亡念のザムド
- カテゴリ:アニメ
- 2011/07/31 22:59:10
全26話
ナウシカとエウレカの雰囲気が出ていましたが中身は全く違いました。
エンターテイメント性はほとんど無いですね。
いまいちでした。
概要(色字は公式より引用)
油泥海に囲まれた小さな島、尖端島(せんたんとう)
70年前の戦いで南大陸自由圏に吸収されたこの島で、アキユキは母と二人暮らし。
父親は現在別居中で、小さな診療所を一人で営んでいる。
ある日、アキユキは親友のハルやフルイチと通学中、共に爆破事件に巻き込まれる。
爆発によって生まれた謎の光を腕に受け、アキユキはザムドと呼ばれるバケモノに変身してしまう。
自我を失い、暴走するザムドの元に現れたのは、赤い髪をした異国の少女、ナキアミだった・・・・・・。
ナキアミはザムドの暴走を止め、国際郵便船ザンバニ号へとアキユキを連れ帰る。
ザムドの力を制御できるようになることと、いつか尖端島に戻ることを目的に、アキユキはザンバニ号の仲間達と世界を巡っていくのだった。
感想
無駄に難解になっている作風ですね・・正直疲れます
まず第一印象は既視感のある場面や演出が多く見られました
登場人物や専門用語も非常に多く場面もころころ変わるので没入感が低い感じですね。
そして世界観の説明が非常に少なく心象描写などほとんど無いですね。
世界観ですが
北の領土はヒルケン皇帝を支持する宗教国家(北政府)
南の領土は軍事国家(南大陸自由圏)
北政府はヒトガタ兵器を南大陸自由圏は対ヒトガタ兵器を使用しそれぞれが領土拡大の為戦争をしています
アキユキの出身は尖端島と呼ばれ70年前に南の領土に属しています。
サンノウバを崇めヒルコと呼ばれる魂のような物を戦場に赴き集めるルイコン教
貴重な赤宙石を巡り北からも南からも攻撃の的となるテシク族
大体この4つの勢力がメインで話が進みます、
代々皇帝を取り上げた産婆がサンノウバと呼ばれ生を司る者として崇められていた。
そして皇帝は北の地を統治し続けていたが千年に一度サンノウバが
たまりにたまったヒルケン皇帝(闇)を大巡礼によって相殺する
大巡礼とは人々の魂をルイコンに帰し(生贄のようなもの?)平穏な世を戻す儀式
但し今回のヒルケン皇帝は死産の為、魂が無く体だけの存在、
そこでサンノウバは魂のような物つまりヒルコを皇帝の中に入れて生んでしまった。
皇帝は自分が何者なのか分からず深い苦しみの為闇は深く
サンノウバは大巡礼だけでは闇を相殺できないと考え
北政府から離れ各地にジバシリを送りザムドを生み出す行為に出た。
そして選ばれたのがアキユキ
ここら辺の説明が一切ないのがあまりにも不親切
しかも他にもミドリの話やフルイチ、リュウゾウなど色々な所で話が展開するのに
場面切り替えの演出があまりにもいただけない
次の場面切り替えよりも先に次の場面のセリフが入り込んできます。
これは余計分かりずらくしていると思いました。
行間を読む間も与え無いどころかストレスを感じます。
ラストも主人公とヒロインが再会できてハッピーエンドな感じでしょうが
実際には何も世界は変わっていなく北と南の戦争は続いていると思います。
当面北の勢力が弱まっていると考えると北に制圧されるのでは無いでしょうか
そうなったら千年後のナキアミはどうなるか考えると怖いですね。
生きる意志が強ければ石化しない設定もミドリ、フルイチが不明瞭
ミドリは事故トラウマの為生きていることに罪悪感を持っているので
ヒルコが入った時点で石になってもおかしくない気がします。
そもそも入隊理由が不明瞭守りたいというだけでは弱すぎる
フルイチは嫉妬が強すぎて石化を防いだが人間の姿に戻っても生きる目的が無いので石になるはず
それにしてもあの死に方とその後のスルーはひどかったです
公式サイトで作品の解説書を公開しています。
実際に解説書を読んだ後再視聴を続けて行いました
作品の中で表現できていない補足的な意味合いが強いですね。
そうなるとアニメ作品としては不完全といわざるを得ない
何度も何度も見れば解説書と同等な理解は生まれるかもしれないが
それを作品が観る側に強いてはいけないように思います。
女性陣の生きる様はなかなか見ごたえがありました。
ハルを始めフサやイシュウ、ユンボなど心の強い部分弱い部分などよかったですね。
作画も最後まで安定していたと思います。
EDはともかくOPはかっこいいけど作品にあっていないと思いました。
登場人物
竹原アキユキ(cv阿部敦さん)
ナキアミ(cv三瓶由布子さん)
西村ハル(cv折笠富美子さん)
寺岡フルイチ(cv立花慎之介さん)
西村ミドリ(cv藤村歩さん)
竹原リュウゾウ(cv石塚運昇さん)
竹原フサ(cv早水リサさん)
紅皮伊舟(cv玉井夕海さん)
アーム(cv浜田賢二さん)
アクシバ(cv小西克幸さん)
ユンボ(cv桑島法子さん)
角股雷魚(cv藤原啓治さん)
ヒルケン皇帝(cv古谷徹さん)