GOSICK-ゴシック-
- カテゴリ:アニメ
- 2011/07/04 00:11:02
全24話
最初推理物に見えますが全然違いますねw
少年と少女の絆と成長を描く作品というのでしょうか
なかなか面白かったですね。
概要(色字は公式より引用)
聖マルグリット学園の図書館塔の上、
緑に覆われたその部屋で、
妖精のような少女――ヴィクトリカは待っている。
自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を――。
そして一人の少年<春来たる死神>を――。
二人の出会いが全ての始まり。
その物語、GOSICK。
感想
この作品の魅力の大半はヴィクトリアではないでしょうか
九条とヴィクトリカの絆、とヴィクトリカの成長を丁寧に描いていると思います。
推理物と観るとミスリードに繋がるんでしょうね。
まぁそもそも知恵の泉が語りかけてくる主人公なのでw
「2人は離ればなれになることだろう。しかし、心はずっと離れまい」
という予言で今後の展開と方向性を提示してたのも良かったと思います
予言を効果的に使っていると思いました。
ミスリードしてしまった人もここで修正できたのではないでしょうか。
序盤で「ヴィクトリアの存在(能力や状況)」と「九条との出会いと交流」を
描くという役割は十分果たしていると思います。
絆を象徴付ける指輪にロケット(?)ペンダントも良かったですね
細かい突っ込みどころは多々ありますが根っこの部分がぶれていいないので
特に気にはならなかったですね
兵器として図書館塔で書物に囲まれていた少女が人と関わることなく
生きることを放棄していた生活から九条と一緒に過ごすうちに深まっていく絆。
そして、人を寄せ付けない口調(強気な口調)も寂しさの裏返しに取れます
また、人と関わることを避けるのは人と関わることへの怖さゆえで
アブリルと知り合い、授業にも参加できるようになったり
「生きたい」「無様でもいい誇りよりも大切なものを見つけたんだ」
と殺されそうな中、九条との絆の為再び会う為懇願し自分をさらけ出したりと
少しずつ成長していく過程も丁寧に描かれていたと思います。
そう考えると九条へのきつい口調も絆が深まっている様で微笑ましく見れてしまいます。
好きな子に意地悪したくなるみたいな感じでしょうかねw
13話のエレベーター前の会話はやはり好きですね(以前のブログに書いてましたがw)
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=859664&aid=28679717
ヴィクトリカの成長を見守るコルデリカも良かったですね。
てか沢城さんと悠木さんの組み合わせは反則ですね。
演技が抜群です。
悠木さんの代わりって斉藤千和さん位なのではと思ってたら
wiki見たらドラマCDでは斉藤さんでしたw
世界観や雰囲気など、OPEDも作品にあっていたと思います。
登場人物
ヴィクトリカ(cv悠木碧さん)
久城一弥(cv江口拓也さん)
アブリル(cv下屋則子さん)
グレヴィール(cv木内秀信さん)
セシル先生(cv鹿野優以さん)
コルデリア・ギャロ(cv沢城みゆきさん)
ブライアン・ロスコー(cv大川透さん)
ゾフィ(cv根谷美智子さん)
あくまで私が思ったことなんですけどね。
ただそう考えると見方が大分変わってくるんですよね。
九条は度々やられ役のようになっていたけど
まぁ雑草みたく踏まれ続けて強くなっていくという意味では表現しやすかったと思います
戦地から帰還した彼は大分成長したことと思います。
一方ヴィクトリアの成長はそういうわけにもいきませんからね。
推理モノとして見てたので
2人がずっと謎解きあってればいいと思ってたですが
最後らへんから
ヴィクトリカが拉致られたり
戦争が始まったりと
ちょっと「???」になってきてしまって
なんかポカンとしちゃったんですよね。
「2人は離ればなれになることだろう」という予言が
最後の最後にキタのか・・・