Nicotto Town ニコッとタウン

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布団の中の戦い

「まずい、外に出ると死ぬ。」
まどろむ意識の中で、私は本能的に死を意識した。
私を守っているのは普段は頼りない分厚い布着れ。
だけど今は絶対的な存在、これ無しでは体温は奪われ凍えていたであろう。
「ずっとこのままでいよう。」
私はそう考えた。
当然である。
人は誰もが安全な場所で安らぎを求めるものである。
ここで温もりを享受している限り、私は安らかに眠りにつく事ができる。
それが許されるのならば・・・
しかしそれは許されるものではなかった。
徐々に意識がはっきりしてきた私は、やるべきことを思い出す。
今の私に課せられた責務、これを破棄することは別の意味での死、社会に生きるものとしての破綻が待っている。
本当は思い出したくもなかった。
突きつけられた現実として、この安息の地から出ないといけない。
それはこの極寒の地との対峙を意味している。
「嫌だ・・・寒くて死んじゃう。」
やはり本能は出て行くことを拒否し続ける。
だが時間は待ってくれない。
私の理性は現実を示し、退去命令を出す。
それでも本能は動かず、さらに温もりから生まれたまどろみが追い討ちをかける。
理性は形勢不利になる。
ただ理性も負けられない。負けてはいけない。
しかし私の中で本能、そしてまどろみの占める割合が絶対的なものとなっていく。
ここで手を打たなければ理性は消えてしまう・・・。
最後の手段に出た。
「ぎりぎりまで寝よう。そうしよう。」
これが理性の許す精一杯の妥協点である。
本能もまどろみもこれを飲んだ。
そもそも彼らは深く考えてはいない。
ただ、この妥協点は一つの問題点があった。
その時間が来たとき、また同じ争いが起こる可能性が高い事だ。
今度は理性は負けられない。負けてはいけない。
負けてしまっては、今まで毎日戦ってきたこと全てが無に帰す可能性もあるからだ。
そう考えながら理性も次の戦いに備えて休むことにした。



ぎりぎりの時間がやってきた。
理性は起きてこなかった・・・。


BAD END

#日記広場:日記

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2008/11/20 22:11
コメントありがと~ございます
皆さんもこれからの寒い朝、負けないように頑張ってくださいw
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2008/11/20 21:15
面白っ^^
シリアスな作品かと思ったら寝起きの話かっ^^
でもそうですよね~
いよいよこんな朝がしばらく続くんですよねアワワワ;
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2008/11/20 20:12
寒い日にあったかい布団なんて、最高に贅沢だよね。
文学的な朝は春になるまで続くのかな?w
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2008/11/20 16:40
最近は寒いですからねー。
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2008/11/20 14:16
朝の寝起きの心情をこうな風に表現してるのは始めてみましたが、でも「寒くて死んじゃう」ってかわい~(^ー^* )フフ♪
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2008/11/20 07:30
゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ~布団サイコーだよねww



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