東電!福島原発!許せない!!:その「噂の真相」
- カテゴリ:ニュース
- 2011/07/16 07:23:04
「噂の真相」という雑誌がかつてあったことを記憶する人も少なくなったろう。僕は、高2で知人に紹介されたときの衝撃を未だ忘れず、こういう世界に憧れた数年、そこに自分の能力は及ばぬと認識する数年、そして、7年前に休刊となるまで、毎月読み漁った。
内容については、wikiでも見て下さいwここでは、そこから僕が学んだ教訓をいくつか。
1.どんな噂にも真相は潜んでいるし、どんな事実にも語られぬ真相がある。一般に報じられることのみを真実と思い込むな!
2.ある事実がウソだとしても、それをウソだという人や対立する事象が真実とは限らない。どっちもウソ、どっちもアホということもありうる。
3.耳触りのいい話、口触りの話に陶酔するな。
「噂の真相」はネット時代の隆盛の中で、自ら幕を引いたが、その後にブログやtwitterが生まれてもなお、「噂の真相」の役割を果たすメディアもHPも誕生していないし、むしろ、「噂の真相」があったらと思うことばかりという声は、旧読者を中心に絶えることがない。
ここで、僕の教訓を東電福島第1原発事故以降の報道と世論に当てはめてみよう。
1.ネットに無数の情報が流れた。一方で、国と東電は一種の報道操作や言論統制を試みた。ここで大事なことは、ネットの根拠も出典も示されぬ情報にオロオロしたり、ドヤ顔でネットに貼りだすことでは、ないだろう。そこに潜む真相、事実を抽出し、東電や国の公的情報と組み合わせて、「本当に今起きていること」を自分の中で咀嚼・理解すること。
2.いま反原発カリスマのような人がいる。小出京大助教、飯田哲也、武田中部大学教授がトップ3だろう。これについて、教訓2を適用することを怠り盲信する人多すぎ。
小出は3人の中では良心的・学術的だが専攻する原子力以外の電力議論は素人レベル、そして、京大でハブにされる人間としての問題も踏まえるべきだろう。自分の職場にもいません?間違ってはいないけど周囲から浮いたりする人w
次に、飯田は何とか研究所所長を名乗るが、それはNGOで彼の個人組織に過ぎない。宇宙交流協会のUFOおじさんとレベルは一緒ということ。そして、彼の真実は、脱原発ではなく、自然エネルギー普及を通じた利権への食い込み。この点では、原発マフィアと同根の人である。当然だが、20年後に自然エネルギーが50%の日本なら、日本経済は崩壊するが、飯田は自分の利権が無事なら、経済なんてどうでもいいのだろう。
最後に武田。この人は、311以前は、さんまさんにイジラレルばかりのトンデモ教授。「武田 地球温暖化 とんでも」で検索してみること。まぁ、東大偏重の原子力ムラには当然問題ありだが、「中部大学教授」ってのはどうよ?
3.これはネット社会になって、オツムが空でも日本語が不自由でも、何かを世界に発信できる環境になったことで、問題が増幅している。
耳触りのいい話というのは、一方で「特に問題ないです」という大本営発表に胸を撫で下ろすのも一つだが、もう一方で「東電、国はウソツキ!真実はこれ!こわい!許せない!」と心躍らせ正義の味方ヤマタロくんに成っちゃうのもこれだ。
さらに、ヤマタロ病の症状が進むと「口触りのいい話」をつなげてしまう。この問題に単純解などなく、短期・中期での課題と施策をパズルのように何度も考え、それでも生じる犠牲や問題を更に考えるべきなのに、勇ましいカッコイイ発言だけしてしまう。
他人の説を垂れ流しての「脱原発」って、国と東電の偽安心情報に乗っかって何もしてこなかったこれまでの「必原発」と何が違うの?
真実に目覚めたのでなく、とつぜんカルト宗教に入信しただけじゃないの?
子供のためと称して、街中の土を入れ替えろと叫ぶママグループに、冷静に対応した市n長が叩かれています。それは千葉の東京寄りなんですよw福島で、学校の冷房導入を巡り真剣に議論する父母や学校が聞いたら、がっくりするだろうね。
PS:3バカに肉薄するのが、古賀某という経済産業省のハグレキャリア。真相はこうだと力説しているけど、単なる嫌われ者w彼の話のどこまでが真実で、どこからが恨みつらみかを見極める必要あり。左遷オヤジの会社への愚痴なら、居酒屋でやってくれとw
これが713消滅稿なので、714のフランス革命と合わせて、「原発を巡るメディア報道とネット情報の多くの人は語らぬ一面と僕が思うこと」になります。
よほどアホなことがなければ、原発ネタは続けてはやりませんので、ご容赦ください。
>武田教授苦手です。
>だいぶ早くから福島に向けていろいろ情報発信して頂いてたようですけど、やっぱり苦手。
こういう本能というか直感での「この人 苦手」とか「この人 なんかヘン」というのは、案外とバカにできないと思います。
たぬ休さんの言う市井のオッサンの直感を侮らないというのと対になる形で、もっともらしい、しかし、聞き覚えのない学位とか肩書を名乗っている人は何か胡散臭かったりヘンだったりします。
武田「教授」?の場合、本人に悪意もなさそうで、一生懸命に警鐘を鳴らすところは人間として敵意を持つものではありませんが、言っていることがトンチンカンやデタラメの場合が結構あるので、鵜呑みに出来ない怖さがあります。
でも、僕がそうなのだけど、真偽の見極めが放射能問題は難しいところもあります。そういうときは、「ヘンな人や馴染めない人の言うことは、とりあえず信じない」でいいんじゃないですかね。
思考放棄で、脱原発志向や反権力を全て鵜呑みにするよりは、よほど正解に近いと思います。
