FF4エッジの日記(前編)
- カテゴリ:ゲーム
- 2011/06/22 00:26:08
○月×日
ゴルベーザの連中と戦ってるって粋なヤツらと一緒に行くことになった。俺様って情に篤いもんだからよ、手を貸さずにいられなかったってワケだ。俺様の忍術にコイツらが惚れ込むさまが目に浮かぶぜ!
メンバーにゃ女がふたり、か……極上の女はローザって名前で、残念ながらリーダーに惚れちまってるらしい。まあリーダーのことは俺も気に入ってるからな、わからなくもねえ。それからもうひとりがリディアっていう召喚士だ。どうもリーダーに気があるみたいだが……面白ぇ、俺様しか見えなくしてやろうじゃねえか!
○月×日
何回かバトルをした後、前列だった俺は後列へと下げられた。これじゃせっかくの二刀流がまともに届かねえ! ……ローザのヤツがよ、リーダーに「今日だけでもう3回もエッジにケアルダしてるのよ」ってチクったんだ。おかげで俺は後列よ。仕方ねえから手裏剣を投げる。
○月×日
メンバーの中にはカインとかいう、付き合いの悪そうな野郎がいる。その男が珍しく俺に話しかけてきたと思ったら、「雑魚相手に手裏剣を投げるな」ときやがった。手裏剣は高価で一発投げたらおしまいだ、しかしそれだけの威力がある。なのに、この貧乏性、回復アイテムを箱買いできなかったくらいで俺様にイチャもんつけやがる。
その日は俺様だけモルボルに締め上げられて、毒やら麻痺やら沈黙やら小人やら豚やら蛙になっちまった。回復アイテムが残ってねえってんで、ダンジョン出るまで、俺ぁそのまんまよ。
○月×日
壁が迫ってくるトラップに引っ掛かった。俺様は何もしてねえのに、大体、忍者の俺様がトラップなんぞに引っ掛かるわけねえのに、ローザもリディアも「エッジがスイッチを踏んだわ」だの「エッジがスイッチみたいなの触った」だの言いやがる。
だーかーらー! 間違えて女風呂に入っちまったことは何度も謝ったじゃねえか!
○月×日
カインのヤツが諸事情でパーティーを抜けた。これからしばらくはリーダーと俺様とで女ふたりを守ってやらなきゃなんねえ。リーダーもそのへんはわかってるみてぇで、俺様を前列に並べてくれたさ。
だがよ、気にいらねえのがリディアだ。あの女、リーダーの後ろだと安心しきって詠唱してるくせに、俺様の後ろだとモンスターの動きを警戒しまくりだ。せっかく俺様が華麗に守ってやるっつってんのに、聞きゃしねえ。そりゃ、お前が四六時中ボディガードにしてるタイタンのオッサンに比べりゃ、俺様は紙切れみたいなモンだろうけどよ!
最近は俺様が回復アイテムを担当することが多い。せっかくの前列なんだから、敵さんに二刀流をお見舞いしてやりてえんだが……まっ、カインの野郎をポーションでサポートしてやらずに済んでるんで、気分はいい。
後編に続く。