あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
- カテゴリ:アニメ
- 2011/06/24 05:24:22
全11話
1話目は非常にうまく丁寧に作られていると思いました。
2話目以降なんだかテンポが悪く内容も尻つぼみになっていたような気がします。
概要(色文字はWikiより引用)
幼い頃は仲が良かった宿海仁太、本間芽衣子、安城鳴子、松雪集、鶴見知利子、
久川鉄道ら6人の幼馴染たちは、かつては互いをあだ名で呼び合い、
「超平和バスターズ」という名のグループを結成し、秘密基地に集まって遊ぶ間柄だった。
しかし突然の芽衣子の死をきっかけに、彼らの間には距離が生まれてしまい、
それぞれ芽衣子に対する後悔や未練や負い目を抱えつつも、高校進学後の
現在では疎遠な関係となっていた。
高校受験に失敗し、引きこもり気味の生活を送っていた仁太。
そんな彼の元にある日、死んだはずの芽衣子が現れ、
彼女から「お願いを叶えて欲しい」と頼まれる。
芽衣子の姿は仁太以外の人間には見えず、当初はこれを幻覚であると思おうとする
仁太であったが、その存在を無視することはできず、困惑しつつも芽衣子の願いを
探っていくことになる。
それをきっかけに、それぞれ別の生活を送っていた6人は再び集まり始める。
感想(少し辛いかも)
作画も非常に良く声優もがんばっていたし、
雰囲気や昔の仲間関係を取り戻すというテーマも良かったのですが
脚本にもう少しがんばってほしかった。
まず誰もが思っていたことですが
物理的に接触できるのに証明していないまま話を引っ張っていたのはなぜなのか
何か理由があるのかと思う人もいればスルーしていた人もいたと思います。
結局接触して証明させちゃうと今まで何してたって感じに思ってしまいます
そもそもなぜ今になってめんまが出てきたのかも最後まで触れられてませんでした。
ゆきあつにしても服をクンカしている時から怪しい気はしてましたが
女装してばれた後普通に接していたのも違和感を感じました。
あと、5話であなるに対し処女か聞いてるけど実際引くと思うのですが・・
ゆきあつだからと言っても態度といいこのキャラは痛すぎますね
元々が幽霊出てくる話ではありますがそれ以外はきっちりリアルに描いてほしいかなと
めんまの母親はもう少し掘り下げてというか丁寧に演出してほしかったですね。
最初にメンマの事を愛しているが故ああなってしまっているという事は分かりましたが
10年間は長いです、その間続いているとしたら家族のあの二言三言の会話で
改善されるのでしょうか。
今までそんな会話すらしていなかったのかとさえ思ってしまいます。
ぽっぽは最後までめんまの話には絡んでこないと思っていましたが
実はめんまの最後を見ていたという発言はちょっと後つけ感がありました。
願い事を叶えて成仏させるというのは製作側も視聴者も分かりきったゴール地点なので
そこまでの展開が重要になってくると思うんですよね
あと名曲のカバーを使用するのはどちらかというと賛成のほうですが
この作品この曲に頼りすぎな気がしてなりませんでした。
ここ数年こういうTVアニメはなかったので、
多感な子は特に刺激的に見えるかもしれませんね。
マーケティング的にも成功したのではないでしょうか。
めんまかわいいとかあなるかわいいとかED泣けるといった感想も多く見ますしね。
あと作画が安定していて見やすく丁寧に作られていたのも良かったですね。
この作品、恋愛物としてみるなら最後めんまはジンタンだけ見れて、
他のみんなはせめて声だけ聞こえるくらいの方が
めんまとじんたんの関係が引き立ったかもしれませんね。
他の恋愛色が強いのでめんまジンタンが非常に弱く思いました。
腑に落ちない事も多々ありますが、多くの人が「良い」と思える何かがあったのでしょうね。
私はおばさんになりすぎてしまっているので、感情がゆすぶられる部分は少なかったですが、
子供たちはいろいろ突っ込みながらも最後は「良かった」「保存だね」と言っていたので
作品としては成功なのかな?
友情に対し恋愛を持ち込んでしまっていた事だと思います。
ジンタンとメンマ、ジンタンとみんなの関係はわかるのですが
最後の懺悔の場面でそれぞれが思っていた事は
アナルはメンマが成仏すればジンタンが振り向いてくれる
つる子はメンマが成仏してアナルがジンタンとくっつけばユキアツと元の関係になれる
ぽっぽはメンマが成仏すれば自分が救われるトラウマから開放される
ユキアツはメンマがジンタンにだけ見えるのが許せない
ジンタンはメンマと別れたくない気持ちが強くなっていた。
ここまででみんなバラバラなのは分かりました
中盤位までにここら辺は吐き出していた方が良かった気がします。
かくれんぼでみんなの気持ちが一つになるという展開も分かるけど
メンマ大好きといえる部分がすっぽり無い気がするんですよね
特につる子とあなるはメンマへの思いより相方への思いや葛藤が強いので
そこからメンマ大好きという流れに違和感を感じました。
アナルがじんたんの事なんてどうでもいいといってたけどこれはあくまで
メンマをちゃんと成仏させる為に言ってた事なんですよね
回想シーンではアナルはメンマとジンタンのやり取りを見つめているシーンが大半だし
つる子もアナルとユキアツのやり取りとメンマにジンタンをつれてくると教えるシーン位だったと思います。
ユキアツは愛情多いけど友情も十分あることは分かります。
メンマへのベクトルそのままでジンタンに対しての嫉妬のベクトルは弱めた感じはジンタンにリーダーって言ってた事で分かります。
ぽっぽも後ろめたさがあったにせよメンマの事好きなんだという事は分かります
描写が少ない分脳内で補完しやすいです
ジンタンは成仏させる気持ちへの変化が弱い気がしました。
どちらかというと懺悔が終わってみんな吐き出せて初めて思った事を言い合えるようになってから
メンマの事を思えるような部分がほしい気がします。
かくれんぼで一緒にメンマを探すだけで気持ちが一つになる(みんなメンマ大好き)というには強引な気がしました。
手紙とEDでうまく丸め込まれた感じを受けるんですよね。
それなりの感動は得られたので最後までの展開は良かったと思うだけに残念な気になります。
もっとよくなったのではと考えると惜しい気がしてなりません。
>Miataさん
物語の大事な部分でもあるわけだからじんたんの母の話も少ない気がします。
じんたんよりメンマのほうがじんたん母の事思う場面が多かったですしね。
つる子のゆきあつに対する思いや葛藤は痛いほど伝わったのは良かったと思います。
確かにもう少し話数ほしいですね
>つゆり☆さん
なんか本編がEDに力負けしているような感じを受けるんですよね。
たぶんEDはあの曲じゃなかったら感動は激減している気がします。
自分的には作画と雰囲気とEDが良かったという印象が強すぎるんでしょうね
掘り下げてほしいところに手が届いてない感が残るのは否めません。
アニメの曲ってそのアニメを印象づける大切なものだと思うので、
あの名曲をカバーしてたのは良かったと思うのですが、
いっそのこと、女性の歌声より男性の歌声にしてくれたほうがよかった!
ツッコミ所は満載なのですが、それを抜きにしても、もう少し話数を増やして、めんま母・じんたん母の話が有ったらな~と思います。
私はやっぱり、不器用なつる子さんが好きですね。