したんだろうとか、見るたびに考えてしまいます。
憎まれ役のようで、愛されキャラ。イカズチ版人魚姫、面白かったです!^^

う~ん、俺の考えてる話、もう少し練り直さないとなあ^^;



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2011/04/10 06:47
イカズチです。

お言葉に甘えて二作目です。
蒼雪さんとかぶるのですが『人魚姫』のその後を投稿させて頂きました。
申し訳有りません。

『マッチ売りの少女』もそうなのですが、この二作の主人公は降りかかる不幸を撥ね退けないんですよね。
詳細を読めば違うのかも知れませんが、『あがく』事をしないイメージを受けます。
人の根底には『努力をすれば報われる』と言う考えがあり、努力を放棄した二人のヒロインに歯がゆさ、もどかしさを感じるのです。

なので、私はこの二作、ヒロインを自立させる方向に持って行きました。
ただ元々運命を甘受したように見える二人なので、強烈な外部要因(放火、魔女)を突きつけて。
絶対、一人では自立できないと思うんですよね。
この二人の場合。

と、まぁ色々考えましたが、お読みになる際には『イカズチはアホな事考えてるなァ』と単純なコメディとして楽しんで頂ければ幸いです。
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2011/04/10 06:35
【人魚姫after】
(ここは?)
自分は海に落ちて泡になって消えたはずだ。王子との恋が実らなかった代償に。それが……。
「気が付いたかい?」
聞き覚えがある美しい澄んだ声だった。あるはずだ、足と引き換えた自分の声であるのだから。
(魔女の……)
「ああ、そうか。じゃ、代わりに使わなくなったあたしの声をあげよう」
途端に
「私、泡になったはずじゃ」
しゃがれた重く低くはあるが確かに自分の咽喉から声が発せられた。
「まったく勝手に死なれちゃ困るんだよ。せっかく美声を手に入れたってぇのに」
どうやら姫が死ぬと交換した声も死ぬらしい。せっかく手に入れた声を惜しんで魔女は
「泡を掻き集めたのさ。ヒッヒッヒッ」
小鳥の囀り、川根のせせらぎのような声で『ヒッヒッヒッ』って笑われても……。
「で、これからどうするんだい」
「海に……戻ろうかと」
「なァ~に~っ!」
ひしゃげた顔が寄せられ、両肩を掴まれると
「そんな気の弱い! 声を売って近づいたんだろ。それを横から掻っ攫われて悔しくないのかい!?」
前後に揺すられ熱く語られた。
「はい~?」
目を白黒させる姫を尻目に魔女は腕組みをして
「あ~イライラする。今日から『女の意地』の何たるかを叩き込んでやるよ。まずは……」

数ヵ月後、鈍感王子の城に来訪者があった。
「なに、海に落ちたあの方が。直ぐにお通ししろ」
だが謁見の場に現れた女性は身長=スリーサイズに……その、『育って』いた。
「と、とにかく生きていてよかった。君にも祝福して貰いたかったんだ。ここに居るのが妻の……」
と横を向いた王子の頬骨下に特大ヒールのピン先がめり込む。
「おめでとう、さんっ」
倒れこんだ王子にしゃがれ声が浴びせられた。
「き、君は……君を見上げて思い出した」
だいぶ丸いが、脂ぎっているが、憎憎しげに眉間に皺が寄っているが
「確かに海で助けてくれた、あの人!」
だが姫は既に、取り押さえようとした数人の衛兵を投げ飛ばし、横の王妃に一瞥をくれると
「ノシ付けてくれてやるわ。こんなニブ男」
とだけ言い残して、巨体を揺らし去って行った。

その後、姫は『人魚姫・デラックス』と言う名で自立する女の為の随筆家として活躍し、ある意味幸せな一生を送ったのであった。姫がどんな特訓をしたかは謎である。
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2011/04/08 14:37
イカズチさん、コメント感謝です。

拙作を読みたいとのご要望、ありがとうございます^^
リクエストがあったら書かずにはおれませんね。後ほど、必ず投稿しますね。

イカズチさんの他の作品、俺もぜひ拝見したいです!
ぶっこわしたいと仰っていた「人魚姫」、イカズチさんも書いてみては?
俺も読みたいですよ~。
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2011/04/08 05:15
イカズチです。

