自作ホラー小説「背後」最終話
- カテゴリ:自作小説
- 2011/06/13 21:08:33
電車は、音を立て、やがて僕の目の前に来た。
ガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアッン!!
という大きな音を立てて、僕を引いていった。
そこで気を失った。目が覚めると、僕の部屋だった。
するとうしろから
「どう?これでわかったでしょ・・・ケケケケケケッ」
と笑い声が聞こえてきた。
僕は怒ってお前はいったい誰なんだ!僕は人を踏み切りに落としたことはない!
というと、やがて女の姿が見えた
顔は血だらけ、足も血だらけの姿の女だった。女はこういった。
「わたしは、ゆうこですよ。昔からの友達の」
僕は、思い出した。
ゆうことは昔からの友達だった。
僕の中で1人のおんなのこの友達だった。
しかし、学校から帰る途中、踏切の前で、遊んでいたのだ。
そして誤って僕はゆうこを踏み切りに押したのだ。
ゆうこは一瞬、起こったような顔で引かれていったのだ。
僕はすべての記憶がよみがえった。
僕は、ゆうこに謝った。何百回も、何千回も、するとゆうこはいった。
「私の体はもうないの。だから生きられないから誤っても意味はない」
といった。僕は、何を言えばいいのかわからなかった。
するとゆうこは言った。
「わかった。あなたの気持ちは伝わった。わたしは成仏したわ」
といって、どこかへ消えていった。
僕は安心した。
次の日、僕は下校の道を歩き、踏み切りの前についた。
電車が駅のホームからこちらへくる。
そのとき
ゆうこの声が聞こえた。
「お前もこの痛みを思い知るがいい」
僕は思いっきり押されて踏み切りに出てしまった。
電車はこちらへむかってくる。
ああああああああああああああああああああああああああっ!!
悲鳴とともに、「僕」は遺体となりました。
そう、僕は第2の犠牲者なのです。
~おわり~
「私は成仏したわ」って言った所で
もう終わりかなって思ったら・・・。
最後が、遺体になるなんて∑
超x∞怖い・・・。悲しいですね.