恐るべき講師(5) 完結編
- カテゴリ:日記
- 2011/07/10 15:10:20
山の奥にあるレストランで「れい君私は君が大変気に入った・・・・・・。」 ついに来たかと思ったのは、リエ達が、「先生はれいに気があるみたいよ。口説かれないように気をつけたら。最も、あんたもまんざらでもなさそうだから、望むところだったりして。」なんて言われてたし。 ブログの中で「歳をとると若者程のパワーは無いが、技を持っている。」なんてコメもらったりしていたから。 私にも彼がいるし、そ変なことになったら、あの優しい先生の奥様にも申し訳が無くて(勝てると思っている←いい気なもんだね。)、絶対拒むつもりだけど、どうしよう。 技とはどんな?口説き落とされるかも知れない。先生の言葉が良く聞きとれない。 {先生はまだコーヒーを飲んでいる私の後ろに来ると、私をゆっくりと抱きしめるようにウエストからアンダーバストのあたりに触れてくる。私の弱いところだ。何とか拒まないと。「ああ、先生、ダメですよ。」でも声が出ない。}やっとの思いで振り返ると、そこに先生の顔が・・・、無い。 「れい君、どうかしたかね。」先生は正面に座って話しかけている。またまた妄想だった。 「それで、どうだろうか?」と聞かれても、話を聞いていなかったので、しょうがないから、「あっ、はい。分かりました(何が分かったのよ)。」と応えたら、「そうか、ありがとう。早速帰って女房にも話さないと。」 えっ、?奥様に知らせる?なんだか訳が分からない。 帰り道は先生が運転して、東北道は混雑していて快調にとは行かないものの、時々ポルシェならでもの快調な走りで、先生の家に到着。 先生が奥様に何かつぶやいている。「それはよろしゅうございました。もちろんですとも。」 と応える奥様の声しか聞こえない。 先生がいそいそ2階煮上がって言ってる間、奥様に正直に、良く理解出来ないままテキトウに返事してしまったことを伝えると、奥様は笑いながら説明してくれたが、それは意外な内容だった。 「れい君、その時計を貸してごらん。」やにわに2階から降りてきた先生に言われ、腕から外した時計を差し出すと、「やっぱりぴったりだ。」「どうだろうこれからの季節こっちがぴったりだと思うが。」 私の時計に当てて見せたのは、ピンクのクロコのベルト。本当はそういうのをさんざん探して手に入らないとあきらめて久しいもので、そのことを伝えると、嬉しそうに今付いている茶色のベルトを慣れた手つきで外しにかかった。 今日付けてきた時計はカルティエ・タンク、私が生まれる前に、父が買っていたものを母親が取り上げて使っていたものなんだけど、ベルトが特殊サイズなんで、時代と共にベルトのバリエーションが無くなり、今では黒か茶色ぐらいしか市場には出回ってなくなって、母親から私に払い下げられたものだった。 茶色のベルトでも悪くはなかったが、ピンクのベルトに付け替えられた時計は見違えるようにリフレッシュされた。 「あのう、これ、頂いて良いんですか?」「何を言ってるんだね。さっき決めた事じゃ無いか。遠慮することは無いんだよ。」 再び私の腕に付けられた古い腕時計は一気に若返った。 このベルトは元々奥様用だったが、年齢的に今更ピンクでもと、そのうち若いお嬢さんにと思っていたそうだ。 と言うことは、奥様も同じ時計を持っていると言うことだ。何か、この家とはいろんな共通項が多い。満足げな先生は工具を片付けに再び2階へ。 そこで奥様から聞いた話というのは、 このご夫妻には子供がいないので、先生としては、自分の趣味に目を輝かせて聞いてくれる息子のような友達が欲しかったとのことだったが、今の若者で共感出来るような子は見いだせなかったのが、私と出会って、初めて共感出来る子と巡り会えたと思ったんだそうだ。 早い話が、先生が求めていたのは息子のように慕ってくれる男の子で、その代わりに女の子だけど私が選ばれたと言う事だったんだ。 「どうだろうか?」と聞かれたのは、「親の所に通うように、折を見て遠慮せずに遊びに来て欲しい。」と言うことだったんだ。 若い女の魅力はこの際どうでも良い事だ。 あらぬ想像を巡らしてなんてバカなことを考えたんだとちょっと反省。 嬉しいんだけど、ちょっぴり複雑な心境なんジャ。 おしまい。
俺は、二人が楽しいお話をしているのを
奥さんとお茶とお菓子で眺めているよ^^
時計とカメラとジャズは興味あるが
お酒はチンプンカンプンさ^0^
先生の息子のように振舞ってみたいんですか?