千文字道場は(門下生の分際で私が言うのもナンですが)『道場』であり、練習の場ですから、複数作品の投稿も可でいろんな人からの意見を頂く所なのでは?
なにより蒼雪さんの作品を読んで見たいです。

私も他のお話を投稿しようかな……と、また自分の首を絞めるような事を。
私、ホントはドMなのかもしれません。
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2011/04/07 21:51
井上さん、コメント感謝です。

ほんとにそうですよね~^^;
当時には当時の考え方とか、思惑などあっただろうし。
アンデルセンの考えた結末も、ある意味これ以上のものはないんですよね。
現実の恋もそんなものですしね^^;

姉姫様、独眼竜(笑)
人間の足を手に入れる代償に、リトルマーメイドと同じ条件だといけないなと思ってこうなりました。
もう一個、後日談を考えてたんですが、キャラ崩壊したやつと、ディズニーみたいなのと2パターンあって、アップしようかどうか迷ってます。
出さないで、この作品のままでいいのかな~^^;
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2011/04/07 15:12
♪蒼雪さん、作者のアンデルセンが~ この現在の時代に存在したなら内容も、かなり違うでしょうね。

当時の状況下では、皇室の中とか世間の正確な情報… 入手するのも厳しいかも? (っ´Ι`)ノ

そこへ200年後の私達が~ 作品に対して「不満がある」とか、言っちゃう訳ですからw ( ´艸`) 笑

自分の書いた物が、200年後どぉ思われるのか… 想像するだけでも恐ろしいにゃ~ (´~`;)ゝ

【思いを言葉に】の、独眼竜姉姫さまの勇ましさに… 昼ドラ女優の迫力を感じるぅ~ (゜▽゜)/
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2011/04/06 21:32
イカズチさん、感想ありがとうございます。

そう、それですよ!
>『眼の前に恩人が居ても何も気が付かない鈍感王子』や『王子にフられて泡になる運命を受け入れる消極的過ぎる姫』
これですよね~。一番腹立つのが鈍感王子ですけど。姫を妹のように可愛がった、とあるので、恋愛対象になかったんでしょうね。ましてや、声が出ないとはいえ、姫は自分の気持ちを伝えようとしなかっただろうし。存在がちっちゃかったのかも。言葉は悪いですが、姫はペットみたいな存在だったのかもしれない。
会話できないのが最大の障害でしたね、この恋は。
しかも、勘違いから別の女性に夢中になってますし。恋してるとどうしても自己中になるから、ますます消極的な姫はアウトオブ眼中だったんだろうな^^;
作者のアンデルセンが、消極的でナイーブな人だったのかな。自分の失恋がモデルだっていうし^^;

「その後」の話なので、どうしても人魚姫がいなくなった後を想像したらこうなりました。
でも、もうひとつ別パターンも考えていたんですよ。
そっちも後ほど投稿しますね。こっちならイカズチさんも気にいるかな?^^
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2011/04/06 18:44
イカズチです。

蒼雪さんの『人魚姫その後【思いを言葉に】』拝読させて頂きました。
悲しいお話ですねぇ。
蒼雪さんがこのお話を嫌いなわけ、すれ違いや勘違いに苛立つと言うのもわかります。
ただ、私は更に『眼の前に恩人が居ても何も気が付かない鈍感王子』や『王子にフられて泡になる運命を受け入れる消極的過ぎる姫』にも不満があり。
特に姫は戦わないんですよね、自分の逆境と。
何のために声を失っても陸に上がったのか、この人は。
『そこまでやるならテッテー的に行けェ~。略奪愛で根性見せんかい!』と思うのは私だけ?

蒼雪さんのお話は姫の気持ちの代弁者である姉姫と年老いた王子の惨めな境遇から、『応報』のストーリーが読み取れ、深いお話だと思います。
でも、やっぱり私はハッピーエンドが良いナァ。
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2011/04/06 15:05
投稿しました。「人魚姫」のその後です。
泡になった人魚姫は、空気の精になって天に昇ったと、ウィキにありました。
改めてあらすじ読んだんですが、悲しくも深い話ですね~…。

