Nicotto Town


濃すぎる毒入り日記


芸能人跡目相続:ぐっさんとマチャアキ

今月は、原田芳雄さん、小松左京さんが逝去されました。このお二人の共通点は、昭和の方だなぁという点、二度と彼らの存在を受け継ぐ者は平成からは出て来ないだろうなぁという点だと、僕は思います。(但し、原田さんに強い影響を受けた松田優作さんの血を引く松田翔太さんが容姿や演技も強く継承するものがあるので、原田ismも案外と継承されるかもしれません)(あと、もちろん、小松左京さんは芸能人ではないのですが、ある業界の大物の死とその継承という点で名前を出しました。)

原田さんもそうですが、戦後というよりは1970年代とか昭和40年代以降の芸能界でスターダムを駆け上がった方は、今なお現役(大御所?)として芸能界に君臨している方が多いですが、それにしても寿命はあるわけで、その跡目相続が気になります。

もちろん、芸能人はその筋の方でもありませんが、歌舞伎役者や落語家のような名跡が芸能人にもあるように思うのです。たとえば、「裕次郎」は”平成の”とか”21世紀の”と募集をしては失敗し、「歌姫」はそれなりに自称・他称・僭称入り混じり、「尾崎豊」「山口智子」なんてのも狙っている人がいそうです。

まぁ、時期的にも名跡としても「堺正章」は芸能人として看板とするに不足なきものと思うのです。「よっ、マチャアキ」ってなもんです。マチャアキは、人気歌手、軽快から洒脱まで幅広い演技のできる役者、コメディアン、名司会、さらには料理の巨匠、隠し芸の大トリとマルチタレントというよりは芸達者な方です。ちなみに、お父様も名バイプレイヤーですので、血すじもいいのです。
この名跡は、なんとなく中山秀征かなと思っていたけど、彼は司会専門なので、どうもここに狙いはないようです。
そこに、グイグイグイとポジションを固めているのが、ぐっさんこと山口智充さんと僕は睨んでいます。
ぐっさんは、元々は芸人ですが、そこではひな壇以上メイン未満という若年寄的ポジションを固め、出身の吉本だけでなくタモリとの関係もあります。モノマネの濃さ上手さでは、もはや大御所の域ですし(少なくとも「いいとも」世界では)、歌の上手さも芸人の中では際立っています。更に個性派にとどまらぬ役者としてのキャリアや、好感度の高い形でのCM起用など、マチャアキが持つマルチなジャンルの多くで地位を固めています。そして、料理についても、まがりなりにも料理番組持っていますしw
マチャアキに何かあったあとの、彼の番組や過去のポジションについて、ぐっさんがどこまで継承できるか引き続きウォッチしていきたいです。
但し、ぐっさんについては、DonDokoDon相方問題がなおあり(注:相方がJINシーズン2に出演していたときは僕はビックリでした)、相方の技量の問題はあるにせよ、ロンブー淳のような懐の広さが必要な気もします。

この名跡問題については、片岡鶴太郎さんが案外と既に鬼籍に入られた森繁さんの跡目の一部(たとえば、社長シリーズのような喜劇役者、吉良上野介役のような敵役など)を継承できないかなど、結構個人的には好きなテーマです。


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2011/08/01 12:31
お三方へ、コメントありがとうございます。
正直、僕も含めて、マチャアキ世代ではないんですよね。
まず、彼はザ・スパイダース(ここに、井上順、かまやつひろしがいた)のボーカルとしてスターダムを駆け上がり、解散したのが1970年ということで、僕は、かすってもいません。
この後の、「時間ですよ」でのドラマでの大ブレイク、さらに「西遊記」あるいは「カックラキン大放送」に至るバラエティでの人気者としての姿も全く知りません。これらの作品は、改めてみても、何ともピンと来ないのです。時代とともにあった人気というのは、一発屋でないスターでも、その時代にない人間には伝わりづらいものだなぁと。
僕のマチャアキ・デビューは、古畑任三郎1シーズンで、中森明菜の第1話での衝撃そのまんまでの第2話がマチャアキ・ゲストで、「この作品すごい」「これ書いている三谷さんすごい」「それにゲストのこのオッサンすごい」という三段論法wでした。
しかし、その後そんなにマチャアキの歌手・役者としての存在に触れることなく、しかし、次第にこの人のキャリアとかブランドの大きさだけは「そういうものなのね」と受け止めていただけ。

