名前を消した男 12
- カテゴリ:自作小説
- 2011/04/20 18:08:45
僕は再び地震の揺れで目を覚ました
揺れは大きく余震だとは思えない
『このまま日本は海に沈没してしまうかもしれない』
僕がそう思うほど大地は地震を繰り返していた
ライトを点け時計を見ると午後8時40分になろうとしていた
『寒い』
僕はこのままだと地震で死ぬより凍死して死んでしまうかもしれないと思うほどだった
ペットボトルの紅茶を飲みほした僕は水道の水を入れることにした
けれど水道からは水は出てこなかった
断水のせいか停電のせいか分からない
センサー付きの手をかざせば水の出る水道はやっかいだと思った
『さっきの地震で津波が来なければ移動しよう。それも人に見つからないように』
その時突然、僕の頭にまた新たな計画が浮かんだ
『そうだ荷物を海に流せば津波に呑み込まれて死んだ事になるかもしれない。だけど荷物が見つかればの話だが』
僕は急いで着すぎた服を脱ぎ鞄に詰めた
そして携帯の電源を切った
僕は今の地震で津波が来る事を祈っていた
時間は午後9時
トイレから出た僕は展望台へと向かって走りだした
海の様子を見るためだ
息をきらしながら展望台に着いた僕は海を見下ろした
海には津波らしい波が打ち寄せていた
『おおラッキー』
僕はそう思った
それは最初の地震で起きた津波の第9波だが、僕には
いつ起きた波か関係のないことだった
ゆっくりとトイレに戻った僕は、荷物を持って真木沢海岸へと下りる道に向かった
地震前に下りようとした道だ

























身寄りのない人は、行方不明のままなのでしょうか?
彼も、事前に そこに旅行に行くと誰かに伝えておいて、届けを出してもらわないと、
これだけの被害者数ですから、例え免許証が出てきても、直ぐには 亡くなった事に
ならないかもしれませんねぇ ^^;
どこっいせ