月1,000円の負担で日本中の原発がなくなるよ
- カテゴリ:ニュース
- 2011/06/15 21:33:57
日本エネルギー経済研究所(通称エネ研)から、全ての原発が止、代わりに凄く価格が世界的に高騰している重油や石炭あるいはLNGを輸入するため、各家庭の電気代が1,000円/月上がるということが報告されました。
エネ研は、経産省の配下ですから、「原発復帰させないと、負担増えちゃいますよ」と脅かしているという幼稚な、しかし3割くらい正解の報道もありましたから、そうしたニュースを見掛けた方もいるかと思います。
おとなの目線で考えれば、「月1,000円の負担で原発なくなる」って理解すべきじゃないですかね?
もちろん、火力発電所だって停止するし、今も人間でいえば年金もらってるような老人まで動員して発電しているので、月1,000円は無理にしても、月2,000円とか3,000円の負担で原発を停止したままでいいというなら、安全や素晴らしい環境が大切な賢い市民の皆さんは喜んで負担すべきですよね。
頭がよすぎて遠い未来まで見えてしまうと、日本中の山や沿岸に風車が立ち並び、平地には所狭しとソーラパネルが設置され、必死で発電することを発案してしまう人もいるようですが、それも地方の環境破壊ですよね。既に、日本で風力発電向きの土地は使われているんだとか、太陽光発電にこの国の気象と狭い国土は不向きとかいうことは、頭のいいNGOや正義の研究家の人はなぜか言いません。都合の悪いことは口にせず、平気でデータを水増しするのは、東京電力さんと似てますね。
安全は、タダでは買えません。国が確保するものでもありません(あの国に確保してもらいたくもありませんよね)。自分がお金を出して確保するものなのです。
夏の昼間の電気代を倍にすればいいんだと思います。そしたら、無駄な電気を一般家庭は使わなくなるし、くだらない店は営業やめるでしょう。そうすると、電力消費量が減りピークが立たず、大規模停電が起きる可能性がとても下がります。また、それでも電気を使う人が多いなら、電気料金が増えて、新たな研究開発費等にもなります。
需要が増えれば、価格も上がり、どこかで需給量がバランスするという基本的な経済学を無視したところに、原発依存の温床はあったのだと思います。税金と同じように選択肢なく差っぴかれる電気料金に何の疑問も持たずに電気を使いまくってきた人々が、原発のユーザーだったという事実からも目をそむけるべきではないでしょう。
東電や政治の悪口を言うだけでは何の解決にもなりません。
原発廃止とか叫んでも、今も企業が苦労しての「節電」ですから、最後には私達の給料が下がることになるでしょう。口だけの正義の庶民に煽られた与党の政策、子供手当、普天間移転、ぜんぶ国民負担だけ残して大失敗です。
私達が、原発に頼らず、なおかつ、311前のような電気がいっぱいある生活を得るには、電気料金をより負担することが近道だと思います。
後、下請け会社の件については・・・やめときます^^
どうもありがとうございました。
>私が東電に関して思うのは、以前自分のブログにも書きましたが「危機管理がなっていない」です。
全く同意です。
前に、危機管理の演習を受けたときに、丸1日リスクの洗い出しをさせられて、次の回に「そこにないものを洗い出せ。それがホントのリスクだ」と言われました。予見できるものは、真のリスクではないし、まして、自分達に不都合なリスクを意図して除外していたのだとしたら、それはもはや何なんだってことですよね。
そういえば、wikiリークスで、米国が、日本の電力会社の原発の緊急時訓練を視察して「予定調和のお遊戯。本気でテロを防ぐ気持ちがあるのかよ」みたいなことを言ってました。今回の米国の準備のよさは、トモダチだからではなく、アホな手下を抱えた親分としての備えだったのでしょうね。
それと、東電の場合、危機対応のアクション自体が失敗した場合の二の手、三の手を殆ど考えていなかったようです。自分の打つ手が失敗した場合に備えない、敵は自分の思うとおりにしか動かない。これは、満州事変以降の日本軍あるいは日本人全般にみられた失敗に共通するように思われます。
やっぱり同じ発想の人もいるものですね。
私が東電に関して思うのは、以前自分のブログにも書きましたが「危機管理がなっていない」です。
もちろん重大事故は起きないにこしたことはありませんが、起きてしまった後にどう事故処理するか、外部にどう説明するか、被害を受けた方にどう対応するかといったことはある程度想定しておくべきでしょう。
ですから、「危機管理」という点では東電には到らなかった部分も多々あると思いますが、その他のことに関しては正直わかりません。
