【仕事】コクまみれ
- カテゴリ:仕事
- 2009/04/29 01:44:15
~前回のあらすじ ここから~
コクのある佐藤は、今日から寿貧乏となりつつあった。
どうやらまだプロバイダー料金は支払えているようだ。
~前回のあらすじ ここまで~
2009年04月28日(水曜日) 晴れっぽい
日もまだ高い夕刻。
コクのある佐藤は、お客先の事務所を後にした。
自社で、職能考課のフィードバックがあるからだ。
実施された職能考課とは、
要するに自己採点と、有職者との採点結果を
本人にフィードバックする個人面談と捉えてよいだろう。
小難しいことはとりあえず置いておこう。
その個人面談の為、今日は早上がりしたということになる。
コクのある佐藤の携わるプロジェクトは、
現在佳境で日々帰りが遅いこともあり、
『通勤時間は学習をする為の貴重な時間だ!!』
と依然私が発していたが、
さすがに疲れを要しているらしい。。。
事務所に向かう電車では仮眠をとっていた。
「おっと、もう横浜か。」
危うく寝過ごしてしまうところ、
眠い目をこすり、ふらつきながら立ち上がる。
電車を乗り換え、石川町へ。
予定時刻より30分以上早く駅に着いた為か、
事務所に向かう足取りは遅く、
沈みかけている夕日を楽しんでいるようだ。
「あぁ~、天気がいいなぁ~」
道行く人並みは学生が多い。
女子高生を見ながら
「かわええのぉ~」
危ない人だ。
駅から10分ほど歩き、事務所につく。
帰社を迎えてくれたのは、
社内唯一の女性社員と常務だ。
『お疲れ様です。』
と、コクのある佐藤。
『お疲れ様です。』
きれいな声の女性社員が返す。
「やっぱり声かわええのぉ~」
やっぱり危ない人だ。
続いて、常務。
『おつかれ。』
コクのある佐藤が席に着くなり、マシンの電源を入れ、
更に自前のノートPCを開き電源を入れる。
常務が冗談交じりでプロジェクトの状況を確認してきた。
『プロジェクト佳境なんだよね?(帰社して)大丈夫なの?w』
『ええ、もうどうあがいても無理なんですw』
『だめじゃんw』
『不具合が多すぎて対応しきれないんです。』
『割り振られたタスクについては、今月中に完了の見込みで、』
『お客さんとも、認識の調整は出来ているので大丈夫です。』
『そうなんだね。ま、今月いっぱいだからしっかりクローズしてきてよ。』
『了解しました!!』
コクのある佐藤の携わっているプロジェクトは今月いっぱいで契約が切れる。
ま、このご時世いろいろと大人の事情があるようだ。
深い話は、ご察し頂くとして、そんな話を交えているうちにマシンが立ち上がる。
個人面談で話のネタとする為に作成した、
自己分析の詳細を記載したエクセルシートを開く。
『さて、そろそろ始めますか』
常務が声をかけてきた。
『了解しました。』
『ミーティングスペースでやるからね。』
『はい。』
事務所内からは隔離されたミーティングスペースへ移動する。
社内規定の話があり、今日の本題となる職能考課の話に入る。
自己分析結果より、頂いた結果は少し高めだった。
そして常務の口から、
『プロジェクトリーダーとして昇格します。』
コクのある佐藤はプロジェクトリーダーとなった。
リーダー的な作業は既にこなしていたが、
正式にプロジェクトリーダーとなったようだ。
「これで同道とPLと言える。」
何が変わると言うわけではないが、
人と言うのは肩書きひとつで意識が変わる。
『es』と言う映画があるが、
実話に基づいて作られたこの映画の話がまさにいい例だろう。
コクのある佐藤は、意識を高める為の起爆剤を頂いたことに
喜んでいるようだ。
『名詞、今作ってるからね。』
『了解しました。ありがとうございます。』
本日は『コクまみれの佐藤』に少し近づいたようだ。
つづく。。。(コクにまみれるまで。。。)
。:*:。 。* 。〝☆〟
☆彡 `★、。・ ゜。:*: ゜:*:★彡
コクのある佐藤。
http://www.util-tools.net/wiki
。:*:。 。* 。〝☆〟
☆彡 `★、。・ ゜。:*: ゜:*:★彡
どんなことでも、
向上心をもってすれば
活き活きと活動できるものでしゅ
わたしもお仕事、頑張らなきゃ。
コクまみれ…憧れますねww