思い出すと胸が詰まる・・・
- カテゴリ:ニュース
- 2011/07/29 21:04:00
2007年くらいだったと思う。
その頃私は、川崎駅近くの大きめの小売店で販売のアルバイトをしていました。その日、私はレジ当番でした。同僚に「横田さん夫婦が来てるよ」と言われて、売り場を見たら、長女めぐみさん(当時13才)を北朝鮮に拉致された横田滋さん、と妻の早紀江さんが来店されていました。店内には、アイデアグッズを扱ったコーナーがあって、いろいろと見て回っているご様子でした。そして、滋さんが私の担当しているレジへ。。。。
「いらっしゃいませ」と言って商品をレジに通し、「◎◎円となります」「◎◎円お預かり致します」「◎◎円のお返しとなります」「ありがとうございました。またどうぞお越し下さいませ〜」と、言いながら商品をお客様にお渡しする、いつもの接客。最後のありがとうございますの時に、商品を受け取りつつ「はい、ありがとう」と滋さんが仰っていたのを覚えています。買い物の時のご夫婦は、穏やかな、一見普通のご夫婦のように見えました。でも、この普通のご夫婦の娘さんが、外国に拉致されたまま、生きているのか死んでいるのかも解らず、、、、、静かなショックを感じたのを覚えています。
それから数ヶ月後、13時30分で仕事が終わる半日シフトの日、川崎駅で「救う会」の方々とご一緒に、拉致被害者救出運動をしている横田さん夫婦を見かけました。その時の横田さんご夫婦は買い物をしていた時の穏やかな顔ではなく、、、必死になって拉致された娘を取り戻そうとしている父親と母親の顔でした・・・悲痛、悲愴、悲壮・・・
本当に衝動的でした。いつのまにか、横田さんご夫婦の手をとって「頑張って下さい」と言っていた自分がそこに居ました。黙ってご夫婦の前を通り過ぎる事が出来なかったのです。私がその場を離れる時に、早紀江さんから「ありがとうございます」と声をかけて頂いたのを覚えています。
もし、めぐみさんが拉致されていなかったら、あの日あの時お店にはご夫婦だけでなく、親子で、もしかしたらお孫さんと一緒に来店していたのかもしれない・・・そして、アイデアグッズコーナーに置いてある変な商品を見ながら笑っていたかもしれない。キッチン便利グッズコーナーの商品を見て、「家でも使ってみようか?」なんて会話をしていたかもしれない。。。普通の家族の普通の買い物。そんな普通の生活や幸せすら奪われてしまっていると思うと、胸が詰まりたまらない気持ちになります。
何が出来るだろう?と、時々思います。
横田さんは「この問題について関心を持ってほしい」と言っていました。きっと、こうやってブログに記事を書く事によって、見てもらう事も、微力ではありますが、「関心を持つ」事の力になると思います。怖いのは「忘れられてしまう」事ですから。
「あさがおの会」横田めぐみさんご家族支援の会
http://www.asagaonokai.jp/jp/index.html
「忘れて無い人が居る」って、結構大切な事だと思います。
だって、拉致した方は、事件が忘れられてしまったほうが都合がいいんですもん。
当事者に会った事が無いと、事件の近さを感じる事が出来ないというのは有ると思いますよ。
でも、それは仕方がない事なんですよね。
時々、「あの事件って、どうなったんだろう、、、」って考えるだけでも十分かと思います。
現在の政権に、解決への姿勢が見えないんですよね・・・どうしたもんだか。
忘れません。
私も北朝鮮の拉致に関しては、興味はあります。が、そこまでで、何かできるというわけでは
ありません。悔しいですが、見守っていることくらいです。
拉致された方、そしてその方をずっと探し続けている家族・・・。人生の大半がこのことでいっぱいと
考えると、本当に心が苦しくなる思いです。
龍騎士さんのおっしゃる通り、いつまでも忘れないでいることですね。
ありがとうございますbb
stp、水やりです★
長い期間かけてもなかなか進展のない事件ですよね
桁違いに減っているんですね。
遺族の方達も高齢化が進んでいるみたいですし、風化させたくないですね。。。
マスコミが定期的に事件の事を報道してくれれば良いのですが、
全くなんですよね・・・
横田さんご夫婦も高齢なので、早い事件の進展が望まれますが、
マスコミそのものが関心を向けない事が残念です。
いろいろと、報道されないニュースが有りますよね。
最近は、拉致事件のニュースも報道されなくなりましたよね。
年々減ってきているそうですねえ。
一番多いときで1万人を超えていたのに、
今年は1300人位だったかな。(*_*)
様々な事件や事故、災害、戦争。
風化ってコワイですよねえ。(>_<)
忘れない それが今でも、拉致被害をなくそうという声に繋がっているのだと思います。
希望をもちつづけるということは、とても大変なことだと思います。
どうぞ、めぐみさんがご両親のもとに戻ることができますように。
中学時代に 南アフリカの人種差別について 学習したとき、
社会の先生から 投獄されている人たちを 周りが忘れることが こわい
と教えてもらいました。(独立前のことです。)
横田さんの事件も ときおり週刊誌に取り上げられていたので、
昔から 知ってはいましたが、
何をどうすればいいのか…と思うだけで、心の隅で覚えているだけでした。
「関心を持つ」ことが 少しでも救いであれば、
私は「関心を持ち続けたい」と思いました。
お返しにまいりました
このことは絶対に忘れてはいけないことだと思う。
それにこの間の国会での、拉致被害者の会の増元さんの答弁も
絶対に見るべきだと思う。
なぜかテレビではほとんど取り上げなかったけれど。