皇室の名画ワシントンへ伊藤若冲の「動植綵絵」
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- 2011/08/16 14:29:57
2011.8.16 09:26 http://t.co/xGPx23N
皇室の御物(ぎょぶつ)だった伊藤若冲(じゃくちゅう)の名画「動植綵絵(さいえ)」全30幅が来春、米国の首都ワシントンで展示される。来年が日本から「ワシントンの桜」が贈られて100周年にあたり、日本文化を紹介する記念事業の一環で出展される。全30幅の展示は国内でも珍しく、近年絶大な人気を誇る若冲の作品は、現地で注目を集めそうだ。(篠原那美)
伊藤若冲は江戸時代中期の日本画家。代表作「動植綵絵」は全30幅の大作で、明和2~7(1765~70)年にかけて、若冲自身により京都・相国寺に寄進された。
明治維新後「廃仏毀(き)釈(しゃく)」の影響で存続の危機を迎えた相国寺は明治22年、「動植綵絵」を明治天皇に献上し保護を求めた。相国寺は名画を手放したことで得た皇室からの下賜金で、寺の敷地を維持できたというエピソードがある。
四季の移ろいや動植物の躍動を、鮮やかな色彩と緻密な筆致で描いた「動植綵絵」は、国内でも人気の高い作品だ。皇室ゆかりの美術品を所蔵する宮内庁の三の丸尚蔵館は「日本各地の美術館から貸し出しの要望がひっきりなしに寄せられる」と話す。しかし、作品保護のため、貸出先の設備が整っているか厳しく審査し、特別な理由がない限り国内でも展示される機会は少ない。
近年、30幅全てをそろえて展示されたのは、平成19年に相国寺に里帰りして行われた展覧会と、21年に陛下のご即位20年を記念して開かれた東京国立博物館での展覧会のみ。それ以前は、大正15年まで遡(さかのぼ)る。
今回、海を渡ることになったのは、来春ワシントンで計画されている「ワシントンの桜」100周年記念事業がきっかけ。関係者によると、世界有数の美術館「ワシントン・ナショナル・ギャラリー」が日本文化を紹介する美術展を企画。「最高のものを展示したい」と「動植綵絵」を指名してきたという。宮内庁は三の丸尚蔵館の学芸員をワシントンに派遣し、施設の設備を調査した上で、貸し出しを決めた。
平成12年に京都国立博物館で「若冲展」を手がけ、若冲ブームに火をつけた同志社大の狩野博幸教授は「世界中の人々が訪れるワシントンの美術館で展示されれば、日本美術の魅力を再発信するカンフル剤になるはずだ」と期待している。
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■ワシントンの桜 明治42(1909)年、尾崎行雄・東京市長(当時)は日米親善を祈念し、米国に桜を寄贈したが、害虫がついていたことが分かり現地で焼却処分された。3年後の45(1912)年、再び贈られた桜の苗木約3千本は無事米国に到着し、同年3月27日、首都ワシントンのポトマック河畔に植樹された。ポトマック河畔には、いまも日本から贈られた桜の原木が数本残る。
★いや~日本でもめったに公開されないのにすごいです。
私は相国寺と国立博物館と両方見ましたが、圧巻でした。さらに皇居の三の丸収蔵館では6ヶ月かけて5点づつ公開するというのもやっていました。
京都の「若冲展」は知ったときは会期の終わりちかくで諦めかけたところ、
友人が「日帰りで行こうよ」というので日帰りで見に行きました。
ああ懐かしい…。
きっと現地でも大ブームを起こしてくれるのではないでしょうか♪
田中一村も大好きです!去年千葉市で大回顧展を見に行きましたよ~。
奄美のむせ返る自然の力を感じました!
北斎も好きで長野小布施の北斎美術館も行きました♪
私も京都のそれ、多分同じのに行きましたよwww
若冲単体の展示というのはそれが今のところ最初で最後です。
私は人の多い展示は疲れるので嫌なのですが、
動植綵絵がズラーっと並んだ最後の部屋に辿りついた時には何もかも吹っ飛びました。
ほとんど頭おかしいですよね。若冲さん。大好きです。
まあ系統は違いますが、田中一村さんも大好きです。むわっとする感じの日本画が好きですwwwww