Nicotto Town



これからどう生活すればいいんだろう?その2

【やっぱり、今は「ふつうの時」ではない】

最後に、今は「ふつうの時」じゃないということ。
ぼくらが経験しているのは世界の歴史に残る悲惨な事故だ。 日本にとっては戦争以来の最大の難関だとぼくは考えている。

だからといって変にパニックになったり大騒ぎしたりする必要はない。でも、逆に、すべてについて冷静で沈着に普段通りにやろうとしなくてもいいんだと思う。

みんなが色々なことで悩んでいる。 たとえば、東京なんかで「夏の小学校のプールをどうするか?」が話題になっているようだ。 ぼくには正確なところはよくわからないが、ちゃんと掃除や水質検査をすれば問題ないような気もする。 でも、不安要素があるんだったら、慎重になってプールは中止っていう学校があっても仕方ないんじゃないかと思う。 来年の夏くらいまでには、いろいろなデータも集まって、どれくらい安全かということがはっきりしているだろう。 それまでは大事をとるというのも一つの選択肢だ。 もちろん、子供たちは一年も待てない。 多くの子供たちにとっては夏にプールがないなんてこの世の終わりくらいの悲劇なのかもね。 大した危険はなさそうなのにかわいそうだという意見もあるだろう。でも、心配する人が多いなら仕方がない。 「2011 年の夏」というのは、やっぱり「ふつうではない」特別の夏なのだ。

何年か後、いろいろなことが収束した後になってふり返ってみると、けっきょくぼくらは心配しすぎていたということがわかるのかも知れない。というより、そうなってほしいと心から強く願っている。 それでも、「2011 年の夏」は特別な夏であり続けるだろう。 子供たちは、住んでいる場所によっては避難せざるをえなくなり、節電だと言ってクーラーもあまり使えず、プールも中止になり、そして、大人たちが(子供たちを守るために)色々なことを一生懸命に議論していた暑い夏のことをずっと思いだしつづけるにちがいない。
以上

非常に示唆に富む文章でした。
今年の夏は1945年の8月15日を体験した人たちのように長く記憶に残るでしょう。
それも、福島が収束すればの話ですが…。

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2011/07/10 22:37
この問題、結構難しいですよね。
これで2か月ぐらい体調を崩していました。
震災二日後くらいに「こんな時だからこそ芸術を」なんてつぶやきがありました。
内容は置いておいて、時期がまずいと思うんです。
かくいう私の方は、原発関連のみでした。節電は茶番じゃないかなんて、いきなり…言い方も悪かったのでしょう。かなり叩かれました。
「芸術を」、と「原発反対」の話の共通点は、どっちも被災していない人間が外側で言っていることです。葛藤も。論争も。
逆に震災に合われた方、最前線で被害に合われた方々にとって、遭遇したのは「地震そのもの」だと思います。
被災された方は地震そのものとぶつかっている。ならば外側の人が関与しているのは、その周囲で巻き起こっている値上がりだったり、原発や、節電なんかも含んだいろんなことを巡る思惑や思惑に対する考えですよね。主に政治的な部分。実質的に動かせる力を持っているのはこの外側の人間がほとんどだと思います。目の当たりにされた方々はそれどころじゃないと思います。だからと言って私にはどう行動したら良いのかが分かりませんし、頭の片隅でこの事が燻りながらも、気を紛らわせている状態。いろんなことに自己嫌悪したりしながら。

その2の中段でちょっと泣きました。
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2011/07/10 19:57
どれもこれも 正確な情報が出てこないし その情報も 正しい解説をする人もいない
ほんとうに困ったことです
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2011/07/10 19:28
福島では気にしない夫と他県から嫁いできた妻とが「祖父母のつくった野菜を食べられるか」どうかで
いじめのような同調圧力を受ける人が多くなっているとききます。
せめて家族内では同じように考えられたらいいんですけどね。
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2011/07/10 14:45
本当に心配しすぎたwって笑えたら
それに越したことはないですね^^
そうなってほしいです(*^_^*)
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2011/07/10 09:55
ほんとうに、、私たちが、、もし生きながらえて、、無事に、孫の元気な顔を視ながら、、

笑い話にできる日が来る事を、、祈るばかりですね。。。
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2011/07/10 09:55
様々な立場の価値観のズレによって、ライフスタイルの選択肢が異なりますね。
今はまだ、放射能汚染の現実を直視している人は少数ですね。

将来、放射能汚染の世界で自分がどう生きているのかを決めるのは
現在に置いて、どう考えて判断するのかで確定していくと思います。



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