専門家ではありませんので、事故対応が適切なのかどうか、東電の資産状況がどうなのか、賠償はどこまで可能なのかなどは全く。
いろいろ報道されていますが、どれが本当かなんてね。
だから、わからないことをわからないままに批判するのは危険であろうと思っています。
電気輸出自治体といえば、つくばだったかが裁判で争っていたものの判決がありましたね。
風力発電で電気作ろうと思ったけど失敗したのは設置した早稲田大学の責任なのかどうかという。
これも詳しくはわからないのでどちらが悪いかという評価は差し控えさせていただきますが、自然エネルギーも考えてやらないと利益にはならないということなんでしょうかね。
新メンバー いちおう 当たってみるね
たぶんだけど とりあえず2人でも 活動してれば いきなりは潰されないんじゃないかな
知り合いに、ファンいたら、誘ってみて。(年上に、タメ口スイマセン)
といいながらも、消さない私www
下手してます。でも、歳関係ないのは、本音ですよ!_(^-^)
別に個人的な恨みはないのですが、そういうネットで無責任に増殖する意見が私は嫌いだし、全く出鱈目なので、全て論破させていただきます。
まず、内部留保については、東電の剰余金は311前には1.1兆円で、その全ては福島第1廃炉に係る損失に消えました。従って、既に東電は狭義の内部留保金を持っていません。次に、資産の形での内部留保については、適宜、資産管理委員会を通じ売却を進めています。従って、バカなうどん屋(勝谷誠、彼は311前は原発推進論者だ)が言うような埋蔵金は東電にはありません。
給料が多い、福利厚生が充実、バカ役員が多いとかいうのは、株主でも原発被災者でもない人間が匿名で言うのは、恥ずかしいことだと思います。
そして、関電などの節電要求は、菅総理が浜岡原発「だけ」を停止させたことで、原発所在自治体が運転再開判断を押し付けられたために回答を留保していること(福井県知事は、正しく国の姿勢を問うています。尻馬に乗って関電を叩いている大阪府知事のバカぶりはいつものことなので無視)によるものです。内部留保金や料金値上げとは全く関係のない話です。
味噌も糞も一緒にして、電力会社ばかー、菅あほー、オレラにあやまれーって、言っていて楽しいですか?
そんな言葉で、原発被災者の方の救いになりますか?
こういうのをヒステリーといい、石原自民党幹事長が看破していますが、ヒステリーなみずほおばさん(事実婚の相手は、反原発やグリンピース支援の弁護士だ)が起こっています。まあ幹事長の父親も老人性オステリーなので「オマエが言うか」というのもありますがw
イタリアでの原発廃止国民投票ですよね。実は、この熱しやすく忘れやすい国は、チェルノブイリ事故後にも同じような国民投票をしているのですが、ルーズな国民性を反映し代替電源の開発を怠り、輸入すりゃいいとやっていたので、何度かブラックアウトに見舞われたので、現政権が原発推進を決めたというのが背景にあります。それと、現政権がエロ首相のせいで批判されまくっていることも投票動向に関係があるでしょう。
そういう多面性を捉えて、はじめて原発の是非なんてもんは論じられるのです。
この問題は、日本中のみんなが等しく考えるべき問題だと思うから、ペー子さんが無理に考えたりしなくてもいいし、今は意見保留でも全然いいと思います。現実逃避なんかじゃないですよ。
本当に月1,000円かどうかは分からないけれど、福島県や青森県のように、東京のクーラーや冷蔵庫やパチンコのために、汚い電気づくりを、ハコモノや援助漬けで押し付けられていた自治体が減っていくことが僕の理想です。
国の交付金とかではなく、電気料金として消費者から生産者(地元の方)にストレートにお金が渡る仕組みがあってもいいと思うのです。
「分かち合う」って言葉が、さいきん好きになっていて、「原発の電気を作る人」と「原発の電気を使う人」が後者が前者に対価を払うことで、先ずは「負担を分かち合う」で、将来的にはそんな負担なんかしなくていい制度をつくっていく。
「うちではきれいな電気をつくって都市に提供しています」といま部屋に閉じ込めさせられている福島の子供が胸を晴れる未来が来て欲しいと本当に思っています。
日本は、用地買収や環境規制がとても厳しいので、一度建設したプラントを出来るだけ長く使おうということになってしまいがちです。特に原発は、新規開発の困難さという辛さの一方で、減価償却しきったプラント(たとえば福島第1だ)は超儲かるって打算で動いていました。
