映画・「陸(おか)に上がった軍艦」
- カテゴリ:30代以上
- 2011/08/21 00:25:47
今日(昨日かww)は知り合いの勧めで、
「映画と文化のつどい」で市の文化会館で上映された、
新藤兼人監督の『陸に上がった軍艦』を子供たちと観て来ましたぁ。
この映画は、ドキュメンタリー風のつくりで、
新藤監督が1年半の兵隊生活で体験した実体験を再現ドラマで構成した、
「軍隊」という組織の不条理さを弱兵の目線から描いた映画でした。
このお話しは、「立派な軍人さん」の話ではない。
「雑役兵」であった新藤監督が実際に体験してきた当時の様子を克明に語ったものだ。
命じられれば火の中水の中でも飛び込んでいく兵隊。
部下をまるでおもちゃのように思い、殴る蹴るの「訓練」という名の「体罰」の毎日。
目をそむけたくなるような場面も多々ありました。
私が印象に残った新藤監督の言葉は、
「上官たちにとって、何とも思われない虫けらのような弱兵でも、
故郷に帰り、我が家に帰れば、その家の大事な大事なたった1人なのだ」
というようなセリフです。
戦争は、人を人でなくしてしまう。
それは上官と部下の関係であったり、
敵国同士の関係でもそうだ。
この映画を観終わって、正直子供たちには少し衝撃が強すぎたのでは…
と思いました。
或いは、「映画」というより「ドキュメンタリー」だったので、
「つまらなかった」などという感想しか持てなかったとしたらガッカリだな…
と考えていました。
でも、そんな心配はいりませんでした。
この映画を観て、
戦争の残酷さと哀しさ、おかしさを十分知ることが出来ました。
「ドキュメンタリー風でかえって良かったヨ。戦争のことを知れたし、
映画を観れて良かった。」と言ってくれました。
戦後66年。
今後私たちは「戦争」のことを、「被爆」のことを、後世に伝えていかなければならないと
思わずにはいられませんでした。
★金スマで!?
見たかったなぁ~
その通りです。
1度は観る価値のある映画だと思います。
後味はあまりよくないですが…^^:
新藤監督が入隊した組織には最初は100名いましたが、それぞれくじで配属先が決められ、終戦までに生き残ったのは新藤監督を含めて6人だけだったそうです。(正確に覚えていないので少し違うかもしれませんが・・)
戦争を知らない世代が多くなってきています。新藤監督のように戦争を語り継ぐ人も少なくなっています。日本は近隣国と緊張関係を強いられていますが、武力衝突だけは何とか避けてほしいですね。
★私もちょっと思いました。
こんなこと書いたら、抵抗がある方もいらっしゃるかな~って。
まあ、昔は認められなかったことでしょうが、個人の意見として捉えてくださればと思います^^
原発の問題、本当に深刻な事態なのですね。
放射能も、普段の生活の中で目に見えないだけに忘れてしまいがちですが、
現地や周辺の皆さんは、本当にご苦労されているんですよね…
色々考えさせられます。
被曝に関しては現在進行形です。
福島第一原発から漏れだした放射性物質は広島形原爆20個分とも
言われています。そして半減期に関しては原爆よりも原発の方が
長期間に渡って影響が出るのではないかと言われています。
そして国の出す安全基準というのもフラフラしています。本来の考え
方であれば安全基準が変わるなんて事はあり得ないのですが、責任
逃れとしか思えない感じで安全基準が変わっているように感じます。
そういう意味で太平洋戦争時の日本も今の日本もおかしいのは変わ
らないかも知れませんよね。
こんな事を書いてると証拠を捏造する検察庁に狙われるかも知れませんね(^^;;;