久々に入った店で
- カテゴリ:日記
- 2011/08/10 16:24:12
震災の被害にあったと耳にしていた日用雑貨の店に今日行ってきました。
その前にあるスーパーも被害にあったときいてたけれど、
すっかりリニューアルして以前より品数も多くなって活気があるのに、
向かいにあるその店は入ってみたらすっかり陰気な感じになっていました。
たぶん津波が完全に入ったのかな?
床が掃除したのかかなり違う感じになっていて、棚も以前より減って
品数も以前の3分の2ほど。
客もまばら・・
見覚えのあるレジのおばさんとちょっと話をしたら
その人は海の近くに住んでいたらしく、
周りの人と一緒にみんなで避難所で暮らしていたらしい、
でもあまりにも避難所暮らしが大変なのでその地域の人たちは
みんな出てしまったそうです。
たしかに1日2日、あるいは1週間だったらなんとかだけれど
大人数で物もお金もない状態で我慢我慢だし、ストレスと不安ばっかりで
いたらどんなに大変だろうと思う。
おばさんは髪もきちっと手入れされていて
化粧もしっかりしていたけれど、別人のように表情がめちゃ暗かった。
被災して家財産流されて土地も使い物にならないとなったら
これからのことを考えると本当に憂鬱かもしれない。
友人の母親も被災して最近仮設に入ったといってたけど、
すっかり気が短くなって怒りっぽくなって困ったといってたけれど
被災して避難所にいたり仮設に入った方はストレスがすごいみたいです。
格差がどんどんでてきてますね。
見た目だけじゃなくて。
自分も都市部に出たときそれを感じました。
震災以前と全くかわっていない世界と、あれ以来別世界になってしまった世界と。
友人も被災地の自宅から都市部へ通勤する度そう感じるそうです。
職場にいくと何も変わらない日常に被災したことが夢じゃないかと思えるそうです。
津波が到達した所と届かなかった所では道路1本隔てただけで天と地ほど差が
あるようですし・・・
神戸の震災の時、神戸の友人が淀川超えたら、私たちはスニーカーなのに
ハイヒールはいて闊歩してるのがショックだったって言ってたのを思い出しました。
長くストレスと不安に苛まれた生活をしてるってやっぱり人格変えてしまうほどのものらしいです。
今まで前向きに明るかった友人のお母さんもすっかり偏屈になってしまったらしく、
きいて驚いています。
いわ さん>
仮設、県や地域によっても住み心地のよい手の行き届いたのもあれば
なんだこれ?というのもあるようです。
雨が漏ってきたりあちこち隙間が空いていて蟻やいろんな虫がはいってきたり・・
ガムテープで補修してるって話もききました。
ニーズに応えて作られているわけではないので
年寄りが大変らしいですね。
せっかく仮設当たってもそれで入居してない人もかなりいるらしいです。
段差が大きかったり、間口がせまくて介護イスとかもいれられないとか。
事態の深刻さをあらためて、感じます。
未来がはっきりと見えない中、
生きていくだけで精一杯でしょうね・・。
これからは、生活の立て直しなどが、
うまくいっている方とそうでない方の差が広がっていくんでしょうね。