Nicotto Town



情報を開示し子供と妊産婦を守れ

http://www.fng-net.co.jp/itv/index.html
松本市長 菅谷 昭 氏
聞き手 編集局長 島田一

――今や日本国民は何を信じればいいのかわからない状態だ。チェルノブイリ原発事故の医療支援活動を5年半にわたり従事されたご経験からいかにお考えか…。

菅谷 もはや、国、東電、安全保安院の3つとも信じられないというのが一般論だ。日本国民は、自国の政府が信じられないという一番不幸な状態にある。また、そういった大変な状況にあるということを、政治家たちの多くが認識していないということも、さらに日本国民を不幸にしている。そんな中で民主党だの自民党だのといがみ合っている日本という国は、国際レベルで馬鹿にされても仕方がない。残念だが、海外からの日本の評価は本当に落ちてしまっている。国家の使命とは、国民の命を守り、国を守ることだ。確かに産業経済も大事かもしれないが、国民の命があってこそ、その上に産業経済があり、金融があり、国際的な立場がある。私は今のような状況を見ていると本当に残念で、寂しくて仕方が無い。

――次から次に後出しで悪いニュースが発表されている。このような政府の対応の仕方については…。

菅谷 非常にまずい。それは、誰も原発事故を身近に経験したことがないために、何もわからないからだ。私は、チェルノブイリで経験してきたことをもとに、事故発生時から「最悪の事態を想定して対策を考えておくべきだ」と主張してきた。しかし結局、今回の事故で政府や東電は何ひとつ対応出来ていなかった。すべて経験がないからだ。そもそも、自然災害と原子力災害が全く違うものだという認識も、今の日本人には少ないと思う。被災者には大変お気の毒だが、地震や津波の瓦礫だけであれば、みんなで力を合わせて片付ければ、そこは必ず復興して住めるようになる。阪神淡路大震災の時も、日本人の皆が頑張って、その能力や財力を集中したことで現在の兵庫県のように見事に復興した。しかし、放射能災害では汚染された場所に再び定住することは基本的に難しい。実際にチェルノブイリ原発事故が起きた周辺30キロゾーンは、25年たった今でも強制避難区域が解除されていない。それだけ土壌汚染が酷いということだ。

――避難区域にしても、徐々に拡大させるような方法ではなく、まずは50キロ圏外に避難させて、その後、安全を確認しながら範囲を狭めていくような方法をとるべきだった…。

菅谷 私は事故当初からマスコミなどの取材に対して、最低30キロ圏外に避難するように言ってきた。そして、最悪の事態を想定して、放射性ヨウ素による内部被曝から子供を守るために、無機の安定したヨウ素剤を飲ませるという放射性物質のブロック策を提言していた。しかし、内部被曝がどういうものなのかも知らず、中央政府には、松本という地方から発せられた声はまったく届かなかったのだろう。暫くたってから、そういった提言が当たっているということで報道関係等から呼び出しがかかるようになったが、放射性物質が体内に入ってしまってからヨウ素剤を内服したところで、もう遅い。一旦、体内に入った放射性物質は身体の中にとどまって被曝し続ける。そういった意味でも、日本は本当に不幸な国だ。

~後略~

全文はリンク先でどうぞ。

先日の村上春樹氏のスピーチにもありましたが、日本は自ら自分たちのふるさとを破壊してしまった。自然災害であれば復興していくことが可能であっても、放射能の汚染は未来永劫汚染し続ける。この事態に国民一人一人が考えなくてはなりません。
スウェーデンでは原発に対する国民投票を行うとした後、1年かけて国民が教育の現場を含めた様々なところで今後のエネルギーに対して学び、考え、1年後自分で決断した1票を投票したそうです。
こういったことが日本でも行われて欲しいと思います。
現状のまま国民投票をしても、利権団体、原子力ムラの組織票で負けてしまうかもしれません。
「プルトニウムを飲んでも大丈夫」などという教育ではなく、きちんと安全とリスクとコストとを長期的な視野で学ぶことが急務ではないでしょうか。

村上春樹氏のスピーチ全文(上・下)
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040017000c.html
http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040019000c.html

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2011/06/12 12:42
田中優氏によれば、日本の地熱発電は世界でトップの技術力だそうです。
アイスランドも火山国ですが、あちらの地熱発電所は日本のメーカーがつくっているそうです。
やはり日本では電力会社の独占のために、開発、発電しても買い取らない、
というシステムが出来上がっているんでしょう。くやしいです。
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2011/06/12 10:42
この前生まれたばかりの赤ちゃんを抱いたお母さんが
食品を遠い他県から取り寄せていると話しているのを聞きました。
母乳のこともあるし 本当に切実な問題です。
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2011/06/11 23:55
道を通れば「ガソリンスタンド」しかないのも問題。

ガス自動車が普及しても、「ガスの補給所」がなければ
電気自動車と同じ運命を辿るだろう。

(電気の補給所って見たことある?
充電に時間が掛かるだろうから
土地転がし用の駐車場スペースが、その役割を果たすべきだが
そんな風景は見たことがない。)

地熱発電も同じだ。
温泉がこれだけありながら、普及しないのが不思議で仕方がない。

下記の動画は某国恐怖症用
http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134#
http://www.youtube.com/watch?v=P4LdPaKoLno
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2011/06/11 20:27

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日本の政治を動かしている方々が党派を超えて、今の福島の状況をもっと自分のこととして捉え、「自分の子供だったら、自分の孫だったらどうするか」という思いで、すべてのことに、政治屋ではなく、真の政治家として真正面から取り組んでもらいたいと、つくづく思う。

(菅谷 昭氏 松本市長 ※インタビュー記事より抜粋)
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国民が賢くなるしかないんです。
国民の手で自らの生活を再建・堅持していかなければいけない。

東日本、日本の復興の未来の担い手は子供なんです。
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2011/06/11 17:50
 村上氏のスピーチは とてもわかり易いものでした。もっともっとマスコミが取り上げると思ったら少なくてびっくりです。チェルノブイリに支援活動をしてた医師、菅谷氏のアドヴァイスも学者とあわせて もっと報道してほしいですね。
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2011/06/11 15:21
人災以外の何者でもなく、、

世界からは、、おバカな国としか相手にされなく成るでしょうなぁ〜(」ーー)」

金の亡者は、、、、困った物です。。。



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