世界に誇れる日本食文化って何ですか?
- カテゴリ:グルメ
- 2011/07/02 17:58:40
日本食文化を世界無形遺産に登録しようという検討が農水省で始まったそうです。
世界無形遺産は、先般の平泉・小笠原が仲間入りした世界遺産とは異なるカテゴリー(あの世界遺産を規定する条約の対象外)で、社会的慣習や祭礼行事や伝統工芸等を対象としたもので、日本では能楽なんかが登録されています。
で、食文化が無形遺産なの?ということについては、フランスが第1号、次に地中海4国(イタリア、スペイン、ギリシャ、モロッコ)の食文化が登録されています。
確かに、日本の食文化は世界においてもユニークな部分があり、先達に続くに足るものと僕も思います。
でも、いささか?な部分があるので、以下に書き連ねます。
1.日本食って何ですか?
これを報じたテレビニュースでは、寿司と蕎麦の映像でしたが、それは江戸の庶民料理だろということ。フランス料理が登録された際の理由である、コース料理とそのマナー(が広く世界に普及している)でいえば、会席料理(懐石じゃない)こそが日本食の代表格のはずです。フランス料理同様にコースメニューが工夫され、一品一品毎に供され、お椀に箸にと美しい食器があり、ナイフ・フォークに対峙する唯一であろう食べる道具の箸使いの美しさなど、これは絶対素晴らしいです。
でも、日本食となると、世界の仲間を寛容に取り込んだ豊富な麺類(ラーメンは、既に世界的に日本の料理として認知されている)、スキヤキ・テンプラといった欧米ウケする個性的な料理、さらには、西洋料理を和食と融合させた洋食群、コンビニのおにぎりは今ではアジア諸国を席巻しているし、ミシュランも認める世界で一番☆の多い西洋料理レストランだって日本の食文化だと思います。
和食は島国日本で閉鎖的に育ちましたが、日本食はガラパゴスじゃない、むしろ、その逆の新取の気性という近代からの日本人の心意気そのものだとアピールして欲しい。
2.その文化を我々は継承しているのか?
日本の食文化って食べ物だけでなく、「いただきます」「ごちそうさま」と生産者・調理人・食材に感謝する世界でも稀有の素晴らしい挨拶、もったいないイズムを体現するように魚や野菜をほぼ残さず調理する技術、上記でもいった箸使いもそう。
でも、そうした文化を私達は日常出来ているのでしょうか?挨拶もなく獣のようにむさぼりくう人々、醜く喰い散らかす残飯を何も考えずに捨てる、箸を棒のようにしか使えない。これは特定の層だけでなく、多くの日本人に該当します。
世界遺産として末代まで伝えるだけのものがあるのでしょうか?
3.韓国・朝鮮、中国との関係
上記で地中海4国連合に触れましたが、これらの4国の食文化って「魚介とオリーブ油を多用した」「粉物多い(ギリシャ除く)」程度しか共通点ないのでは?つまり、フランス料理に対抗するには、イタリアをして同盟が必要との判断だったのです。
さて、日本は単独で大丈夫?そもそも、箸や器は、朝鮮から伝わったもので、彼らも会席料理の文化を今に残しています。蕎麦やウドンは冷麺が元祖スムニダくらい余裕で南北合同で言ってきそうですよね。
そして、歴史をさかのぼり、世界に冠たル料理となれば、中国が黙っているはずもありません。自分の国だけで12億人、そして世界にちらばった中国人が提供する国の数では、日本食など到底太刀打ち出来ません。
東アジアの食文化(中国、日本、韓国、朝鮮)になっている可能性は否定できません。