で、昔この話がすごく嫌いだった理由を、今回改めて考えてわかったんですが、イラッとくるのは、気持ちのすれ違いや勘違いが登場人物同士であるからなんですね。

人魚姫は、王子に最後まで自分が命の恩人であると知ってもらえずに、そして恋心を打ち明けられずに身を引いて命を落としてしまいます。
王子も気絶してたものですから、海中で人魚姫に助けられたと全く知らないんですね。だから、倒れてる時に看病してくれた女性を好きになるのも、いた仕方ないかと。
(この女性は隣の姫説、もありますが、そうでないのが原作なのかな?ウィキだとそうですね。今回は姫にしました)

で、つい俺なんかは、王子に手紙とか筆談すれば?と思ったんですが、人魚だから人間の文字を知らないですよね。もし知っていたとしても、あんまり自己主張激しくない人魚姫は、そんなこと思いもつかなかったでしょう。
人魚姫の立場になって考えると、やっぱり王子を殺せないよなあ、と結論します。

想いを伝えずじまいで終わってしまった人魚姫もさることながら、鈍感な王子に喝!って感じで、今作を書いてみました。
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2011/04/06 14:53
【思いを言葉に】

殺してくれ。それで、私の罪が報われるのなら。
かつて王子だった男は、そう言って泣きました。美しかった面影は遠く、今では白髪と深い皺に刻まれた、寂しい王でした。

「ふざけないで…!」
海の王の、一番上の姉姫は、声を振り絞りました。魚の足を人間に変えたせいで、立っているだけで、ナイフで脚をずたずたにされているような痛みです。でも、一番痛いのはその胸でした。
「あんたがそんなんじゃ、妹は報われない!」
片方しかない姉姫の瞳から、涙が溢れました。もう片方の瞳はありません。声を失わずに1日だけ人間になることへの引き換えに、海の魔女に差し出したのです。
「あたしだって本当はあんたが憎いよ。殺してやるつもりでここに来たんだ。だけど…そんな姿を見せられたら、妹が、可哀想で…」
それを聞いた王は、両手で顔を覆いました。彼が、心の底から悔やんでいるのがわかりました。
「私が隣国の姫と婚礼を挙げると告げた時、彼女は笑っていたよ。そして、なぜか涙を流した。私にはそれが、祝福してくれていると思ったんだ。…なのに、婚礼の夜、彼女は船から身を投げて…」

気づけなかった。それが私の罪だ。王は言いました。

姉姫はもう、彼を殺そうと思わなくなりました。泣き崩れる彼の傍には、誰もいません。
末姫を失った悲しみから立ち直れず、王となっても国を顧みない彼から、人は離れて行きました。彼の妻だった女性は、辛抱強く彼の傍にいましたが、彼が世継ぎをもうけようとしないので、自分の国に戻されてしまいました。

それほどまでに、彼は妹のことを愛していたのでしょう。妻としてではなかったけれど、大切に愛されていたのです。
あの純粋な末姫も、それをわかっていたから、自分から身を引いたのです。
姉姫の手から、握りしめていた宝石のナイフが滑り落ちました。
「あんたはもう泣かなくていいよ。そんな姿、あの子も望んじゃいない」
王は顔を上げました。姉姫は、開け放たれた窓に近づきました。太陽が沈む前に海に帰らないと、人魚に戻れず死んでしまいます。
「さよなら。もう来ないよ」
窓の下に広がる海に、姉姫は迷わず身を踊らせました。

やがて、心を入れ替えた王は国を立て直したと、海鳥からの知らせが届きました。
姉姫は目を細めました。
「これで、良かったんだよね」
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2011/04/05 14:39
♪イカズチさん、木こりの斧と女子大生のケータイ。落とした時のショック度を等しくするのに苦労しました。

残酷な天使…女子大生さおりには金銀の携帯よりも、メチャ可愛いケータイを与えるべきだったのにゃw

正直な木こりが貰った金と銀の斧は、仕事で使える品物じゃ無いので~ その後、悪人になるリスクが!