いったい、今後に「マチャアキ的ポジション」as巨匠、大物、隠し芸オオトリなんてもんが必要なのか自体疑問ですが、仮にそういう枠があると仮定したときに、全く出自の違う、ぐっさんが、そこに続く道の先頭集団にいるなぁ(他に誰がいるのか知らんけどw)というのが、率直に驚きで、トピにしてました・・・が、ここのお客様世代だと、やはりピンと来ないなぁ、僕自身そうだもんなぁということでした。

しかし、芸能界ってのが、勝ち抜く限りは引退・定年のない世界であるので、ぐっさんも更に今の延長線で活躍していくと、20年、30年後には大御所となっているのかもしれないですよ。マチャアキ路線ではないけど、リアクション芸人から始まって、今では演技も上手い文化人まで進んだ鶴太郎さんもいますので。

あと「歌姫」は、全然知らんけど、美空ひばりさんの名跡でしょう。山口百恵さんは、伝説化している点で違いますが、キャンディーズとならんで時代のスターかなぁと、一代横綱でしょう。曲をカバーしても、誰も「平成の百恵」とは言わない。「歌姫」も明菜、安室、あゆとか、それを言われても、ひばりさんには全然遠いレベルのようです。
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2011/07/31 16:46
堺さんはグループサウンズだったかのご出身でしたよね。
当時のメンバーが堺さんの番組に顔を出してたりしたので。
でも、そこにこだわらないことで芸の幅を広げられたように思います。

ぐっさんはお笑い出身ということで(どちらが上というのではなく)元々の立ち位置が違っているようにも思えますが、芸達者なところは共通していますね。
中山さんはよくも悪くも「アクがない」のでしょう。
好かれることは大事ですが、強烈な個性もないと「唯一無二」にはなれない。
人がいいだけでは只の便利屋さんになってしまう。

あと、私も「山口百恵」さんかと思いました。
「同じ人はふたりいらない」とも思うのですがね。
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2011/07/31 16:37
今回のブログはコメント難しいや。。。いろいろ思うところはありますがまとめられん^^;

コメント力ない自分に凹む。。。

吉本芸人のポジションについては家族とあれこれ談義するんだけどねえ。。。
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2011/07/30 22:35
ぐっさんとマチャアキですかー。
確かに、二人とも芸達者ですよね。
個人的にはぐっさんの方が好きです。腰が低そうでw
堺さんはもともと歌手なんですかね?俳優なんですかね?
私のリアルな記憶としては、ミスターかくし芸だなというイメージが強く、そもそもが何から出てきた人なのかわかんないけど、何でもできるんだなあ~と思ってみていました。
ただ、年齢のせいなのか?最近見てると、ちょっと怖い感じがするのです、マチャアキさん。重鎮ともなるとそういうものなのかなあ、とは思いますが。
その点を踏まえて??個人的にはぐっさんにはこのままのいい人そうな感じで、マチャアキの座を狙ってほしいものですw

そういえば、松田兄弟を見ていると、なんとなく兄が不憫に見えるのは私だけでしょうか…あ、なんかファンの人いたらごめんなさい…だってお母さんそっくりなんだもの…。男児二人を持つ母として、なんとなくそんなことを思ってしまったので、この独り言、見逃してくださいw

あ、あと歌姫の後釜を狙われているのは山口百恵さん??勘違いだったらスイマセン。



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