夢幻の天蓋
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/04/23 22:33:27
空に飴玉をまぶしたようだった。
森を抜けると、そこは星空のよく見える丘だった。
私は、つられるように足を運び、そこに仰向けに寝転んだ。
空に広がっていたのは、見たこともない景色だった。
こんな空があるのだろうか。星は淡いルビー色に輝き、空だけでなく丘と草原と森を染めている。
その星の運河は流れるように空を渡る。その躍動感が、空に本来無いはずの生命力を与えていた。
そのほかに余計な灯りはなく、辺りを埋めているのは星だけだった。
その光景は、空に飴玉をまぶしたようだった。
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・・・。叙景詩?叙情詩??