Nicotto Town



願い事のお話<七夕の思い出>

前々から、七夕前に書こうか書くまいかと考えてたことがありまして・・・
で、ブログのお題になりましたので、せっかくですからこの機会に・・・
(かなり長くなっちゃいました、お気をつけ下さい)

小さい頃の七夕の時のお話です。

と言いましても、
子供らしい可愛いお願いを短冊に書いたとか・・・
織姫と彦星のお話を聞いて泣いちゃったとか・・・
そんな微笑ましい話題ではないですよ?

見方によっては、七夕に対して否定的なことを書いちゃうかもしれません。
ってことで、そういうの嫌な人はここらで読むのやめた方がいいかもですね。


まず、小さな頃の私は七夕にお願い事をするってのが嫌いでした。
もうね、願い事をするとかそういう考え方が嫌で嫌で仕方なかったです。
短冊に願い事を書く時間なんかも無視して、ひたすら飾りだけ作ってました。

先生たちは短冊を見て、子供が何を考えてるのか、知りたかったと思うんです。
でも、なぜ嫌いなのか、理由もいわず、話を聞かず、ひたすら飾りだけ作る・・・
・・・今にして思えば・・・嫌な子供だな、おぃ。

七夕物語には諸説あり、地域や時代などによって色々な形で伝えられています。
でもね、小さな子供に大人たちが話して聞かせるのは大抵こうだと思います。

~天の偉い人の娘に、織姫という女の子がいました。
 真面目な娘で、仕事熱心な牽牛の彦星と結婚しました。
 ところが二人は結婚した途端、互いに夢中になり、仕事をしなくなりました。
 二人は怒られて、天の川の両岸に引き離されてしまいました。
 織姫が泣いてばかりいたため、年に一度、7月7日に会うことが許されました~

・・・でね、小さい頃の私は思ったんですよ。

   ・・・で?
   な、なんで七夕にお願い事をすると、かなうと?
   てか、誰がかなえてくれちょるとね?
   こん流れ的に・・・え、なに、織姫と彦星ね?
   あん、てげもぞなぎか(とても不憫な)二人んすっこつ(仕事)を増やそうってや?
   ちょ、おま・・・あん二人は、年に一度しか会えんっちゃろ?
   この期に及んで、願い事とかすっとね・・・え?
   えぇ~~!?そら、ちょっと、ひでぇっちゃない?

・・・と、そう思っちゃったんですよ。きっと(よくは覚えてないですが)

   まぁね、他人の恋路なんて知ったこっちゃないやろう
   それに、あん二人も、自業自得な部分はある・・・
   でもよぉ、そっとしちょいてやったらいいがね!?
   余計な茶々いれせんで、二人きりにしてやったらいいがね?
   こげないたらん(こんな無意味な)風習は、どげんかせんといかん!

・・・と、幼い私がそこまで思ったかどうかはわかりませんが、そんな感じです。
願い事をすることが、織姫と彦星の邪魔をしてしまうように感じたんですね。
どうしても作れと言われ、二人を祝福するつもりで、飾りだけを作っていました。

さて、七夕物語には諸説あると言いました。
でも、物語として、願い事をするとか、かなえるっていう形の内容は残っていません。
幼い頃の私の不満は見当はずれなものだったようです。

では、なぜ願い事なのか・・・?
かつては、歌人たちが短冊や色紙に自作の詩歌を詠い、笹の飾りにしたと言います。
そこには、いろいろなものが詠われたのでしょう。
七夕の節句のこと・・・
織姫と彦星の再会を祝い讃える気持ち・・・
季節の移ろいを想い、風流を感じる心・・・
そして、詩歌や文学への上達を切に願う思いなども、込められていたのかもしれません。

ちょっと前にも、私は願い事について書いたことがありましたね。
結局は同じことなのかもしれませんよ?

七夕の節句をきっかけに、願うことを始めてみる
短冊に願いを書いて形にすることで、自分の望みを確認する
天の川伝説にあやかって、もう一度思うことで、その想いを強くする

七夕の願いは、クリスマスに願うそれとは、また違う形式のようです。
なんでもかなえてくれる万能な存在はいません。
織姫と彦星の邪魔になるわけではないので、願うこと自体は好きにしていいと思います。

でも、願ってからのその先は・・・

私はそろそろ、この無駄に長くなった文章の閉めに入らねばなりませんので
そこから先の結論は、(読んでくれる方がいたとしたら)貴方に委ねましょう。

幼い頃の想いが見当はずれなものだったとしても、今も私は夜空を見上げて想うのです。
ベガとアルタイル・・・織姫と彦星の星をぼんやりと眺めながら、

あぁ、お金が・・・もとい、
あそこにいる二人が笑っていられますように、と・・・。

#日記広場:人生

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2011/07/03 16:38
>ももさん
常々申し上げておりますが、私はいつでも素敵です。
・・・そうね・・・ナンバーワンでいられるなら・・・もう蟲でもいいです;;
モグラは地中の生活を選ぶことで王者となりえたのです。
とは言え、私も努力を捨てるわけじゃないですけどね。頑張ってみますよ。
そのうちひょっこり人間界に現れますので、そのときは仲良くしてやってください。
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2011/07/02 18:27
おおおおお(゚□゚*)GRさん、めっちゃ優しい!
なんか最近素敵要素上がってませんか?フナ蟲の中の紳士度ナンバーワンですよ(`・ω・´)b
願うだけで行動に移せませんが私は願います('-'*)叶えて☆
どうかGRさんがいつかは人間になれますようにと…(ノ I `。)頑張れGRさんb
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2011/07/01 20:31
>ヴェルセリアム
そんな伝承もあるのか・・・知らなかった。
さすがに、そのあたり語らせたらすごいですな、色々知ってる。

サッカー少年にとってのペレってww
さすがに今時のサッカー少年にペレは・・・しかもブロマイド!?

