今日のテーマは、「大剣を使ってみる」である。

先輩ハンターのイカズチさんが、攻守両方に役立つとおすすめされた大剣。
ゲーム開始直後の初心者講習で、試しに振ってはみたものの、重いしのろいし、剣を振りおろしたら隙だらけ。
「こんなん使えるか～！」と、早々と諦めていた武器である（すみません）

しかし、熟練者の言うことに間違いはない。ちょっくら練習してみよう。
その前に、せっかく素材やお金がたまったので、装備を新調することに。
ユクモの大剣を背負い、新たに作成した防具を身に着ける。
出来上がった自分の姿を見て、愕然とした。

ふんどしが見えている！（*ノДノ）

俺はキャラを男にしているので、正直ありがたくないありさまだ。

問題の防具はボーングリーヴという。
下半身のガードがある意味ガラ空き隙ありに見えるのは、それがすね当てだからである。
今までは、ユクモの袴というズボンをつけていた。
初期装備のそれは、なかなか渋いデザインで俺も気に入っていたのだが、ただ強化し続けるより、いろんな装備を見たかったのでこっちにしたんだけど…ズボンは装備に入っていないようだ。
堂々とした太ももがまぶしい…。我ながら目のやり場に困る。早くカッコいい防具をつけられるように頑張らなくては。

ふんどしの話はさておき、新しいクエに向かう。タイトルは「ざわめく森」
村長から託された、★２の狩猟クエである。

月夜が明るい森は、どこか静かで神秘的な雰囲気だ。
狩り場を進むと、断崖にてお目当てのドスファンゴに遭遇する。
仲間を蹴散らして、きのこを一人占めしている光景に出くわした。
ボスといえども、ただ力で頂点にいるだけのようだ。弱い物を守るとか、そういう気概が全くない。ここはひとつ、俺がこらしめてやらなくては。

ドスファンゴがこちらに気づいた。蹄を蹴立ててこちらに向かってくる。その巨大なイノシシのような姿と、勇壮なボス戦の曲がカッコよい。
俺は奴をオッコトヌシと呼ぶことにした。言わずと知れた「もののけ姫」連想である。

アオアシラ戦でボス戦には慣れてきたので、オッコトヌシは意外と楽勝だった。
奴らは必ず攻撃の前に予備動作をするので、次にどう来るか判断がしやすい。

だが、「意外と」といえど、アオアシラよりましな戦い方だったというだけで、ものすごく華麗に戦えたわけではない。
頭の中では「張り詰めた～弓の～♪」ともののけ姫の歌が流れていたが、バトルの方は優雅とは程遠かった。

大剣の振り下ろす速度と、剣を戻すまでの１秒ぐらいの隙に、今まで片手剣でやっていた感覚が抜けなくて苦労した。
どうしても武器を振る動作を連発してしまう。もちろん、ほとんど空振りする。

しかし、ガードをすると、ヌシの突進は防御できることに気づいた。
片手剣では軽過ぎてガードできなかったが、大剣はやや後退するものの、しっかり防ぐことができる。しかも、ガードするとヌシが隙だらけになるのだ。攻撃のチャンスである。

ガード性能の優秀さは素晴らしい。イカズチさんの言っていたことは間違いではなかった。
これぞ男の武器という感じだ。やみくもにアタックしてもダメなのだ。
じっと機をうかがい、ここぞという所で決める。渋くて良い武器だ。
うん、気に入った。今後も主力として使っていこう。

手持ちの薬草や回復薬をすべて使い切ったが、なんとか勝つことができた。
すると、いきなり警報が鳴り響く。強敵が現れたらしい。
トゲトゲの恐竜クマみたいなモンスターだ。逃げて良いというので、とっとと逃げてクエを終わらせる。

村長の話では、かなりの強敵なので、今の時点で戦わなくていいそうだ。
しかし、いずれ相まみえなければならない敵にはかわりない。
いつか対戦するその時を目指して、地道に精進あるのみである。