Nicotto Town


しゅんちゃんのまぬけなのろま日記


自作ホラー小説「その扉を開けるな」第一話














僕の学校では、ある奇妙な噂がある。


それは、理科室に、立ち入り禁止の扉があるのだが、その扉をあけた人が次々と失踪していったという噂だ。僕は、幽霊などは、信じているほうで、その扉をあけようと思ったことなど一度もない。



ある日、僕の友達が、下校中にこういった。





「なぁ、あの扉、開けてみないか?」



僕は、怖くて怖くて否定しまくった。



すると友達は、からかうように



「お前の後ろになんかいるぞ」



といった。


僕はそんな軽い嘘にだまされるわけもなかった。



次の日、理科の授業を理科室ですることになった。


授業が終わった後、友達が、




なんと、扉をこっそり開けていたのだ。


すると、友達は


「何もいないぞ」といった。


僕は怖かったので理科室から逃げた。


そして、体育の授業のとき、扉を開けた友達が、なぜか消えてしまったのだ。



クラスのみんなで必死に探したが、見つからなかった。



僕は、真っ先に思った。



「きっと、あの扉を開けたからだ」



僕は、そんなことをみんなにいっても、馬鹿にされるだろうと思って、あえて言わなかった。


次の日、また僕の友達が、こういった



「あの扉、あけてみたいなぁ」


僕は、すぐ「あけるな!」と怒鳴るようにいった。



友達は、冗談だよ といいました。


実は、その友達も、幽霊などを信じているようで、怖がりなんだ。


すると、その友達は、なぜか、理科室へあやつられているかのように、むかった。

そして、真っ先にその扉を開けてしまった。



その瞬間を僕は見た。


その扉から、手のようなものが出てきて、友達を引っ張り、扉の向こうへ連れ出そうとしている。


僕はあわてて逃げようとした。

すると、友達は、静かにこういった。




「つ、つぎ・・・は・・・・お、おま・・・え・・・・だ・・・・・!!」



僕は、すぐ学校を飛び出した。



友達は、「次はお前だ」と言っていたんだ。



僕は一瞬で背筋がゾーッとした。


そうです。次の犠牲者は、僕なのです。





 つづく

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2011/06/25 11:22
私も幽霊など信じるほうなので

読んでいてとても怖かったです(/□≦、)エーン!!



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