インコ、家に来てから一年が過ぎました。前のインコを亡くしたとき、ずいぶん
悩みましたが、結局、新しいインコに来てもらいました。でも、前の子の代わり
ではないのです。一羽、一羽、性格も違うし、行動も違います。前の子が亡く
なった前後のことを思うと、今でも涙が出ます。
　
　一年前の今頃は、北海道としては考えられないような、暑い日が続いていま
した。

　うちに来てから一週間もたたないうちに、病院へ連れて行くはめになりました。
気をつけてはいたのですが、あまりの暑さに、餌の粟玉に雑菌が繁殖したためと、
思っています。成鳥ならなんでもないことでも、雛鳥には命取りになることもあり
ます。

　しばらくは、餌も自分ではとれず、人が手差しで与えなければなりません。これ
くらいの雛から育てなければ、手乗りインコにはならないのです。飛び始めは、
方向転換ができずあちこちぶつかりまくります。ぶつかってくちばしからうっすらと
出血したこともあります。人にとまるときは、頭に着地するので、肩にとまるように
教えるのが大変でした。鳥の習性として、なるべく高い所へとまろうとするのでしょう。

　そんなこんなの雛っこも、すっかり大人になりました。勝手気ままに部屋中を
飛び回っています。一人で遊んででいるときに手を出すと、噛んだりもします。気が
向けば、止まり木やカーテンレールにとまって、訳のわからない言葉をしゃべってい
ます。どこへでもついて来ようとします。本を読んだり、字を書いたりしていると、手に
まとわりついて邪魔します。テッシュや新聞紙をやぶって散らかします。花や植物の
葉をかじります。パソコンいじっていると、キーボードの上に乗って邪魔します。今も
邪魔してます。ウンチもところかまわず、です。ホント、目が離せません。
　でも、そんなことはいいのです。いてくれるだけで幸せです。インコ版、親馬鹿ブログ
です。