さらに、私が一番怒っている「電気をタダ同然で享受して当然顔の消費者」が、「安い電気」「日本は高いぞ」と騒ぐから、福島第1とか浜岡という安く電気をつくれる原発を電力会社は動かし続ける必要があったという見方も出来るのです。(物事の両面性ということが、原発事故でヒスになっている人(特にネットとかテレビ)が多いので「全部東電が悪い」で済まされている)
菅総理(そうそう、昨日の朝日新聞でこの総理を義政に例えた記事がありました!)ご執心の自然エネルギー全量買取も、暫時引き上げとか中長期で検討とかすべきところを、国民の安全のためとかいって拙速にしている。ブラックアウトの可能性を高めることで、結局は国民不安を増すだけという愚行が、浜岡停止で全国的に電力不足となったことからも学べていない。(だから、あやなかさんのように、電力不足と東電の賠償をゴッチャにする人も出てくる)
私は、これは既に政府や官庁も方針とするように、自然エネルギーと地産地消を蓄電池とスマートグリッドを上手く組み合わせて、地方の村とか集落ではドンドン進めるべきというのが主論です。既に東北の一部の村では「電力輸出自治体」が登場しています。田舎なら夜間の電力消費量が少ないので、太陽光でも大丈夫だし、土地の問題も少ないでしょう。自己完結した電力需給というのは、ドイツや北欧でも推進されているものです。菅総理のいう1,000万戸総ソーラパネル化とか電力供給力の何十%を自然エネルギーとかマスの発想で考えるのは、原発推進論者とさして変わらないパラダイムシフトの出来ていない発想と思います。私は「電力消費、特に無駄な民需を、料金値上げを通じて抑制・削減して、原発を減らすに足る電力需要にまで引き下げること」が最も無駄な投資をせずに国・企業・国民が実現できるアプローチと思っています。
暴論ついでに言うなら「貧乏人は、夏は裸でウチワ、冬はチャンチャンコに湯豆腐で我慢しろ」ってことです。
偶然か必然か、3者の意見は分かれていて、これは「原発についてどう思いますか?」といった質問への311以降の世論調査結果とシンクロするものでした。
たぬきの休息さん(以下勝手に「たぬ休」さん)は、当面の原発の必要性と自然エネルギーへの短期的な転換の危うさの認識。
ペー子さんは、明確な結論を留保しつつ、原発の減少・全廃が進むなら、多少の国民負担は受容するという気持ち。
あやなかさんは、悪いのは電力会社なので何の負担をするつもりもないという怒り。
という解釈を私はしましたので、個々人へのコメント返しに進ませていただきます。
なお、私の立場ですが、はっきり言って業界の中にいますが、少なくとも東京電力及び国の関係機関の人間ではありません。
しかしながら、ここでの全ては「でっち」という、私のリアルでの立場から一切切り離された別人格の言葉ということをご理解下さい。
生意気言うなら、素人より正しく詳しく、業界人としては過激に本音、そういうスタンスの意見にしています(つまり、私の本音とか認識より、演出された部分(誇張とか挑発)があるということです)
でっち様^^私も似たようなブログを6月11・12・13あたりに書いています。ぜひ読んでいただきたき、そして反対意見、おきかせください。
多分、私なんか一番考えてなきゃいけない場所に住んでるはずなんだけど、考えたくないというか…
考えられないというか…
現実逃避も甚だしい(^_^;)
でも極端な話、千円、二千円でこの状況に陥る人がもうこれ以上でないなら全然安いと思うけどね。
「今ある発電所でもフル稼働すれば原発なしで全て賄える」というご意見の方もおられるようですが、おっしゃるとおり発電所は(種類によって頻度は違ってくるでしょうけど)定期点検も必要であれば耐用年数もあります。
常時フル稼働なんて無理な話でしょう。
今問題となっている福島第一原発にしたところで耐用年数をとっくに超えていたのに廃止できず稼動させていたくらいなのですから。
全ての住宅に太陽光発電のパネルをつけさせればよいという極論を述べた知事がいましたが、あれも高い上に耐用年数が短いですから維持管理が大変そう。
極端な話、全部の建物が太陽光発電を設置したとすると既存の電気会社は大変でしょうね。
夏季の晴天の日の昼間は余剰電気を買ってあげなくてはいけない。(使い道なくても・・・)
雨天や夜間は電気を送ってあげなくてはいけない。
修理・交換する家庭には送らないといけないから見込んでおく必要もある。
「太陽光発電を各家庭に」というのは「耐用年数が長く」「梅雨時の雨天続きにも対応できるくらいに効率的な発電ができ」「交換しているときなども予備のパネルで賄えてしまうくらい省スペース」という条件が揃わないとなかなか難しいのでしょうね。
それでも化石燃料が残り少なくなってしまう前までにエネルギー転換が必要になるのでしょうけど。