個人的には、吉野家を代表とする丼もの、カップラーメンなんてのも日本の食文化に混ぜて欲しいなぁ。
丸餅・白味噌ですから関西文化圏ですねー。昆布だしが独特なのかも。
富山や石川のどっからかは、すまし汁に鰤を入れたり、大根・人参など具沢山と聞いたことがあります。
石川・富山は前田家、福井は松平家で、国境がハッキリしていたから、ビーっとお雑煮文化も線が引けるのかもしれません。
家庭ごとに多種多様は、藩とは違って、庶民は県またぎで結婚しているからですかね(笑)
福井は基本的にシンプルです。
昆布だしに白味噌、丸餅を焼かずにトロトロに煮込んで、あとはお好みでかつおぶし。カブを入れる家庭も多いようです。←イチヤ家では餅+かつおぶしのみ
他の地域では具を入れると知ったときはカルチャーショックでしたw
確かに、おせち料理は、伝統的な家庭料理から凝った会席風まであるし、郷土食も豊かで、しかも、料理毎に願いを込めるなど、すごく特徴多いですよね。一年に一度、形はなんであれ、日本人の多くが一品でもおせちっぽいものを食べるというのも、面白い習慣かも。
グルーポンって、最初なんだっけー?でしたが、あーあったあったーですよね。
いつもの年なら、まだあんなネタも覚えていて、重大とはいわんけど、100位内くらいにありそうなマヌケ話でしたが、
同ジャンルの 人殺し焼き肉店の社長にキャラで負けてますしw
ちなみに、福井は お雑煮は、お餅の形&汁の味は何になるんですか?
「日本料理ってだけだとアバウトだなー」と思っていたトリですw
【社会的慣習や祭礼行事や伝統工芸等】であるならば、おせち料理とかお雑煮とか…?
でも今おせちで検索かけると、まっさきにグルーポンすかすかおせちが出てくるのが痛々しいですねw
ご説の通りで、伝統的なフランス料理が素材にどんだけソースで味付けするかということに重点を置いてきたのに対し、和食はどんだけ素材を活かした調理とするかに工夫を重ねてきたという、正に東西文化の象徴と言えると思います。
その上で、青魚で香りの強いイワシを食べるのに、シソでも、トマトでも、カレー粉でも、何でも風味付けに使うあたりが、伝統+技術革新の日本人の真骨頂でしょうかね。
偉大なフランス料理も、絵画の印象派が浮世絵の手法を多いに取り入れたのと同様、懐石料理(会席ではない)の要素を取り入れたヌーベル・キュイジーヌ(新料理)に模様替えしていますし、その発想が四千年間変わり映えのしなかった中国料理にヌーベル・シノワ(新中国料理)の風を呼び起こしました。
つまり、日本食は世界三大料理のうちの二つに大きな影響を与えた料理ということです。
僕個人は、カツ丼orカツカレーですね。何故だか分かんないけど、海外出張が長引くと、ラーメンでも寿司でもなく、無性に食べたくなります。日本では、そんな食べないのになぁ。。。謎ですw
郷土料理!その視点を書くのを失念してたー。毎度ありがとです。
限られた食材と保存の難しさの中から、各地で独自の工夫をした郷土料理が生まれ・育ってきたのも、日本らしい一面って、ほんとそうだよね(まぁ、世界のどの国にも郷土料理は、あるわけですがw)
醤油と味噌も、日本からビルマあたりまで広がるアジアらしい調味料だし、日本の食文化には不可欠!醤油なしには、寿司もスキヤキもありえないし。
漬物、干物でご飯と味噌汁というのは、今でも日本で自給できる数少ない日本食のコース料理w
フランス料理のフルコースに対抗するのは、会席料理ではありますが、ハレとケのように、朝の日本食!として堂々と主張したいよね(納豆と卵もつければ、無敵!!)
