我が愛する日本へ~ドナルド・キーン89歳の決断~
- カテゴリ:ニュース
- 2011/06/29 17:56:11
クローズアップ現代
2011年6月29日(水) 19時30分~19時58分
日本文学を世界に広めた功労者、ドナルド・キーンさんが、日本永住を表明した。。一体なぜこの時期にこの決断をしたのか。キーンさんにとっての日本、日本人とは何かに迫る。
☆「私は日本という女性と結婚したのです」とおっしゃったドナルド・キーン氏が
クローズアップ現代で出演します。
暗いニュースが続く中キーン氏のお話ぜひ聞いてみたいです。
東京での住まいは北区だそうで、そこの図書館に蔵書を寄付する計画があるようです。
「これが最後の旅になるかもしれません。」
「私の感性は既に英米人とは違ってしまっています。既に感覚は日本人です。」
日本人以上に日本を愛し、日本文化を世界に広めたいという情熱を持っておられます。
インタビューの足がかりとして氏の著作「日本人の戦争-作家の日記を読む-」
「私と20世紀のクロニクル」「私の大事な場所」からの日本人観が引用されていました。
図書館で借りてみようかと思います。
千年前の王朝文学が今なお愛されている国、第二次大戦での残虐な日本人という印象、
捕虜となった実際の日本人とのギャップ。
「極端から極端へと印象がかわるこの国が不思議でもっともっと知りたくなった。
知れば知るほど好きになった。」
現在は正岡子規についての本を執筆中で、病に苦しむ子規の姿を時に涙しながら書いているとのことでした。
日本に帰化したら「鬼 怒鳴門」という漢字名を使おうかとおっしゃていてチャーミングでした。この名前には鬼怒川と鳴門という日本の名所の名前がふたつ入っていて気に入ってるそうです。
1月に病気で入院されたようですが、まだまだお元気そうな印象でした。
元気をもらえたインタビューでした。♪