山岸凉子『パエトーン』web公開
- カテゴリ:マンガ
- 2011/06/15 21:30:38
http://usio.feliseed.net/paetone/
遠いむかし、神になり代われると思いあがった若者・パエトーンをめぐる悲劇。ギリシャ神話に描かれたこの物語を現代に展開し、原子力発電の是非について世に問いかけた山岸凉子の短編作品『パエトーン』(1988年作品)を、今回Webにて特別公開させていただくこととなりました。
「原子力発電」の必要性や安全性については賛否様々なご意見があると思いますが、本作品をひとつの問題提起と捉え、将来的なエネルギー問題を議論してゆく上での一助としていただければ幸いです。
☆チェルノブイリの後に描かれたものですね。発表時に読んだような気はするのですが
今回読み直してみて、後半の部分がほとんど覚えていないので、たぶん字が多くて読み飛ばしたのだと思います。
山岸さんは他にもエイズ問題や幼女誘拐殺人等の社会問題をテーマにした作品が
けっこうあります。人間のもつ邪悪な負の部分を抉り出して見せるのでかなり怖いです。
巷では『黒山岸』と呼ばれているようです。
しかし、この作品発表当時から原発がいかに増えているか、それにもぞっとしました。
チェルノブイリを教訓として生かせなかったのだとしみじみ思います。
事故直後はともかく、やはり遠い国のことだと思っていました。
読みました。
やはり、原発は人間の手で完全に制御できるものではないと
思います。