でも、そういうものかも。
菅原道真公が学術にも長けてたことからの大宰府天満宮とか、そんな感じの・・・
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2011/07/01 20:02
>gillさん
まぁ、どこまで考えていたのか、私もハッキリ覚えてるわけじゃないんですけどね。
でもまぁ、随分偏屈な態度とってたみたいで・・・なんとなく感覚で書いてみました^^;

小さい頃疑問に思ったこと、不思議だったこと・・・
真っ直ぐな感覚だけに、思い出してみると、意外に深い何かが見えるかも?

そうですね、二人の笑顔ってのは、おせっかいなお願いでした。
でも、そう思うことで、私は今少しだけ穏やかな気持ちでいれたので・・・まぁ、いいかな。
こういうのも「七夕伝説にあやかって」ってことになるんでしょうかね^^
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2011/07/01 19:55
>蒼雪さん
そんなに大したものではないとは思います^^
そう思った上で、それを周りに伝えられたらよかったんでしょうね。
意固地になっちゃった時点で、嫌な子供、ですから^^;

努力が必要・・・本当にその通りなんですよね。
その原動力自体は、どんなに些細なことからでも願うこと、思うこと・・・
とは言え、原動力と駆動炉を繋ぐ回路の構築は、非常に成し難いものです^^;

七夕の夜は難しいこと考えるのは一端お休みして、天の川を眺めてみましょうかね。
あぁ・・・お金・・・いえ、なんでもないです。
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2011/07/01 19:46
>羽雪さん
二人の涙を誘うことから催涙雨と呼ばれる七夕の雨・・・
でも、ちゃんとカササギさんが橋を渡してくれるっていうお話も聞きます。
出来ればそうであってほしいです。

ちょっとクサい話にはなっちゃいましたが、人の願望って、本当に強い力になると思うんですよね。
普段からてげてげしてる私・・・目標を持つことの大事さ、逆に、身に染みて知っているつもりです^^;
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2011/07/01 19:41
七夕のバリエーションはアジア各地のもの、合わせると膨大なモノになるらしいな。
なぜかおよそどれも願い事をかけれる感じだ。
場合によっては織姫(機織り女)だけピックアップしたものもあるらしい。
その地区は機織りで生活を立てるひとが多いかららしい。
そこなら願い事を、大偉人である織姫(姫ってくらいだからよ、織りものすげぇんだろうよ)に、技術上達するように願掛けするわけだ。
それならまあ、アリじゃないかな。
サッカー少年がペレのブロマイド持ってるみたいなw
しかし、機織りしながらお願いを聞く余裕があるんだろうか、あの姫。
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2011/07/01 19:35
>みるくさん
それくらいが丁度いいんだと思います。
幼い頃から「それはおかしい」って意固地になって偏屈な子供時代を送ると・・・
・・・なんというか・・・こんな人になってしまいます^^;

心の中で願い事をして、忘れちゃわないように、昔から人々は何かに書いたり著したり・・・
形にすることを選んできたのでしょうね。
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2011/07/01 19:26
子供の頃のGRさんの方言かわいらしいですねw
でも考えていることは子供の頃から深いですね。
今まで「七夕の日になぜ願い事をするのか?」なんて考えたことありませんでした。
もしかしたら、考えていたことすら忘れているのかもしれませんが…^^;

織姫と彦星は会えない時間が長いからこそ、会った時の喜びも大きいのだと思います。
おそらく願わずとも2人は幸せそうに笑っていると思いますよ^^
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2011/07/01 10:24
七夕への視察の深さ、さすがです。
子供の頃からそこまで考えてらっしゃるとは^^
俺は、何をお願いしたか覚えてないです。でも、なんで2人がデートするのに願い事を書くんだろうとは思いましたね、さすがに。みんなそこは同じようですねw

なるほど、最初は風流人が歌や俳句を飾っていたんですね。
そこから庶民に広まって、いつのまにか「願いを書くとかなう」って都合よく変わったのかも。
現代のクリスマスに、その辺似ているのかな。

俺も、神社とかで願い事はよくしますが、同時に努力も大事だよな、と思っています。
今まで、努力なしにかなった願いはなかったですから…。

それにしても、星座はそこに人為を感じるくらい、絶妙な配置や形をしていますよね。
天の川をはさんで、二つの星があるって昔の人は見て、それでデート伝説を作ったんですから。
俺もお金…欲しいですwww

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2011/07/01 08:29
そういわれれば、願い事を書くって不思議ですね~
今まで何の疑いもなく書いてましたが^^;
私の周りでは大きくなったら何になりたいとか、何が出来るようになりますようにとか
比較的自分の努力でどうにかなるものが多かったと……子供の頃は思います。
大人になると……自重しますw

願わくばお天気になって2人が会えたらなって思います♪
1年に1回きりなんて、私には考えられませんが^^;
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2011/06/30 22:29
私も、どうして七夕に願い事なんだろう?って不思議に思っていました。

けれどもげんきんなもので、願い事はしてしまいますね~。心の中で。



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