すごく感動しました。
かなり大人のアニメですね。

ジャン・ヴァルジャンがかっこよすぎです。

（１）の続き
作品を観た人だけ読むことを推奨します。

マリウスたちと合流したジャン・ヴァルジャンが捕らえられているジャヴェールと再会
ここでジャヴェールを殺せばもう追われること無くなると思いながらも
みんなのいない中銃声だけ聞かせ殺したと思わせジャヴェールを逃がします。
人は変わることができると主張するジャン・ヴァルジャンに対し
罪を犯したものはまた罪を犯す人は変わることは絶対無いと引かないジャヴェール

街での戦いの最中
アベセの友（学生中心の革命派）の面々が次々と死んでいきます。
このシーンはもうしゃれにならないくらい悲しい・・
名シーンのひとつです。
子供向けでここまでしますかと言いたいくらい印象深いです。
なんと言いましょうか、他の多くの作品では何かやり遂げて死んだり
（ストーリー的に）効果的に死んだりするシーンが目立つ気がするのですが対照的な気がしますね。
ファンティーヌの時もそうですが不条理に人が死んでいく様は残酷さが際立っています。

銃で撃たれたマリウスを担ぎ下水道から逃亡しようとするジャン・ヴァルジャン
テナルディエとの再開で死体を担いでいると勘違いしマリウスの服の一部（アベセの友のバンダナ）をちぎって隠し持ちます。
後で人殺しの罪か何かでお金を脅し取ろうとする気満々ですね。
てかまた出たかって感じでしたね。

更に下水出口で待ち伏せていたジャヴェール
私は逃げも隠れもしないマリウスだけは救いたいと懇願するジャン・ヴァルジャン
マリウスの実家まで送りコゼットに最期の別れを告げる覚悟を決めたが
その時にはジャヴェールはいなくなっていました。
ジャヴェールの心の変化が見て取れます。

マリウスの為に毎日手作りのガーゼを届けるコゼット
その姿に心を打たれるマリウスの祖父ジルノルマン
マリウスと別れて寂しくなっていたこともあるのでしょうが
厳格なジルノルマンがどんどん丸くなっている様子はなんかいいですね。
最初コゼットとの結婚を反対していたのに最期にはよく言ってくれたですからね

自分の命の恩人が誰であるのか懸命に探すマリウス。
コゼットもマリウスも心当たりはジャン・ヴァルジャン
もし明かしてしまうとジャヴェールの事や自分が罪人であることが知れてしまう為
ジャン・ヴァルジャンは二人には自分は何もしていないと隠します。

一方ジャヴェールは今までの自分の考え方（秩序が全てであり人は変わることは無いという考え方）とジャン・ヴァルジャンを見逃した行動に苦悩します。
ここも重要なシーンですね。
ジャン・ヴァルジャンは死んだと報告書を提出します

コゼットとの結婚式の後自分が罪人である事コゼットに隠していたことをマリウスに話し
姿を消すジャン・ヴァルジャン
そしてまたまたやってきたテナルディエ
コゼットの父親が人殺しであると脅そうとしますが
その証拠に取り出したのがアベセの友のバンダナの一部
自分のバンダナの一部とぴったり一致し
マリウスは自分の恩人がジャン・ヴァルジャンであると分かります。
更に乱闘になったところでジャヴェールが駆けつけ
ジャン・ヴァルジャンは誰も殺していないことを感激します。
コゼット！君のお父さんは本当にすばらしい人だ！
あぁなんだか書いてて目頭が熱くなってきました
ジャヴェールもテナルディエに
心入れなおすまで何度でも捕まえてやる！人は変わることができるんだ！
とても熱いシーンです。

感動の最終回、ジャン・ヴァルジャンが自分のことをコゼットに打ち明け息を引き取り
葬式にこっそり参列するジャヴェール
母ファンティーヌの形見のペンダントを娘に大きくなってからあげると告げるコゼット。

全然書ききれてませんが他に思い深いシーンいくつか
序盤の嘘の
つけないシスターサンプリスがジャン・ヴァルジャンはきていなかったと嘘をつき
ジャヴェールから逃がすシーンですね
自分の嘘に誇りを持ちますとしびれました。

今でもここの市長はマドレーヌさん（ジャン・ヴァルジャン）ですと
市長の代理を務めるアラン
コゼットの母ファンティーヌが働いていたガラス工場には子供達を預けれる託児施設が
新設されていました。
施設の名はファンティーヌとコゼットの家です。
もう不幸な親子を出したくないと思いが感じられます。

少し残念に思った点は
ガヴローシュが戦いの中撃たれ瀕死の状態にシュシュが駆けつけあの戦場から助け出すシーンですね
ジャン・ヴァルジャンとマリウスが心配で外出したコゼットと出会うことになり助かります。
うーんあっさり助かりすぎている感じがしました。
戦いでみんな死んでジャン・ヴァルジャンもやっと逃げ出せている状況ですからね
後から知りましたが原作ではガヴローシュは死んでいるようですね。