気分はマイナス(番外)
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/02 19:43:35
幸二(コウジ)ともろみは同じ高校のクラスメイトである。 学校から帰る方向が同じでクラブの無いときは二人で帰ることがあった。 今日はもろみが幸二に声をかけ二人で下校することになった。 高校からもろみの家までは歩いて30分はかかる。
二人は並んで歩道のある通りを帰る事にした。
「ねぇ、幸二。今日おかあさんが君の事連れて来いって」
「ええ、なんでだよ」
「おかさんが、君のこと知りたいって」
「俺のこと?」
幸二は、けげんそうにもろみのほうを見ながらそう云った。
「そう、君の事」
もろみは幸二の顔を下からのぞき込みながらそうつぶやいた。
「俺、何も悪い事してへんぞ」
「わかってる」
もろみはなだめるように答え話を続ける。
「うちのおかあさん、夜のお仕事してるの。スナックキャラメル」
「知ってる」
「それで幸二にお店を見て欲しいって」
「俺まだ未成年だから酒飲めないぞ」
「幸二のおとうさん時々お客さんで来るんだって。おかあさん言ってた」
「おやじは飲めるけど俺は飲めないぞ」
「君、にぶいな」
もろみはそうつぶやき話題を変えた。 兄弟になるかもしれない幸二だと心の中で思いながら、もろみはひとり話つづけた。ただうなずくだけの幸二を横目で見ながら。
「ここがキャラメル」
もろみは黄色で書かれた看板の文字を指さしながらそう云って、店のドアを開けた。ドアに付けられた鈴が鳴るのと同時に
「おかえり」
もろみの母の百雪(モユキ)の声が二人に掛けられた。
母は二人の帰りを待ちわびていたかのように思えた。 いつもならもろみは、裏の勝手口から入り自分の二階の部屋へ行く。 なのに母はもろみが店のドアから入っても驚きもせずいたからである。
「ただいま」
もろみが返事した。
「さあ、幸二君もいらっしゃい」
ドアの外に立ち尽くす幸二に百雪は声を掛け手招きした。
「おじゃまします」
幸二は恥ずかしそうに軽く頭を下げながら挨拶をした。 心の中で幸二は、もろみのおかあさんだからさすがに美人だなっと思った。 見た感じは、女優の小雪さんに似ている。
「さあ、腰掛けて」
幸二ともろみは百雪のゆうとうりにカウンタ-に二人並んで座った。
「こうして二人を見ているとまるで恋人どうしね。何飲む」
「おかあさん、ハイボ-ル」
もろみが少し大人気分で答える。
「幸二君は?」
「ぼぼぼくは水!!」
「おかあさん、ウィスキ-ロックで幸二君に」
もろみが緊張している幸二をからかうように注文をだす。
「あのあのぼくお酒のめません」
「ええやんか、少しぐらい」
もろみが幸二をいじめるようにおいうちの言葉をかける。
「ハイハイ。もろみはソ-ダ。幸二君はウ-ロン茶ですね」
幸二はもろみの母の言葉に安心した。
「はいどうぞ」
幸二はウ-ロン茶のグラスを震えた手で持ち一気に飲み干した。
「バァカ、恋人同士なら乾杯してから飲むものよ!」
もろみは少し大人の気分を味わいたいのに幸二の子供みたいな態度にいやそうな顔をしてつぶやいた。でも心の中では純情な人かもと思った。
「二人はまだ子供かな。大人になればお酒の味わかるから」
百雪はニコニコしてそう云った。

























恋太郎白書(長編版) 第4章までの梗概です。全10章前後になると思います。
序章
第1章 カヤック
ワイルドな中学教師である父、勇作とカヤックで川下りの旅に出る。
最重要ヒロイン、麻胡先生と雫の二人に出会う。
第2章 セピア・オムニバス
恋太郎、少年期の淡い恋のオムニバス。
自ら切り開くことはできず、花のごとく漂った恋たち。姫林檎、桜、ラピュッツエル、蛍。
悪友愛矢の登場。
やがて伴侶となる麻胡先生との再会。
第3章 上京
恋太郎、大学一年生のエピソード。
人生に影響を与える人々との出会い。恩師ポモリ教授、昴先輩。
雫、麻胡先生との再会。
はじめての遺跡調査。
夏休みの思い出、犬神先輩と恋人夕希のエピソード。
第4章 黒髪のアテナ
恋太郎、大学2年生のエピソード。
2回目の遺跡調査参加のあと、一人旅で法師温泉へ行き、
不倫の恋に破局し癒しにきた博多さんとの一夜のエピソード。
短大生アテナとの実らぬ恋の思い出。
番外編です。
百雪(モユキ)を登場させたくて書きました。
すみません。
これはこれで終わりです。
最初の練習作です。
──はらはらものですね。続きをすこしずつ読んでいきます。
なぎささん大人。
おはよう。
琥珀色の世界・・・男女の心の駆け引き
さて・・さて・・・幕が上がります^^
今夜は・・少し 酔わせてね・・・なんていいながら
あなたの肩に そっと顔を埋める・・・・・あはは
ではでは・・そろそろおねむの時間・・
おやすみなさぁ~~い
笑顔置いていきますね^^v
スナックの名前はキャラメル。
お酒の席の男と女の一夜の会話。
現実と少し違いますがニコの世界なので
四角びんのCMのイメ-ジでいきたいです。
先が楽しみです^^
小雪さんみたいに綺麗・・って、いいなぁ~
あの楚々とした中のちょっぴり小悪魔的な感じ
たまらないもの・・・
舞台は京都なのね。関西弁が良い味を出してますね^^v