TPPについて思うこと
- カテゴリ:ニュース
- 2011/05/21 01:25:27
TPP = 環太平洋戦略的経済連携協定
はじめにTPPとは、工業品や農産品、金融サービスなどをはじめとして、加盟国間で取引される全品目について関税を原則的に100%撤廃しようというもの。2015年をめどに関税全廃を実現するべく協議が行われている。
現在TPP参加国はシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド、アメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルー。
マレーシア、コロンビア、カナダも参加の意向を表している。
各国のGDP(国内で新たに生産されたモノやサービスの付加価値の合計額のこと)率を比べてみると、
アメリカと日本でほとんど割り占められているんだ。
参加している他国とGDPが比較にならないアメリカがTPPに参加した目的は、
他国へ輸出することによってアメリカの不況を解消したいからというもの。
でも現在のTPP加盟国を見る限り、アメリカの輸出を受け入れられる国がない。
そこでアメリカの輸出の受け入れ先として、日本に白羽の矢が立ったようなもの。
日本がTPPに参加しちゃったら、実際に輸出されるのはお米とかだけじゃなく、サービス業も輸出されるんだよ。
サービス業の輸出とは、多くのアメリカ人が日本に来て、日本で仕事をしちゃおうというもの。
そうすると、きっと日本人の雇用って減るよね。
じゃあ日本も同じようにアメリカに輸出すれば言いじゃんと思うけど、
アメリカが為替操作してドル安、円高にして、
日本からの輸出された商品は、アメリカじゃあ高いから買えないよーって
調整しちゃったら売れないよね。
テレビだと、今すぐTPPに参加しないと時代に乗り遅れるとか、
アメリカ産のお米が日本で安く買える、そんな抽象的なことばっか言って、
TPP参加することでのメリット、デメリットのことなんかほとんど言っていない。
アメリカのお米が安いからって日本人がどんどん買うと、
日本産のお米が売れなくなる。
そうすると日本の農家の人たちは農業するのをやめちゃうかもしれない。
それと日本の農地とかJAとかをアメリカが買い取って、
アメリカ傘下にしちゃおうっていう狙いもあるみたいね。
まあ色々ぐだぐだと書いたけど、
日本の首相はTPP参加するかどうかの回答を先送りにしましたが、
結論をいうと日本はTPPに参加するべきではないということだね。
じゃあ、おやすみなさい。