「第二音楽室」「聖夜」
- カテゴリ:日記
- 2011/06/07 09:02:55
佐藤多佳子さんの、音楽に携る学生達のお話。
やっぱり。佐藤さんいいなぁ。
変に良い人が出てこない。
みんな嘘が無さそうで、気持ちいい。
特に女の子が出てくる話は、当時の自分を思い起こす。
「こんな事あったなぁ。」「あの時の気持ちってこういう事だったかも。」
なんて、ひたってみたりしてw
ネットみていたら、『佐藤多佳子の登場人物は性格悪い人ばかり』って
書いている人が何人かいた。
そんな登場人物達に共感しまくりの私は、そうとう性格悪いんだろうかww
でもね。
佐藤さん作品の少年少女達をみていると、
あの頃の嘘がない自分を、愛しく思えるんだ。
そして、
今の自分も前を向いていこうって思える。
なぁんて。
ふんわり爽やかな本ばかり読んでいたので、
今は桐野夏生さんの「ナニカアル」読んでいます。
私の中でブラックな作家さんは、桐野夏生さんと沼田まほかるさんです。
どっちも好き^^