これを放棄してしまった女子大生さおりには、いつもと変わらぬ生活が続きます♡ (*´∇`*) それが◎

> 本来の携帯に神様がたじろぐ所もグッ。 (。゜ー゜)σ 上から目線の神様が、堕ちて行く所が味噌ですw

> 『銀のケータイ』爺臭いッスか? ( ´艸`) 女子大生さおり個人の意見ですよぉ~w 私は銀も好き♡
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2011/04/05 04:33
連投申し訳有りません。

井上さおり様、『続…金の斧』面白かったですよぉ。
携帯を使うあたり現代っぽくて良いですね。
金銀の携帯を放り込まれた日にゃあ、泉の神様も『何持って出たらええねん!』と突っ込みたくもなりますでしょう。
つくづく千文字はアイデア勝負だなぁと思い知らされるお話ですね。
本来の携帯に神様がたじろぐ所もグッ。

ところで『銀のケータイ』爺臭いッスか?
グスン。
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2011/04/05 04:23
イカズチです。


真っ先に浮んだのは『桃太郎』だったのですが、せっかく昔話を題材にするので気に入らない結末を変えられるようなお話にしようと思い直しました。
アイデアさえ出れば書くのは早かったですね。
短いお話ですからアイデア重視な部分がありますので。
逆に文字数を収める事に時間が掛かります。
千文字の醍醐味ですねぇ。

井上さおりさんも蒼雪さんも『二人で観れば』と仰っていますが、私は周囲がドン引くくらい号泣しますので……。
彼女曰く「横でそんなに泣かれると気になって泣けない」そうです。

出来れば『人魚姫』もぶっ壊してやりたいと思っている今日この頃でした。
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2011/04/05 02:19
♪蒼雪さん、この「続…金の斧」は~ 読み方しだいで、様々な解釈に変化します☆ ('-^*)/

単純に見れば… 華の命は短く、金や銀よりも重い! ( * ' ρ ' )ノ゛ 合コン命の娘♡

深く見れば… 蒼雪さんと同じく、物の価値観が崩壊している現代人w (゜▽゜)/

道徳的に見れば… 節度ある正直と、節度のない正直。 (。-人-。) あえて答えは、申しませぬ~
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2011/04/04 22:45
イカズチさん、井上さん、投稿ありがとうございます。
ていうか、早っ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ
俺…一週間くらい後に投稿されると思ってたんですが。イカズチさん、大変だとか仰ってませんでした?
相変わらずフットワーク軽いなあ。すごすぎます。

で、感想です。
マッチ売りの少女、意外な展開ですね!片乳の女性…有名ですよね~。描いたのドラクロワでしたっけ?
俺、あの絵好きなんですよw
少年が出てきた時、マフィアのボスになるのかなあと思ったんですが、そっちに方向転換とは。意表を突くあたり、さすがです。ラストちょっと急展開過ぎな気もしますが、これはこれで痛快ですねw

俺も昔、マッチ売りの少女と人魚姫が大嫌いでした。王子に告白せずに海の泡となった人魚姫、なんでだよ~~って怒ってましたね、子供心に^^;
でも、人の心は思い通りにはならないものです。きっと王子も、人魚姫より別の女性の方がタイプだったんでしょうねえ。こう見ると、童話とはいえ、かなり高度な恋愛模様がうかがえます。
対してマッチ売りの方は、ほんとに救いがなさすぎですよね^^;

フランダースの犬も、あれも悲しい話です。ネロ少年、社会に見捨てられたようなものですし…。
でも、彼女さんと見るのありですよ!井上さんも仰ってますが、共感して一緒に泣ける人、いいじゃないですか^^
でも、人前で涙を見せたくないのは俺も同じです。家族の前ですら俺は泣きません。あとでひとりで思い出し泣きをするほうですww

井上さん、久々の投稿ありがとうございます。待ってました~^^

「金の斧」って、教訓話なんですよね。欲をかくんじゃないよっていう。しかし、木こりが欲張ったのに対し、主人公さおりはまったく欲がないんですね。というより、別方向(笑)
趣味の良しあしで簡単にものを選んでしまうあたり、現代ッ子って感じですね。きっと、小さいころから知らない人にものをもらってはいけない、としつけられてきたのでしょう。
でも、池に捨てる行為がまた今風wだめですよね、池に物を投げたら…。
池の神様、いろんな意味で呆れてしまったんでしょうね^^;
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2011/04/04 20:55
♪「金の斧」って、パロディなんかじゃ王道なので~ 既存の作品で、ありそぉーです。( *ω* `)ゝ