PS:なんかヘンだなぁ不自然なだなぁというのは、その人の醸し出すヘンテコ感なのですが、前の保安院審議官の人の不自然さは、そういう類とはまた別モノですので、区別して考えましょう。
だいぶ早くから福島に向けていろいろ情報発信して頂いてたようですけど、やっぱり苦手。
今更ーなコメントの上に、それだけ??の内容でスイマセンwwそれだけですww
ガキだからで、許される時期は、そろそろ終わりかもしれないよ。
ジョーと同じ世代で、自分の人生を真面目に考えなきゃいけない生活環境にいる人は世界にいっぱいいます。たとえば、被災した子供達は、「ガキだから」じゃ済まない現実と向き合ってる人も多いと思うよ。
数年後には、高校に進学するか、社会人となるかの選択があるし、高校卒業前にはまた同じような選択があります。そのときは「ガキだ」と言っても、「ガキじゃない」と言われる。
まぁ、こんなよくわからん長文を書くような大人にならないためにも、「ガキだ」から「ガキじゃない」に踏み出すことも考える年頃かもしれないよ。
たぶん、311以降は、「寄らしむべからず、知らしむべからず」以上の情報操作を電力会社やMETIはしていないと思います。また、菅政権については、無知と功名争いと無責任の果ての誤報道が中心で、いわゆる世論調査は少ないでしょう。むしろ、そんなことを人知れず出来るなら、まだ、マシなのです。
↑の大本営発表への不信感が、反国家・反原発の色つき情報の流布や、東京あたりでガイガーカウンター振りまわすバカママの発生の、素地になっていると思います。「自分は、正しくない国に対峙するから、正しい」という愚行への誤った根拠を生み出した点でこそ、国や東電の危機管理広報の失敗の最も責められるべきと私は考えます。
2で言われていることは、その通りです。しかし、それが多くの日本人は出来ているのか?マスコミは、そのルールが守れているのか?とても疑問です。私は、一貫したポピュリズムと愚民主主義(「愚かな民主主義」ではなく、「愚かな民衆」を「主」とした民主主義もどきのこと)の否定をポリシーの根幹に置く者なので、東電・国=悪、庶民=善というあまりに稚拙な二分論を嫌悪していますから、反動的に、インチキやバカの実像を書くことに躊躇はないのです。
庶民の知恵を否定する者でもないですし、そもそも、私の立場は学のない庶民です。しかし、国家のエネルギー計画を庶民感覚だけで決められてはたまらんですし、学がないのと、学ぼうとしないのは別だというくらいの分別はあります。
3の問題は、民主党政権がポピュリズム丸出しで、愚民の声に敏感だということです。脱ダム、脱基地、脱原発・・・誰でも夢を見るのは自由ですが、現実には夢が叶わぬ理由や事情がある。それは、日本人全体のコンセンサスもあったものを、その微妙な暗黙の同意を全部ぶちこわしたのが民主党政権だと思っています。
まぁ、脱原発で全ての前提をぶち壊したのは、原子力ムラではありますが、それ以降の日本中での原発停止は「菅災」ですから。
このポピュリズム跋扈の下地が、ネットも含めたよく分からん世論でしょう。よく分からんのでなく、マスコミがネット世論あたりをいじっただけの現実とかけ離れたもの。国や政府をアホバカ言う以上は、自分がそれと同じ目に遭っても、受けて立てるんじゃないの?それが言論者ってものでは?
読んだことはないけど。
なので、その雑誌の追究の仕方とでっちさんの書き方が同じなのかどうかは判断できませんが、思ったことを書かせていただこうかと。
1については自分のブログでも以前に少しだけ触れたことがありますが、「東電は(付け加えるなら政府も)いろんな意味で危機管理ができていない」というのが自分の考えで、原発に何の知識もない自分がそれ以上を語っても仕方ないと考えていました。
今でも九電のやらせ問題が起きているけど、あれを原発再開直前のストレステスト発表と無縁の産物と思う人っているのかな。
現在進行形でそのような状態なのだから、あの混乱期に怪しげな情報が飛び交ったり、情報の意図的なリークや隠蔽があったのは当然だろうと思います。
2ですが、個人的に見聞きする分には、相手の肩書きが何かということより自分が今聞いている話がどうなのかという方が関心があるタイプなので、「どっちでもいいかな」というのが正直なところ。
道端のステテコ姿のおじいちゃんが意外と鋭い分析するなんてこともありますから。
ただ、マスコミ関係者は商売で起用しているのですから、経歴や主張の内容は把握しておくべきでしょうね。
先述の「やらせ問題」でもマスコミは非難していますが、マスコミが日頃世論調査・街頭アンケートでやっていることを考えたら恥ずかしくて非難なんてできないだろうに。
私は高校生時分から「どちらが正しいのか(あるいはどちらも正しくないのか)考えるためには両方の主張を理解しなければいけない」と思っているので、結論ありきの番組を見ても仕方ないと思っています。
3ですが、私にしたところで日々ネットでいろんな方の書き込みやニュースに接している訳ですから、妄信していないか自戒しなければならないところではあります。
その上でですが。
自身のページで合法的な範囲で好きな主張をされているのであれば問題なかろうと。
困るのはその主張に他人も同意することを強要することでしょう。
相手の考えに反論するのはアリですが、違う主張であることを以って相手の人格を否定するのはいただけません。
しかし、この長文が途中で消えたら確かにへこみますね・・・