車、時計、カメラ、ワイン、ウイスキーなど、
それにジャズの世界なんかの分野で楽しんでお話できるような人が
条件なんですけど。
雰囲気で(ゴメンナサイ)苦手な分野のようにお見受けしますが。
連れてってケロ^ー^
確かに若者とは別の魅力です。
父親像と重なったのかもしれません。
波風立てるような子は致しません。
ごあんしんを。
ラクトリオさん
話を面白くするための表現はありますが、
紛れもない実話です。
きっちょさん
本当に運のよい出会いでした。
先方もそう思ってくれているので
何よりです。
マンダムさん
これで、先生と父がお友達だったりしたら
出来過ぎですネ。
Himawariさん
堪能して頂いて何よりです。
私は恵まれていると言うことに気づいたのは
お恥ずかしいながら、最近なんです。
お話をおもしろくするために
多少のアレンジはしていますが。
先生ご夫妻とは大事にお付き合いしたいと思ってます。
koshiさん
先生の御宅は近いところですが、
これ以上はお教えできません。
異次元ってことはないと思います。
人生の大先輩ですが、
お友達というのは、
実はまだこれでいいのかなとの気持ちが残ってます。
ぶーしんさん
相手が望むことであれば、
甘えることもあると思います。
それが孝行になるなら。
多分、教えていただけることはいっぱいあると思います。
はにぴょんさん
メデタシ、メデタシでした。
ほんの少しアレンジしてますが、
結果は内容の通りです。
大人になれば、若者にはない包容力って物ができるんかなww
良い意味で、落ち着くってことやろね♫
分かりやすく言えば、石田純一ってとこかな(^_^)
ゆとりや、色々な経験から、付いた対応力かも♪
まぁ~若者には若者の魅力があるし
人は無いものねだりで、れいさんは、まだ若い(^_^)
だから彼氏も良いけど、彼氏に無い包容力って物に少し引かれたんかもwww
二股と既婚者はアカンよwww(^_-)-☆
いやいや、日記カテゴリに入ってるから実話に入るのかな。
れいさんの妄想にツッコミはあえてしませぬが/(*ノωノ)テレ//
これからも先生と奥様と楽しく過ごせたら良いですね♪
いい人と会う、こればっかりは多少運だのみのところがありますもんね。
面白かったです。
途中、おお??と思ってしまいましたよ。
色々お気をつけくださいねー。
そういう流れだったんですね^^; びっくりしちゃいましたw
まさか、先生とお父様が知り合いだったとか落ちはないですよね~
どうなるのか気になって気になって^^;
れいさんはとても恵まれた環境にいらっしゃるようで
私にとってはまるでドラマの中の出来事みたいに思ってしまいますが
れいさんのような境遇の方も世の中にはいらっしゃるんですよね~
とてもうっとりしてしまいます。
しかし、途中ハラハラするところもありましたが、この落ち。
あははは^^そう来るとは・・・・
よかったのか、どうなのか?
結果良かったんですけど^^
でもいい出会いがありましたね。
お父様が引き合わせてくれてたりしてね?
良かったですね
この縁を大切にされてくださいね^^
いやー,一瞬・・・と思いましたが・・・見事に私が填められました・・・。
しかし,これがごく近くでのこと・・・と考えると,まさに異次元でのことです。
私の生活との接点,否共通点は全くありません・・・。
う~ん,世の中広い・・・。
この年にして,改めて世の中広いことを痛感しました。
・・・にしても大団円。
良かったですね。
いろいろな年齢層のお友達が・・・って,とても良いことと思います。
自分の子供のように思って、れいさんを見てたんだねー。
でも、いいじゃん!
時には甘えに、時にはのんびりしに行ったり出来るんだから
それで親孝行(?…んー…ではないな^^;)出来ると思えば、
お互いに嬉しいことだし…ね^^
遠慮せず遊びに行ってあげてね^^
別の意味(?)で大円団でしたね
まさしくめでたしめでたし~♪が、ぴったり似合うオチw
今回も面白かったです~(*≧▽≦)bb
私としても思わぬ展開でした。
先生の「技」には多分縁がないと思います。
チョッピリ未練ですが。
最初は妄想の出来事かと思っていたのですが
リアルに立派なご夫婦なんですね。
子供というより、孫娘のようにれいさんがかわいいのでしょうね。
これからも交流を深めてあげて下さい。
おまけ、
妄想でも技の出番が無かったのは残念。(^^;;;
危ないと思ったのは取り越し苦労でした。
奥様公認で平和な家庭を壊すようなことはないはずです。
分別のある方ですから。
変な妄想した私がおかしかったんです。
あいんさん(さん)
楽しんでいただけて良かったです。
もう少し更新が早ければよかったんでしょうが、
全部喚んでいただいて感謝です。
ちょっとあぶない雰囲気。。
気を付けてね~。
ありがとうございます。。。
あいんさん