そぉ~考えると、イカズチさんの『マッチ売りの少女after』は、良いチョイスだわ♡ (・ω・)/

絵画『民衆を導く自由の女神』が最後のオチって所w。 ヾ(´∀`*) ベテランの成せる技だにゃ☆

> 『フランダースの犬』はマジ号泣するので決して彼女とは見られません。

二人で泣きながら鑑賞できたら、アリでしょう! (*゜▽゜)ノ 意外と良いかもよぉ~♡
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2011/04/04 19:42
「続…金の斧」
ある木こりが川辺で木を切っていたが、手を滑らせて斧を川に落としてしまう。
困り果て嘆いていると、謎の神が現れて~
落とした物は、金の斧かと尋ねたが… 木こりは、違うと答えた。
次に銀の斧を拾ってきたが、それも違うと答えた。
最後に失くした普通の斧を拾ってくると、木こりは自分の斧だと答えた。
謎の神は、木こりの正直さに感心して、三本すべてを木こりに与えた。
それを知った他の木こりは、わざと斧を川に落とした。 (。-∀-)つ↗ ポイッ!
謎の神が金の斧を拾って同じように尋ねると、その木こりは自分の斧だと答えた。
謎の神は呆れて何も渡さずに去り、恥知らずな木こりは自分の斧をも失った。
それから数百年後…
さおり 「マジ!今から合コン♡ o(≧∇≦o) 行く行くぅ~w」
携帯電話で会話中の、女子大生が川沿いを歩いていた。
さおり 「あっ! Σ( ̄□ ̄;) 」
女子大生さおりは、足が躓き… 携帯電話を川に落としてしまった。
その時、川の中から謎の神が現れた!
謎の神 「あなたが落とした物は、この金の携帯電話かね? (。・ω・)ノ゛」
さおり 「なにっ?その悪趣味なケータイ!('I'。) それじゃ無いわ…」
謎の神 「それじゃ… この銀の携帯電話かな? (* ̄O ̄)ノ」
さおり 「シルバー携帯… ノーマルで爺臭ぁ~い。 (-ω-;) チャウチャウ」
謎の神 「では、この? (・∀・) んんっ 何じゃこりゃ!」
それはド派手なピンクの訳の分からない小物が纏わり付いた携帯電話であった。
さおり 「あっ!それそれ~♡ o(゜▽゜o) 私のケータイだわ!ありがと~」
謎の神 「うむ。そうか… (: ´О`ゞ) 正直で良ろしい。」
謎の神は、さおりの正直さに感心して、すべての携帯電話を与えた。
さおり 「世の中、不思議な人が居るもんだわ。 (・-・;) う~ん」
さおり 「それにしても… このケータイ、ダサいなぁ~ (´~`;)ゝ」
残念ながら受け取った携帯電話は、さおりの趣味では無かった為…
金と銀の携帯電話は、川に放り捨てられた。 (。-∀-)つ↗ ポイッ!
さおり  「きゃー!合コン、遅れちゃう~ (((;`・ノд´・ )ノ 急げー」
謎の神は、まさか!の出来事に、頭を抱え込んだ… (゚д゚ ) おしまい☆
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2011/04/04 19:01
イカズチです。

私はこの『マッチ売りの少女』と言うお話が大嫌いです。
だって救いが無いんだもん。
同じ意味で『人魚姫』も『フランダースの犬』も嫌いです。
特に『フランダースの犬』はマジ号泣するので決して彼女とは見られません。
『決して一人では見ないで下さい』と言う有名なホラー映画のコピーがありましたが、『決して二人では見られません』と言う……。
情けなぁ。

と、言うわけでイカズチ版【マッチ売りの少女after】をお届けしました。
ところでアンデルセンが『マッチ売りの少女』を発表したのが1848年。
絵画『民衆を導く自由の女神』の描くフランス革命が1830年ですから時間が逆行しちゃってるんですよね。
まぁ、フィクションですし、アンデルセンがお話を書くのが遅れたと解釈すれば辻褄が合わなくもないかぁ……と。
我ながら身勝手ですねぇ。
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2011/04/04 19:00
【マッチ売りの少女】
少女は凍える手で最後のマッチに火を付けた。
(お婆さん)
亡き祖母の幻影に抱かれ、瞳が閉じられる。
(暖かい、お婆さん……ってか、熱ゥッ!)
気が付くと一面は火の海である。どうやらマッチの火がゴミに引火し、横の豪邸に燃え移ったらしい。
頬を引き攣らせ呆然としていると
「火事だァ」
「あいつが火を付けたぞ」
群集の一人が自分を指差している。
(やっべェ!)
壮大な焚き火により暖まった身体で、少女は脱兎の如く逃げ出した。

