「フランスが語る『原子力の真実』」(前編)
- カテゴリ:ニュース
- 2011/06/12 12:36:41
「フクシマ」後に再燃する「国策」原子力への恐怖
ル・ヌーベル・オブゼルヴァター(6月2日)
フランスねこのNews Watching
フランス語で発信される福島原発事故関連記事を読むBlog
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/62-dba6.html
雑誌「ル・ヌーベル・オブゼルヴァター」は6月1日~8日号で、現EU議会(EUの国会に相等)の環境委員会・副委員長を務めるコリーン・ルパージュの新刊『原子力の真実』を紹介する特集記事を掲載しました。
ルパージュは環境分野を専門とする弁護士で、現在は環境保護を中心に活動するEU議員。1995年から1997年にはフランス・シラク政権の元で環境大臣を務めた。その間、1996年に国家原子力安全委員会から出されたCreys-Malvilleのスーパーフェニックス原子炉(当時は技術面その他の問題で停止中)を再稼働させる要求を却下。その後、同原子炉は廃炉の決定がなされている。
このブログでは、この記事でとりあげられているルパージュの論点を2回に分けて紹介します。
前編では福島での原発事故を踏まえた現時点での現状理解と、国策として守られて来たフランスの原子力セクターへの考察を取り上げます。
後編では、原子力発電による約4兆円もの負債を抱え、経営が危ぶまれるフランス電力公社(EDF)、今後膨大な核廃棄物の処理費用を負担することが見込まれる中、脱原発の流れの中で原子力発電所の建設にかかる発注を失いつつあるアレバ社、12兆円以上の廃炉費用が必要となることが見込まれているフランス原子力セクター、の財政破綻状況について読んで行きます。
本文はリンク先へ
原発大国のフランスでも、福島の事故を受けて様々な検証が始まっているようです。
ル・モンドのような大手がきちんと原発の報道ができるところが
マスコミの健全性をうかがわせます。
IAEAとWHOの関係など、知らなかったことも多く勉強になりました。
先日TVでハーバードのシンポジウムを見ましたが、IAEAの退職者が出席し
「我々は原子力の平和利用を推進することを目的としている」ということを
話していました。「安全基準を見直せばきちんと管理できるはず、環境問題の解決に
原子力はなくてはならないもの。」と力説していました。
この記事以外でも、チェルノブイリ後、住民への危険をきちんと通告しなかった
当時の役人の裁判が行われて今年判決が下るとか、25年の歳月の間に
どれくらいの被害者がでたのかと思うと日本の水俣病を思い出しました。
日本在住のフランス人に対しての広報も「安全」を強調する日本と違い
現実的なものになっています。ドイツもそうでしたがさすがです。
というか当たり前のことなんですけどね。
社会の発展に必要なものを生産している ということで 少数を切り捨てるという政策をとったのが日本政府。
その後 代替品ができたので そこで チッソが原因だと認めたんです。
そして 漁業を禁止すべきところを 役人たちは 動き回る魚に法律の網をかぶせることができるのだろうか
という議論をしていた。
人権なんて とても軽い時代だった ・・・・ 今でも 嘘ばかりで そんなに変わってないような気がする。
リンク先の記事は非表示でした。残念。
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=41398&aid28887841
核だろうが、石油だろうが
勝手にバカにされたと勘違いしてる思考力や理解力のないヤツが扱えば
どんな、モノでも凶器にしかならんよ。
情けなく成ります。。。ーー;