私の若い頃
- カテゴリ:日記
- 2011/06/19 13:23:25
たしかに文盲がいたんだ。
前話したかもしれない。
3年もブログ書いてたら、ボケっぷりも仕方あるまい。
友達のお母様は、それだった。
イケイケのヤクザだったご主人に
日本刀で頭をかち割られた傷跡もあった。
両脇に二人の子どもを抱え、
頭から血を流したまま這々の体で逃げ出し、
飛び込んだ先は創価学会の教会?だった。
手当を受け、ご本尊さんに手を合わすこと、法華経を唱えること
これを習った。
導かれたと言うのが、多分正しいんだろう。
「字が読めません」
大丈夫。。。南妙法蓮華経、これを一心不乱に唱えれば
かならず心が届きます。
日雇いのような仕事しかなく、それでも男性に頼ることなく
法華経を唱え、毎日を生きた。
字が読みたい。。。自分の力で法華経を読みたい。
大山倍達。。。あ!ちがった、池田大作だ。
池田大作さまさまさまの本が読みたい。
その人は、30歳にして字を習うのだ。
長きの肉体労働で、手は節くれ立ち、肌は荒れ、
鬢に白いものが目立つ。
実年齢より、まるで20歳も年寄りに見える。
聖教新聞に入る広告の裏の白い部分へ
サインペンを持ち、一心不乱に向かうさまは、
童女のようだった。
家からカスリ取ってきたお中元などを手土産に遊びにいくと、
まずご本尊さんへその品物をお供えし、その後
「ねぇ、きなちゃん、これなんて読むとね。」
そう私に訊いた。
ある日、私の家にはがきが来た。
「げんきですか」
金釘流のような文字が踊るそのはがきが愛おしく
日記帳にそっと挟んだ。
1個2個、お中元が盗まれても
うちの家は気がつかないほどだった。
この差に釈然としない気持ちが残った。
私は宗教は持たない。
なぜなら、ほれ、アタシが高僧だからな!
しかし、宗教そのものを否定しないのは
こういう有り様を知るからだ。
ぜんぜん関係ないが、
ふと田川の盆口説き口上を思い出した。
人様ブログで、やっちくを紹介していたからだ。
田川盆口説き口上
http://www.youtube.com/watch?v=Om1IcPKtDDs
歌い手は、次々交代し、いい声で鳴けば、うんとこさモテる。
歌詞も、創作で回していくんだ。
文盲が多かった時代に、こうやって教えを継承し
そして情報を伝えていったのかもしれない。
土着した心身(しんみ)に沁み込む
そんなリズムだ。
そうなんですよ。
そんなにどうのこうの私もしてるわけじゃないけど
生きていく糧にしている人は確かにいるので、否定もしにくいです。。。
ってか、なんか重すぎですよねぇ、このところ。。。
私も人様の家で、よくそんなことがあるんですよぉ。。。
あたしね、万葉集、あんまり読んどらんのだわ。
よんでみたいなぁと、このごろ思うよ。
もう一度読んでみたいんは、前も話したけど平家物語。
よくよく考えたらすごいよね、平家物語にしろ、大鏡、栄花物語。そこら辺をもう一度読みたい。
三国志とかもね、読みたいなぁ。吉川英治のしか読んでないけど、柴田錬三郎のも読みたいな。
老眼と戦うメガネ買わなきゃ。。。
今、また切れてたんやわ。 ほんで繋ぎ直してレスしようとしたらレス欄があれへんがな。 フッと右上見たらログインもしてないことになってたわ。(プッ)
ワテは、神仏を否定してますんやけど、こうしたことでのプラスになる部分は認めますわ。 それが、宗教でなかったらもっとエエのやけどね。
唄ったり、すがったり、そうしなきゃ生きられない時代でも無くなったはずなのに
次々と、そうしなきゃ生きられない事態は起こるね。
心を救うために出発してるんだとおもうんだ、宗教って。
ほれほれ、いままさにちょろ話題のブッタね(笑
あの人は、死への恐怖と、「なんでこんなに皆が苦痛を強いられるのだ。。?」
ってのから、出発するの。それと不平等ね。この不平等ってのは何だ?ってとこよ。
現世の苦痛を来世に逃げるのでなく、
「何故故生まれ生き、そして死ぬのか」その追求、探求よね。
そしてその意味と意義。
宗教に支配されること自体、もうね、多分本末が転倒してるよね。
夢中になるということは。
善く生きる、幸せに生きる、そして死ぬ、この導き以外宗教の持つ意味
これはないよね。。。
ってかさ、そこに、不当な壺だのナンだの出てくると、ねぇ、おっかしいよねぇ!