暗い路地裏には激しい息遣いだけが聞こえていた。何処をどう逃げたものか、少女は人々をまき、ここに逃げ込んだのだ。
(ここまで来れば)
もう安心と思った矢先
「見てやしたぜ。姐御」
「ウニャァッ!」
背後からの小声に心臓が飛び出したかと思った。振り返ると、酢えた匂いの闇からボロ帽子を被った少年が現れた。
「あ、あたし……」
釈明しようとしたが
「マッチ売りを装って火付けたぁ、さすがでやす。あの家の貴族どもは外道でやすからね」
少年が言葉を遮った。
「俺らもどうにかしようと思ってたんでやすが、サツの警戒が厳重で……姐御の度胸にゃあ恐れ入りやした」
気が付くと何人もの煤けた子供が少女を取り囲んでいる。
「俺らはここらを根城にしている浮浪児ってやつで、俺は仮にこいつらをまとめてる二丁銃のハットってんでさァ」
上げられた両手に握られた黒い金属の塊に少女は息を呑んだ。
「姐御の度胸を見込んで、俺らの頭になっちゃあくれませんか?」
それどころでは無い。銃が怖くて声が裏返る。
「え、ええ?」
「おっ、二つ返事でやすね。流石だ。で、姐御。手始めに何をしやしょう?」
だが少女は相変わらず動転したままである。
突いて出たのは普段から繰り返し使っている
「マッ……チは……いかがですか」
客引きの台詞だった。
「まち? わかりやした。まず町を牛耳ろうってんでやすね。いいな、野郎ども。姐御の命令だ」
オウと闇の中で幾つもの声が響き、少女の運命が転がり出した。

順応とは恐ろしいもので、十数年後、少女はマッチを革命の旗に持ち替え、放り出した片乳も勇ましく戦火の中で虐げられた人の為に戦っていた。
傍らでは常にハットが得意の二丁拳銃で彼女を守っていたのは有名な絵画が記す通りである。
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2011/04/04 09:37
ぴかね~さん、コメント感謝です。

そ、そんな内容があったとは。興味深いです。
村人やお供が堕落して、鬼が勤勉にめざめるなんて。身に余る財産が怠惰を呼び起こすという、教訓がぴしりと効いた、いい話ですね。見る人の心を鞭打つ感じです。
桃太郎だけがストイックで善良なままなのが救いかなあ^^;

俺も今回、みなさんの作品を読むのがより楽しみです。俺もがんばらないと…^^;
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2011/04/04 09:31
娘の去年の学芸会で、『その後の桃太郎』という出し物をしましたよ、

桃太郎のもたらした宝のために裕福になり怠惰になった村人、労働の素晴しさを知った鬼たち、
桃太郎は宝を鬼に返しに行くが断られ、動物はまずいキビ団子のために働かないと言い出し、
桃太郎の元を去っていく、そして桃太郎は単身で修行の旅に出る。
ってなストーリーでしたが、

その後の昔話は、良い企画だと思います。
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2011/04/04 08:45
イカズチさん、コメント感謝です。

(-∇-)わかります、「自分で首を絞めた感」。
俺もこの千文字を立ち上げた時はそうでしたww
でも、やり始めは力不足で苦しかったけど、今は慣れてきて書けるようになってきたので、今ではちゃんと実力がついてると思います。それはみなさんも一緒かと^^
やっててよかった…(笑)

さあ、次はどんな話が読めるのかな~。楽しみですw
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2011/04/04 08:37
ざくろさん、コメント感謝です。

はい、俺の方は元気ですよ~。ちゃんとご飯も食べてるので安心して下さいね^^

今回のお題ですが、うん、そうなんですよね。もうプロの作家が商品として同じ題材で作品発表してるんですよね。ちょっとそこも追加して注意書き書いておこう。
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2011/04/04 03:13
イカズチです。

アイデアでは無く、単にコメントを書いている時の思い付きだったのですが。
自分の首を絞めた感が一杯です……。
よぉおし、考えるぞぉ!
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2011/04/03 23:47
蒼雪さん、ばんわー!
なかなかこれなくてすんません。
お元気みたいでよかったっすー!

面白そうな題材っすね^^
星新一のショートストーリーにそんなのあったの思い出したっす~(^m^)



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