http://hara19.jp/archives/6327
渋谷駅にある岡本太郎の巨大な壁画に原発の絵が追加された。
もう既に撤去されてしまったようだが、ツイッターで話題になり、写真が出回った。
かなり良くできており、周囲の色とも遜色なくマッチしている。
もとから描かれていたと言われれば納得しそうな出来だった。
これを不愉快とか不謹慎と思う人もいるだろうが、私は結構「やるじゃん」と思ったクチ。

また、福島の居酒屋？「食酔楽」の看板も「やるじゃん」と思った。
http://twitpic.com/4qyacj
震度3で300円OFF　震度4で400円OFF　震度5で500円OFF
コメントの多さからもこの心意気に感動した人が多いことが伺われる。

以前読んだ古田博司氏の著作の中で茶化すことを「ティーゼーション」と呼び、日本人の持つ大切な特質とする。江戸の戯作者たちは、立派なティーゼーターであったが、明治の開国以降、それが隠れてしまい、やっと1980年代になって、糸井重里をはじめとするサブ・カルチャーの分野で復活した。ネット右翼といわれがちな2ちゃんねらーも、右翼というよりは、ウソばかりいっている左翼を茶化すことに長けたティーゼーターたちで、むしろ、左翼がダメすぎると叱咤する文章があった。

考えて見れば落語なんてまじめな主題を面白おかしく茶化したものだし、姦通罪などで処罰されようもんならあっという間に芝居のネタにされてしまうので、ほとんど表ざたにしなかったそうだ。このへんは杉浦日向子さんの本にありました。江戸の性はおおらかだったようです。
震災直後の官房長官の会見に苛立ってた頃、２ちゃんのかきこみも「うまい！」と膝を立たしてしまった。この政府への皮肉が江戸の茶化しとつながっている。
ver.1
「大丈夫？」っていうと、
「大丈夫」っていう。

「漏れてない？」っていうと、
「漏れてない」っていう。

「安全？」っていうと、
「安全」っていう。

そうして、あとでこわくなって、

「でも本当はちょっと漏れてる？」っていうと、
「ちょっと漏れてる」っていう。

こだまでしょうか。
いいえ、枝野です。

ver.2
「放射能　大丈夫？」っていうと
「大丈夫」っていう

「路地野菜は安全？」っていうと
「安全」っていう

「雨って安全？」っていうと
「安全」っていう

そうしてあとで不安になって

「本当は影響ありますよね？」ってきくと
「直ちに影響のあるレベルではない」っていう

こだまでしょうか
いいえ　枝野です。