ま、理由はアレなんだが・・・。
ワシはどんな宗教でも、面白い部分や自分に必要な部分だけ、ありがたく頂く事にしてる。
そして、決してのめり込まない。
大変失礼なお話だけどね。。。
のめり込んでいる人を見ても、決して否定はしないんだ。
その人にとっては、とても大事なものだと思うから。
誰も彼も、きっと幸せを掴もうと必死なんよね。
それだけが真実だと思う。
たださ、ご本人がそれを暗く過ごしたかというと、そうでもないんだよね。
そこを想像しながら書いていくとね、
きっと「うわぁ。。。ガクン」みたいなもんにはなんないよ。
それじゃなきゃ、人に優しく出来ない人になってるはずなんよ、暗いばかりじゃ。
そのなかに、いろんな希望の芽や、信じる心(なにを信じたか)、
これがあったから、人の優しく出来てるんだわ。。。
そこを知る旅を、KOOLがするんだよ、心で。
するときっと、哀しい話では終わらないよ。
居候君に例の亡くなったビッグママの話を聞いているのだけれど、まさにこんな感じなのよ。
黒人女性の歴史を独りで背負って歩いてきたみたいだ、と言ったら
こんなの俺達には普通の話しなんだよ、と言われて、言葉が出なくなったわ。
アタシってやっぱり甘甘ちゃんなのよね。
でさ、彼女のこと書きたいな、と思ってるんだけど、ひじょーに重くて・・・。
感情に任せて、一話だけを昨日がーっと書いたんだけど
今度は困り果てているwww (じゃ書くなよwww
うん、そうだよね。。。いろいろ「そんな暇」がなかったんだろうね。
その人の心の拠り所になったんだろう、そーかがっかいが。。。
救われたことは間違いないと思うんだ。
嫌いだけど(笑
色んな事情があって、字を習うヒマが無かったんですね。
それはそうと、創○も時には役に立つんですね~
心の支えになったんですから。
救われたでしょうね^^
生野区かぁ。。。
むかぁ〜し、生野区の友達。。。在日だったけど、その人の話書いたなぁ。。。
いろんな事情もあったろうし、いろんな事情を生んでしまったろうし。。。
なんともね。。。
なにも持たない自分を最後支えるのは学なんだ。。。
頭の中身。。そして心。。。
この人ね、在日で同和でって、そりゃもう二重苦。
その上にね、まともな結婚なんか出来ないから、
学校もいけないまま、同じ集落の男の人と結婚したのね。それがそのやくざ者。
環境なんだよね、選べない環境。。。
でもね、基本的な教育がなかったから、そこから抜け出す技とてない。。。
字を書くこと、字を読むこと、それが環境に打ち勝つ一番初めの手段なのにね。。。
ああ、はなしがブッ飛んだけど、私思うの。
義務教育。。。これが出来上がった背景。
教育を受けさせる義務を負ってるのよね、子供に対して。。。
それだけは、皆が等しく与えられるように。。。その時にね、そう願ったよ。
http://nanagei.com/7sp/archive1008m.html
いろんな事情があるんだと思う。
生まれおちた境遇は、子どもの頃や若い時分は変えることができない。
嘆き悲しむのは当たり前だ。
それに負けてしまうのも、時には仕方がないのかもしれない。
そんな中で、自分を憐れむ時間さえなく
ただひたすら生きることに闘い続けていく人たちがいる。
そんな人たちは、何も持たないことが多い。
字を読む、書く、ごく簡単なことを教えながら
反対に教えられるのだと思う。
学ぶことの喜び。
救われたいのではない。
きっと、救うのだと思う。
自分は自分しか、救えない。
人に甘えることなく、自分の力で、過酷な運命と闘い
一生懸命に生きて行こうとする人に出会うと
少しばかり、自分を恥じてしまうのだ。。