50年後の日本が、亡国の一途を更に辿っていたとしても、
日本人が、「もったいない」という気持ちを持ち、物事への感謝の気持ちを忘れずにいるなら、そして、正座して悠然また貞淑と箸で和食食べているなら、立派に日本文化は生き続けていると思いますよ。
また、名前も国籍もバラバラになっても、カップラーメンとカレーは毎週欠かさないという生き方も、ある意味、日本人と言えるかもしれません。
オリジナルといえば、ナイフ・フォークはイタリアから嫁いだ姫君がフランスに伝えたものですから、そんなに気にしなくてもいいのでしょうし、皆が愛する美味しい食事こそ一番の食文化かもしれないですね。
ラーメンは中国人、カレーライスはインド人に、いずれも母国にある料理とは気付かれないまま「これは美味しい」と言われています。日本国は知らずとも、ソニーやトヨタは知っている。そんなもんですかねw
今は、なんか分からん!でいいから、おハシの使い方は、しっかりマスターしてください。
おハシが使えないと、デートとか就職してからも「こいつダメ」って見られることがあるからです。
オリジナリティという点では、本文で書いた通り、会席料理をもって十分に世界に通用すると思います。
私は、オリジナリティとか和菓子・寿司のような「和食」としての職人芸を極めることのみに日本食の価値を認めるのでなく、和魂洋才を体現するような洋食等の雑食ぶりもまた日本食の特性であるという二本柱を示していただきたいということを書いています。
例えば世界に冠たるフランス料理でも、素材を焼く・煮る・軽く炙るなどした上に
生クリーム・バター・塩・胡椒それから素材のソースやらスパイスやらを混ぜてかけているのです。
見た目も美しく、芸術的に盛られてはいますが、
個人的には味のバリエーションの点で、日本の方が遥かに上だと思います。
味噌・醤油はもちろんですが、カレー風味、生クリーム風味etc何でもアリの日本食。
だからこそ、「飽きる」ことがないのです。それだけでも充分世界に誇れます。
フランス料理、イタリアン、中華は・・・3日食べ続けると(私は)飽きます。
正真正銘の日本料理は何かというと難しい点もありますが、
「会席」「焼肉」「しゃぶしゃぶ」「とんかつ」「親子丼・牛丼」「寿司」「カレーライス」「てんぷら」
「水炊き」「やきとり」ついでに「お好み焼き・たこ焼き」そうそう「味噌煮込みうどん」「みそかつ」。
まだまだ書ききれないほどバリエーションのある日本食は、もしかして世界一?Yes!
因みに海外の知人は皆、「日本の食事は世界一。安くてどれも美味しい!」と言ってます。
田舎に住んでると、郷土料理ってのは日本ならではかななんて思ったりもします。
南北に長い日本は、小さい国なのに、北と南ではずいぶん食文化が違ったりしますよね。
その風土風土に根付く郷土料理の種類の幅広さも日本特有?なのかもしれないと思う位、世界をあまり知らない無知なペー子は、日本だけでもいっぱいいっぱいです。
それと、長寿の国日本としては、粗食で長生き、のイメージも。
(今は飽食の時代で、既に伝承されてないかー。)
なんだろうか、何でもありで、何でも食べられるのが普通になっている日本。つつましやかな日本食のマナーもなあなあになっている日本。この提案で、日本人が日本食についてよ~~~く考えてみようという機会が与えられたのかな、など相変わらずのん気で平和な考えのペー子でした。
コメントしてはみたものの、果たして趣旨に合っているのだろうか不安…
とても素直だし、いいものはすぐアレンジして使う。
長所だとも言えるし、「君に主張はないのかね」と言われてもしょうがない面もありますよね。
カップラーメンはかなりすごい発明だと思いますし。
インドのカレーを「ライスカレー」という日本食もどきにしたのもすごいと思います。
フランスのように確固たる特徴はなくとも、日本人らしい文化が根付いているとは思いますよ。
ただ、それを伝承するのが、昨今の日本では難しくなってきていますね。
50年後、日本は存在するんだろうか……。杞憂だといいのですが。
ガキですから・・・
確かに日本にしかないオリジナルで現代でも残っているものってあまりないかもしれませんね。
むしろ、明治以降に西洋料理を巧みに換骨奪胎した「洋食」こそ日本食の真髄なのかも。
京都などの高級和菓子なら、日本オリジナルと言えるかも。